遠野 福泉寺の秋の例大祭が執り行われましたが、まさに最高のお祭りとなった思いでもあります。
まずはお天気が秋晴れの快晴、そして紅葉がほとんどピークに近いということと、なんと福泉寺縁の2団体の遠野郷しし踊りの奉納ということで、見頃を迎えた紅葉の中でのしし踊り、こんなことは滅多にみられないという光景となりました。
秋の例大祭が数年ぶりに土曜日、休日に当り、さらに秋晴れといったロケーション、午前中早くから檀信徒の方々以外に観光客の方々もポツリポツリと訪れ、特に観光客の皆様は秋のお祭りということ、地元の郷土芸能遠野郷しし踊りが観られるということで「ラッキー」と思わず言葉がこぼれておりました。
そんな吾輩もシシ踊りの奉納があるということは4~5日前に知ったことで、これは紅葉とシシ踊りのコラボという珍しいシチュエーションに遭遇できると密かにほくそ笑んでいたところでした・・・(;^ω^)
まずは紅葉から・・・
紅葉はほとんどピークに近い、今週からは落ち葉とこれから色づく葉と入れ替えという具合で、来週もまだまだ紅葉は楽しめるものと思います。
ということで、本エントリーのシシ踊り
福泉寺へのシシ踊り奉納といえば、2つの団体が切り離せない・・・というか、この2つ以外は考えられないというところだと思います。
まずは・・・
地元、松崎町駒木に伝承されている遠野郷駒木しし踊
踊り手はシシ2頭のみ、小学校が翌日に控えた学習発表会関係で登校日になっているので子供達の参加が無し・・・
シシ頭も親子のお二人のみで少し寂しい感じではありますが、地元の寺院福泉寺境内での踊りの披露は数年ぶりなはず?吾輩知っている限りでは6年前の駒木しし踊保存会50周年記念の折に五重塔の前で踊られて以来か?
昭和40年代までは毎年の奉納があったはずですが、社会生活環境の変化か?平日のお祭りでの奉納は難しい状態となり土日や祝祭日のみの奉納へ移行し、その後はほとんどご無沙汰という現状のようです。
それでもこうして休日に少ないながらも以前のように踊りの奉納、嬉しい限りです。
やはり遠野郷しし踊の元祖の踊り
重厚で静の踊りを堪能いたしましたし、今回メインで踊られた場所、山腹の大観音堂前からは眼下に遠野郷そして駒木しし踊の元祖角助が眠る墓所があり、角助さんもお喜びだったに違いありません。
2019年は保存会結成60周年?なはず・・・
50周年同様、福泉寺境内、さらに五重塔前での元祖駒木しし踊ならではの演目をご披露願いたいと思うところです。
早池峰東禅寺しし踊(附馬牛町東禅寺)
しし頭3頭に太刀振り1、瓢4とこちらも寂しい布陣ではありますが、ほんとありがたいことでもあります。
東禅寺しし踊の関係者は福泉寺の檀家の方々も多いということから、実は地元駒木しし踊よりは近年、奉納に来られる回数が多いのも事実でもあり、一頃は平日でも人員のやりくりをしながら奉納という場面もありました。
しかし、駒木しし踊同様、人員のやりくりが大変だったと推察され、ここ数年は姿がみえないということもありました。
大観音堂での御祈祷の間、しばしの休憩となる。
それにしても自己満足的ですが、SL銀河と紅葉のコラボ撮りを諦めてお祭りに参加して良かったとホント思いましたよ。
紅葉時期にしし踊、さらに秋晴れも・・・
写真的には最高だと思いました・・・笑
無論、檀家総代の役目、任務もありましたがね・・・(^^;)
当てにしていた久々、五重塔でのご披露は無し・・・残念
それでも駒木しし踊の面々がお参りということで、なんとかコラボ写真は収めることはできました。
郷土芸能の寺社への奉納・・・
歴史は浅い福泉寺ではありますが、それでもどこか絵になり神妙な気持ちにもなります。
やはり何よりも紅葉とのコラボ、これが一番でもありました。