2021年7月17日(土)
今日の産経ネットニュースによると、菅首相は今日の読売テレビ番組に出演して「新型コロナウイルスのワクチンについて、月内に1回目の接種を終える国民が5割に達するとの見通しを示した。15日現在で少なくとも1回接種した国民は全体の32.2%」と述べたそうだ。
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一方、NHKの新型コロナワクチン情報によると、日本国内の接種人数は7月15日時点で「1回目を終えた人数が4094万9434人、全人口に占める割合は32.21%」とされている。両方の割合が同数なので、首相の発言はNHK(元は首相官邸)の発表を根拠にしていると思われる。
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ところで、7月中に5割を達成しようと思うとその差は17.8%増やさなければならない。人数にすれば2269万人への接種が必要で、16日から31日までの16日間で考えると1日当たり141万人以上に1回目の接種が必要となる計算だ。
首相や河野ワクチン担当相はちょっと前に1日100万人接種を超えたと発表し、最も多い日は120万人を超えることもあったという。しかし、ワクチンの供給不足が明らかとなり現在接種予約も多くの自治体で休止されている。(62歳、基礎疾患大ありの私もまだです。)
1回目を打てば当然数週間後に2回目を打たなければならない人が優先される。これだけ考えても7月中に5割達成は不可能なことが容易に分かるというもの。オリンピックや衆院選などしか頭にないこのお方達には何を言っても届かないようだ。