2022年5月22日(日)
久しぶりの登山は滋賀県甲賀市へ。鈴鹿山脈から派生するサクラグチ(919m)に登ることにした。この山はマイナーな山で地図に名前は載っていない。別名を北岳というようで山ラン的にはこちらで登録することになる。
車は鮎河のうぐい川公園に駐める。前にサクラグチの南側にある能登ヶ峰に登ったときもここに駐車させてもらったが、その時も地域の皆さんが公園の清掃活動をされていた。今日も早朝から草刈りや公園の環境整備活動をやっておられて頭が下がる。
公園から県道を通って登山口に向かう。途中にある農協や郵便局、小学校などどれも今は廃止されているようだ。過疎化の影響なのだろうが、どこに行っても地方の現状を見ると集落の限界がひたひたと迫っているようだ。
防獣ゲートを開けて林道を少し進む。山に入ると道がはっきりしているところがあると思えば、踏み跡もよく分からないところがあったりする。適当に歩いてとりあえずは尾根筋を目指す。狭くてやや急な尾根を登りサクラグチから西に延びる主尾根に乗る。ここからは踏み跡もあり残置テープも多く見られた。
尾根筋を登っていく
ギンリョウソウ
平坦なところは踏み跡も分からないので適当に歩く
主尾根に乗った
標高550mを過ぎたところで東側に小さな崩落地があり、この日最初の眺望が得られた。その先標高750m辺りで大崩落地の縁をとおる。南側に能登ヶ峰や鹿の楽園が望めた。P891にはサクラグチ西峰のプレートがかかっている。北側にわずかな眺望がありたぶん綿向山と思われる山が見えた。
地元小学校の親子登山記念
小崩落地から鹿の楽園
大崩落地の縁を進む
鹿の楽園と能登ヶ峰、麓の集落も少し見える
P891のサクラグチ西峰
たぶん綿向山
コバイケイソウが多い
サクラグチ山頂はまったく眺望はない。花崗岩がまだ新しい三角点が埋まっている。430MHz・FMで竜王町移動のJA3CKF局ほかと交信することができた。今回は山ランに加えSOTAも意識した。SOTAでポイントを得るためには最低4局との交信が必要だ。山ランでピークの数を稼ぐだけでなく、これからはSOTA対象の山では少し腰を落ち着けて無線の交信も楽しもうと思う。下山は途中枝尾根に入りそうになった所もあるが、基本は同じルートを戻った。
サクラグチ山頂
北岳の表示はどこにも見られなかった