2012年8月27日(月)
五竜山荘は込み合うこともなく、7.5畳に4人とゆったりしていた。朝食は5時からだが、その前に山荘前で日の出を見ることにした。五竜岳もくっきりと浮かび上がり、今日もいい天気のようだ。
日の出前の五竜岳
遠見尾根の向う、雲海からの日の出
日の出を見た後朝食を食べ、いよいよ五竜岳に登り始める。すぐに山荘が小さくなり、その向うに唐松岳と昨日歩いてきた稜線が見えた。
唐松岳からの稜線
五竜岳への登りは、結構岩場やクサリなどもあり変化に富んでいて楽しめる。すぐにガスが出てきて風も強くなってきた。1時間で五竜岳山頂(2814m)に到着。430Mhzで金沢市のJE9FGB局と交信した。時折わずかにガスが切れ、鹿島槍ヶ岳や立山などを望むことができた。
五竜岳山頂
双耳峰の鹿島槍ヶ岳とその奥に槍ヶ岳も
立山と剱岳
五竜岳から50分で山荘に戻る。あとは遠見尾根を下りながら、5つの山ランポイントで交信しながら下山する予定だ。
最初の白岳(2541m)は五竜山荘のすぐ横にあり、最高標高点は登山道の上のようだ。山頂を示すものは何もない。少し外れたところに、石柱と小さなケルンがあった。松本市を車で移動中のJH0HTA局と430Mhzで交信できた。
白岳山頂横のケルン
次の西遠見山(2268m)へは50分ほど下る。山頂から、ちょうどガスが切れた五竜岳を望むことができた。ところが、だんだん標高が下がるにつれて交信が難しくなる。144や430でCQを連発しても応答なし。月曜日とあってトラック局は多数入感している。やむなくブレイクを入れてコール交換をお願いした。
西遠見山から五竜岳
山頂から少し下がったところにあった西遠見山の標識
西遠見山から30分で大遠見山山頂(2106m)。山頂は登山道のすぐ横で三角点があるはずだが、藪が深く少しの間探したが見付ける事はできなかった。ここでもトラック局と交信する。
大遠見山の標識
更に30分ほど下って中遠見山。標識の横にケルンがあり、遭難者を偲ぶプレートが張られていた。ここからVUはあきらめ、7Mhzで交信する。アンテナ設営に少し時間がかかっても、相手には苦労しない。JA5EWH局と交信。
中遠見山山頂
中遠見山から35分で小遠見山(2007m)到着。ここには展望デッキやベンチなどがあり、ここまで登ってくるハイキングの人が多い。7MhzでJH4CIJ局と交信。
小遠見山は人が多かった
次は遠見尾根最後のポイント地蔵の頭(1673m)だ。テレキャビンとリフトでここまで登ってこられるため、家族連れが多い。仙台市太白区移動のJA7AEM局と交信した。
地蔵の頭
五竜岳とその前後での合計10座をなんとかこなし、テレキャビンに乗って駐車場所のエスカルプラザに戻る。
テレキャビンから一夜山を見おろす
あとは、時間の許す範囲で付録の低山に向う。エスカルプラザの東に一夜山(851m)がある。駐車場の東端に上り口があった。遊歩道のような道をしばらく進むと飯森城址の山頂があった。7Mhzで塩尻市移動のJR2UJG局と交信した。
一夜山山頂
ここからは本当の付録。高速の平日夜間割引で帰るために、時間調整を兼ねて車で山頂付近まで行ける所を探しておいた。
安曇野市の長峰山(933m)と光城山(841m)。舗装された林道が山頂直下まで通じている。長峰山では新潟県新発田市のJA0PTK局と、光城山からは浜松市天竜区のJR2BOF局と交信し、簡単に2座を増やすことができた。長峰山天平の森という施設では入浴ができ、温泉ではないが310円と安い風呂に入り、さっぱりしてから帰宅した。
長峰山の三角点
長峰山山頂公園は北アルプスの好展望地
光城山山頂
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