「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

新刊 南部氏の本

2021-06-28 16:27:34 | 書籍

 ある程度は公衆電話ボックスはありますが、それでもだいぶ数は減っているんでしょうね。

遠野市土淵町 土淵地区センター前

ちょっと気になって覗いてみたら電話帳は1冊も無かった?

ここから電話する時は携帯電話の登録情報を見て電話するのかな(笑)

(;^_^A  

 

またまた草が伸びてきており、そろそろ2回目の自宅周りの草刈りをしなきゃ、と思うこの頃です。

 

その前に姫猫さんがレポしてましたが、大槌町の日帰り入浴施設「ますとの湯」がオープンしたとのことで、ちょっくら行ってみました。

大震災前はけっこう行っておりましたが、こうして再興というか新しく出来たので、以前のように時折入りにいきたいと思ってます。

今回は、単純にお湯、サウナを堪能しただけで食事等もしないで帰って来ましたが、次回はもう少しのんびりしたいなと思いました。

 

さて・・・

本題というのもなんですが、このほど南部氏に関する書籍が刊行されたとのことで、ネット書籍販売から早速買ってみました。

戦国の北奥羽南部氏

つらつらと数時間かけて、まずは読んでみましたが古文書等の史料、史跡等の調査結果資料からの解読、多数の関連書籍からの研究及び最新の南部氏研究の流れも網羅した内容でもあります。

ここ10数年、南部氏研究は盛岡や遠野の岩手県ではなく青森県からの発信が目立っております。

先にご紹介した「南北朝武将列伝」での南部師行、南部政長についてでは、今後発刊予定である新編遠野市史での通史編でどのような研究、調査結果での中身となるのか?それが一番の楽しみでもありますと記してますが、こちらも併せて興味ありですね。

戦国・・・とあるように主に江戸期に活躍した遠野南部氏に関しての記事は、ほとんどありませんが、室町、南北朝時代の根城八戸の事や個人的に気になっていた八戸南部から三戸南部(後の盛岡)への宗家、盟主といった権力の移り変わり等も記載があって、なかなか興味を覚える内容となっております。

片目で読んでいるようなもので、だいぶ眼が疲れてしまいましたが、ハ〇キルーペでも買って、もう一度、じっくり時間をかけて読んでみたいと思います。

興味がある方は是非に購読されてもよい書籍だと思います。

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久々の歴史書籍購入

2021-05-01 16:00:27 | 書籍

 「南北朝武将列伝 南朝編」という歴史書籍をネットで購入しました。

興味ある歴史関係ですが、老眼が特に進んでからは、活字を読むというのが億劫になっていたので、ほとんど書籍の購入はしておりませんでした。

この春に久々に地元史的な内容の書籍と今回の南北朝関係の書籍の2冊を手にいたしました。

書籍(南北朝武将列伝南朝編)の内容、概略については後段で綴りたいと思います。

 

遠野の桜はほぼ終了してますが品種によるのか?遅咲きの梅がいい感じに咲いている場所もあり、桜より遅い梅?少々違和感もありますが紅梅とかは遅いですからね。

また、ほぼ1ヶ月頑張っている水仙も後半となっており、代わってチューリップが最盛期となっている。

さらに道路端や田んぼの畦道は、タンポポが一気に黄色く色付いております。

 

長らく桜が楽しめた福泉寺境内

若干、見頃が続いている桜もありますが・・・

遅めに咲いた枝垂れ系も散り始めとなっております。

例年より早く訪れた春、桜に代わって間もなく、連休中にはツツジが咲き始めそうですし、その後は藤、少し間をおいて夏の始まりに紫陽花と境内の風景は変わっていくものと思います。

いずれ、4月に入り本格的な春が来たと思ったら、もう5月、早いものですね。

 

話し変わって・・・

今年1月下旬に逝去した叔父(母の弟)の納骨がありました。

初七日、四十九日と一連の仏事も終わり、百ヶ日を前に納骨となりました。

感染拡大が懸念される中、限られた近親者のみ、しかも生憎の雨模様となりました。

今後は初盆、1周忌、3周忌と法事の間隔が長くなり、さらには母親の実家との関わりも代替わりとかで縁も徐々に薄れていくものと思いますが、これも古から続くことでもあり仕方ないものでもありますね。

以前もご紹介したことがありましたが、なんともいえない屋号

先祖は江戸時代初頭に青森県八戸から岩手県遠野へ所領替えで来た八戸氏(根城南部氏後の遠野南部氏)の家臣として遠野へ来たと伝えられている。

遠野士族名簿及び江戸後期の遠野南部家臣団の史料には当時のご先祖様の名が何代か記されており、下級家臣ではあったようですが、武士の家系でありました。

檀那様の屋号の由来も伝えられているようですが、このことは何かの機会にて記することができましたら、ご紹介したいと思います。

 

さて・・・

本題の書籍となりますが、前記での八戸氏、かつては八戸地方を領していた根城南部氏の先祖、奥州での始祖が南北朝時代に活躍した南部師行・南部政長(なんぶもろゆき・なんぶまさなが)兄弟である。

南朝方で活躍した武将31名が取り上げられておりますが、中でも南部師行公、南部政長公がどのように記されているのか、さらには我姓に関わりある九州南朝方の雄、菊池武光公は・・・たいへん気になったもので、少々高いかな?と思うも1冊手にしたということです。

約400頁強のうち、南部師行公は14頁、政長公は15頁にわたって意外と詳しく記されており、中でも南部氏の奥州での足跡、今まで語られ伝えられる奥州南部氏の通史を覆す内容が多く盛り込まれ、近年の南部氏の研究成果が多く採用され、ようやく・・・という思いになっております。

只今、遠野市史も編纂中で遠野南部氏に関しては、古文書の解読やら検証も丁寧に行われていると聞きますので、今後の南部氏研究のさらなる加速を期待し発刊を待ちたいと思ってます。

およそ650年前の南北朝時代、北奥羽の南朝方とし活躍し、遠野においては勤王五世として崇められている師行公、政長公の兄弟、文章を読み胸が熱くなるのを覚えました。

ただ強いて言えば、北畠顕家卿の弟で兄亡き後に奥州に入り南朝方の権威として激しく北朝方と争った北畠顕信公が掲載されていない(父である北畠顕房の項に概略のみ記されている程度)、これだけが残念ではありますね。

しかし、それでも小生にとって永久保存版の書籍となりそうです。

 

境内の枝垂れ桜もいよいよ見納め

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遠野物語

2013-03-18 19:06:27 | 書籍

「遠野物語」NSP

 

 「遠野物語」(作詞・作曲:天野滋) 1982年11月21日発売

     同名の映画「遠野物語」の主題歌
 

主題歌というよりエンディングの曲といった印象で、当時、遠野市民センターだったか?映画館だったかは記憶が曖昧ですが、遠野市民向けの上映会か何かで映画「遠野物語」を観た記憶があります。

映画の内容というか映像と歌詞がマッチしていたという印象とフォーク界?の大御所的なグループ、しかも岩手県出身ということで好印象だったことを覚えております。

メロディーと一部の歌詞は今も覚えていて、飲み屋のカラオケで歌いたいなあ~と思いつつも、カラオケではなかなか見かけない曲でもあるようです。

 

ちなみに映画「遠野物語」がサレルノ(イタリア)映画祭でグランプリを獲得した縁で遠野とサレルノは姉妹都市となり、以来、サレルノ訪問団が定期に現地を訪ね交流が続けられている。

 

 

 

柳田國男 著

口語訳されたものと解説が入った遠野物語の書籍

特に「注釈遠野物語」は遠野物語入門~上級者まで幅広く対応といった内容だと思います。

 

云わずと知れた水木しげる の漫画「遠野物語」

左は遠野物語本編119話に加え遠野物語拾遺299話が収められた書籍。

 

飛行船(あんべ光俊)の「遠野物語」も良い曲ですがNSPの「遠野物語」もなかなか良い曲だと思います。

後半の書籍紹介はついで・・・ということになりますが、書籍としての遠野物語も機会がありましたら一読をお願いします。

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龍馬暗殺の謎に迫る・・・書籍紹介!

2012-01-24 19:38:59 | 書籍

「龍馬暗殺の黒幕は」

 

 

 幕末、明治維新の英雄、坂本龍馬・・・歴史愛好者でなくても名前くらいは聞いたことはあると思います・・・。

 また、歴史上の人物として人気投票でもすればベスト3入りは確実という大人気の歴史上の人物ではあるが、その最後は暗殺で若い命を散らしております。

 龍馬暗殺は佐々木只三郎等、京都見廻組実行犯説、近藤 勇等、新撰組説、さらに西郷隆盛等、薩摩藩黒幕説・・・と色々と語られてはおりますが、坂本龍馬の死については未だ謎の部分が多く残されており、犯人が誰か?これも実はハッキリとしておりません。

 ご紹介の著書は、龍馬暗殺の謎について、龍馬暗殺関係資料の再検証を行い、その資料の中から、これまで語られることがなかった新事実を見つけ出し、真実、真相を解き明かした内容と理解しております。

 著者は・・・実は当ブログとブックマークでリンクいただくブログ「木漏れ日に生命を!」を主宰するHN ノブさんです・・・。

 ノブさんは若い頃、遠野を旅したことがあり、その関係で当ブログとご縁が出来ております。

 とりあえず関東を中心に3千部が刊行とのことで、東北地方の書店には並ばない可能性が高いとのことで、私はamazonで購入いたしました。

 興味のある方はAmazon.co.jp 龍馬暗殺の黒幕は  で検索しましてご購読いただればと思います。

 

 今は静かにしておりますが、郷土史と並行して幕末維新期にも興味があって、素人ながら色々と調べたりしておりました。

 特に戊辰戦争での東北諸藩についてはもの凄く魅かれるモノがあって、京都、東京日野、福島、秋田、函館の戊辰戦争史跡や新撰組の足跡を訪ねて歩いていた時期もありましたので、この度ご紹介の書籍は、じっくりと読んでみたいと思っております。

 

中途半端な数ですが、東北戊辰戦争関連図書を主として参考としておりました。

 

 

本日の画像・・・

 

天気は良いものの、日中も氷点下の世界・・・真冬日でした。

 

小烏瀬川(松崎町)

 

水田の中に水道?

 

 

当ブログ、総アクセス数(閲覧数)が150万アクセス超えとなりました・・・

 

当ブログをお訪ねくださる皆さまのおかげです。

ありがとうございます・・・

 

遠野の風景、話題を中心にしながらも当方の趣味のことも交えて、今後もお伝えして参りたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします・・・

 

 

年末に2週間の予定で欧州(仏・独)旅行に行って来た長女のお土産。

ナポレオンが愛用した香水とか?

 

これでオヤジ臭さは解消されるかな?・・・

 

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藩境探訪・序

2010-07-11 18:59:02 | 書籍

 仕事関連での行事、遠野・釜石地区支部消防操法競技会が11日に開催され、早朝より任に就く・・・・。

 また、参議院選挙投票日ということで、行事終了後に滞りなく投票を済ませて、朝も早かったことから、家に帰るなり睡魔に襲われ、夕方まで昼寝となってしまった・・・

 消防操法競技会の模様等は画像が手に入り次第、ご紹介できればと思いますが、釜石市、大槌町の強豪チームを抑えて、自動車ポンプの部、小型ポンプの部ともに遠野市のチームが優勝・・・来る7月23日の岩手県大会への切符を手に入れました。

☆自動車ポンプの部  優勝  遠野市消防団第9分団第2部(上宮守)

☆小型ポンプの部  優勝 遠野市消防団第5分団第2部(光興寺)

 

 

さて・・・

 

 

出してまずかったかな?

 

いつもコメントいただくカニさん女史からのいただきもの・・・

 

 南部と伊達の藩境塚の紹介や藩境争い等の逸話や貴重な絵図、資料等を拾い集めて紹介する意味合いが強い内容でもありますが、著者の思いが伝わる読みやすい資料といった具合です。(非売品)

 この分野も興味がありますので、秋から本格的に雪が積もるまでの間に探訪したいと思っております。

 このことはいずれまた・・・

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奇特な出版社

2008-05-31 20:47:54 | 書籍
 6月、衣替えの季節となろうとしているのに、寒い・・・仕舞おうとしていた温風ヒーターやこたつが手放せない今日この頃、季節の挨拶文なら「初夏の候」もこれでは通じない・・・笑


北上川上流水防訓練・・・花巻市朝日橋下流



 国土交通省主催、東北規模の水防訓練が花巻市で開催され、水防団員(消防)約1千5百人が訓練に参加、遠野からも2小隊45名が参加いたしました。
 
 大規模な訓練、見応えはありましたが、とにかく寒い、鼻水タラタラ、足はガクガク・・・開催中に雨が本格的に降らなかっただけでも良かったかもしれません。



 さて、本題・・・・。

 歴史関連サイトを開設した当初に何冊かネットにて知った出版社に書籍を注文したことがあった。
 秋田市にある「無明舎」・・・。

 なかなか、興味そそられる書籍があって、実際手にしてもなかなか面白い、最初に購入した書籍の続編ともいえる書籍もさらに注文・・・・。






 その後も一冊別書籍を注文。

 
 それまでは、新刊の案内やら刊行書籍の一覧案内等のパンフレットが自宅に送られてきたことはないが、数年前、「戦国武鑑?」という東北、関東の戦国期を網羅した内容、さらに各地の武家の家紋等も厳密に調べ上げた内容とのことで、先行予約をすかさずした覚えがあります。

 出版社のサイトでも、編集状況の進捗やらサンプルページなんかも公開されて、まさに発刊を楽しみにしていたのですが、突如として刊行中止、これには多少がっかりした記憶がある。

 出版社からはお詫びのメールやらハガキが届けられ、十分にその気持ちは伝わりましたし、小さな地方出版社のこと、諸事情ということでこれも致し方なしか?

 以来、奇特にも定期に新刊案内やらパンフレットが自宅へ送られてくる。

 正直いえば秋田関連の内容が多いので、岩手に住む身にはあまり興味をそそられる内容は最近は薄い、それでもこうして送り続けてくれること、パンフレットはゴミ箱へ直行という場面も確かに多いのですが、数年に一冊買うか買わないかの相手にこうして送り続けていること、まさに奇特だと思います。
 少しだけ、実はうれしい・・・。



 遠野ぶれんど仲間でも興味をそそられる書籍も少しはあると思われます。



 詳しくは検索サイトにて「無明舎」へ・・・。


 遠野関連もありますよ。





 それともう一社・・・・幕末明治維新関連では山口県の「マツノ書店」さんもよくパンフレットを送って下さいます。

 いずれにしろ、多くは購読は出来ないが、地方出版社を少しでも応援したいと思ってます。
 
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なんでも鑑定団

2007-08-23 19:18:46 | 書籍
 久しぶりに夕焼けハンター6号の出動体制を整えていると、母親が「小屋のもの、とのげでけろ、いもへられねじぇ」と小言をいただく・・・・涙

「とのげろ」と「へられね」・・・・わかりますか?・・・笑


 ということで、夕焼けは我家の庭先から一枚・・・。




 間もなく暗くなりだす頃、今日の仕事にはならないと思うも、一応、小屋に積まれてあるダンボール2、3個を物置に移動・・・。

 今月に庭のアスファルト舗装工事をしたが、その際に物置小屋を釣り上げて一時的に移動、物置の中味を半分程小屋に移動してからの作業で舗装工事が終っても物置にあった物を戻していなかった為に小言を喰らったということですが、僅かなダンボールを移動させた際に、本が入った埃だらけのダンボールを発見。



 数を数えたわけでもないが、概ね50冊位は入っているものか、おもむろに一冊手に取ると・・・・・古ぼけた漫画というか絵本・・・・。

 「講談社絵本」と書かれてある。



 表紙が破れかかったもの、はげているものも中には存在しているようだが、古ぼけているだけで、原型はしっかりとしている。

 桃太郎、金太郎、浦島太郎、花咲爺さん・・・といった童話モノから、歴史上偉人、武将といったところが主であるが、一部、軍事関連の内容もみられる。



 のらくろはご存知といったところ、山中鹿之助なんていうのは、なかなか渋いといいますか、戦国通にはたまらない武将でもあります。
 さらにヒットラー・・?・・・まさに第二次世界大戦勃発に係るドイツとの三国同盟の影響か?・・・・昭和の初めの匂いがいたします。



 実は、この絵本の存在は今から18年前に家を建替えるときに目にしておりました。
 亡き親父が幼少の頃、愛読した絵本とのこと、中の一冊には昭和8年刊行の文字が・・・・いずれ戦前、戦中に作られた絵本であろう・・・。




 全部を紹介するつもりが日没の為、断念、またの機会にリクエストがございましたら、画像に収めてご紹介しても構いません・・・笑


 テレビで「なんでもお宝鑑定団」なるものがございますが、我家には無縁と思ってましたが、値は張らずとも、いいものが残されていること、少しだけ嬉しく思いました。


 おっと・・・一応、秘密の場所に再移動させております・・・・笑





 おまけ

 さあ~・・・画像展の募集、間もなく〆切りです。
 画像2枚と貴ブログの簡単な紹介文、ハンドルネーム、画像のタイトルを明記した用紙も同封して、アズプランさんに送付なり直接届けてください。

 かくいう私も出展2枚を遂に決定、25日にお届けする段階となっております。

 今一度、確認してまだの方はよろしくお願いします。
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増えていたカモ・蔵書

2006-10-24 13:29:45 | 書籍
 昨日からの雨が引き続いて降っておりますが、気温も下がり気味、この分だと高山は雪だろうと思われます。

 雪と紅葉のコントラスト、これもまた画像収集にはもってこいながら、寒いので飼猫と共に丸くなっていようと思ってます。

我家の庭


 少し寂しい景色となっておりますが、猫と共に丸くなる前に図書館へと足を運び調べもの・・・・


南部藩参考諸家系図全5巻



 幕末の文久元年、盛岡藩士 星川正甫により編纂された全86巻からなる盛岡藩(南部藩)家臣達の系譜を著した古書  南部一門282系 家臣2491系という膨大な史料となるものです。

 それらをまとめた全5巻なる書籍、私の場合は調べたい内容があるときだけ市立図書館に出向いて閲覧しておりますが、以前ネット古書で全巻揃いで3万5千円で販売されており、その時は高いとは思いましたが、無理すれば買って買えないことはない内容であったにも関わらず、飲みに行ったり、遠出したりと別用に用意していた資金を使ってしまったということがございました。
 
 しかも、遠出とか、別な買物を我慢すれば、その後も買えた代物なのに未だに買えず・・・涙・・・図書館という強い味方があるにはありますが、やはり手元において観たい時に直ぐみられる、調べられる、これにこしたことはございません。

 今回の参考諸家系図のみならず、実は他にも欲しい書籍があったのですが、同じような事由で手に出来ていない書籍があまりにも多い現実のお話しでした・・・汗
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道標

2006-01-14 15:34:01 | 書籍
 雨模様、そして3月並みの気温とか・・・このところ続いていた冷え込みとかなりの温度差があり、まずは体調管理に気をつけたいと思います。

 さて、それほど必要ないと判断していた「日本城郭大系・青森県、岩手県、秋田県」と「南部諸城の研究」の二つの書籍を古書店から購入した。
 やはり、城館探求、しかも北奥羽地域の城館跡を知る手立て、参考としてはまずはこのふたつの書籍が代表であろう・・・
 いままでは図書館から必要部分のみコピーをしたり、稲用さん、睦月庵さんからの概要紹介で十分であったのですが、それでも見たいときに見れる、遠野郷内の城館跡の掲載は少ないながらも、他地域との違い等もよくわかるといったメリットを考えての購入でもあります。

 沼館愛三氏(故人)、「南部諸城の研究」の著者で、旧南部領内の知られざる城館跡を調査した先人でもあります。
 氏は、50代後半から青森県、岩手県、秋田県にまたがる旧南部領内の城館跡を踏破、その数280箇所余、さらに津軽方面も調べたとされるから、まさに北奥羽城館研究の先駆者である。
   
 戦後、交通事情の不便な時代に僅か4年余りで調査したとされますが、現代のようにマイカーがあるでもなく、列車にて移動し、後は現地に入れば徒歩等で移動、さらに山城等が多い中、その調査は過酷で困難を極めたものと推察されます。
 彼の行動は後の郷土史界の発展に著しく寄与したものと思いますし、その功績も大きいと私は思っております。
 書籍の内容では一部誤りやその後の郷土史の進展に伴い、満足できない内容も認められるということではありますが、それでもその道の先駆者、道標的な要素は多大だと感じているところです。
 
 先人の苦労で成り立つ、どの世界でもいえることでもありますが、後の私達の偉大な道標としての位置付け、このことは決して忘れまい・・・そう思っております。
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なんじょすっぺがな

2005-05-28 12:30:01 | 書籍
農協斡旋の郷土史本のチラシが届けられた。
「北上・花巻・遠野・和賀・稗貫の歴史」パッとみると大変興味をそそられることが書かれてある。これは是非にほしいところだ、しかも限定とくる、さらにほしくなる、次に値段が気になる。今なら9千いくら、まず一万円である。ここで少し悩む、頁数は250頁ほど、「なぬすたど、ほんだば、遠野関連は50頁もながんすちゃ」少し最初の意気込みからだいぶ落着いてくる。次に編纂に関った先生方の名前が列記されている。・・・遠野市○○○○、「おっ、けっこう頑張っておられる地元の先生だ」どんなこと書いてあるのか、どんな見解を示しているのか、ことに遠野阿曽沼氏関連は知りたいところでもある。・・・悩む・・悩んでいます・・・阿曽沼氏だけではなく、遠野南部氏時代も、さらに和賀氏一族も稗貫氏一族も・・・・まさに私が今後本格的に取り組もうとしている内容ばかり、とにかく悩んでいる。
ということで第一は内容もさることながら金額が一番、山ノ神に相談するしかねがべな、でも、しゃべりずらい・・・汗


画像は、東北戊辰戦争の決定版・・「仙台戊辰史」
山口県のマツノ書店から復刻された書籍、こちらも全国限定500冊にひかれて福沢諭吉さんプラスで購入、なかなかいい本であるが読み下すのに時間がかかり、疲れたりもするので、必要な都度必要な頁のみを読んだりしている。
奥羽越列藩同盟からしてみれば敵である長州の本屋さんから刊行されるといった複雑な思いもございますが、私はよくぞ復刻してくれました・・・の思いです。
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