2014年5月11日(日)
昨日もいい天気だったがGWの山行きで食傷気味だったこともあり、久しぶりに庭の草取りなどをして過ごした。日曜は二日も家にいてもすることがないので、近場の比良に出かける。目的は烏谷山と比良岳。志賀の大物から荒川峠への道を登ることにした。
登山口付近には路肩などに駐車スペースがあった。荒川峠の標識に従いよく整備された道を登る。約20分で大岩谷分岐に到着。道は3本に分かれているが、標識は荒川峠方向のみを指している。この先は杉林の谷筋を九十九折れに登って高度を稼ぐ。標高900mを過ぎたあたりでミツバツツジやシャクナゲの花が咲きだした。明るくなって荒川峠かと思ったが、峠はまだ先のようだ。標識があり右に90度折れて峠を目指す。荒川峠に着くとようやく琵琶湖の展望が得られた。ここで比良の縦走路に乗り、それまで一人も出会わなかった登山者と出会うようになった。
荒川峠から烏谷山方面に向かう。小さなピークを二つほど越えていくと、烏谷山山頂(1077m)に到着。琵琶湖はもちろん、武奈ヶ岳や釈迦岳、蓬莱山など比良の山々が望める。関西VHFコンテストをやっているので28Mhzを聞くがコンディションは良くないようだ。HFはあきらめて430Mhzで神戸市東灘区移動のJR3KQJと交信する。
比良岳に向かうには葛川越まで130mほど急傾斜の道を下る。登り返して比良岳の標識がある縦走路のピークに到着。比良岳山頂は200mほど北西に入ったところにあり、薄い踏み跡を適当に歩いて山頂(1051m)に立った。琵琶湖バレイ方向からマウンテンバイクを担いできた人たちと出会う。430Mhzで鈴鹿市移動のJF2BKA局と交信できた。
下山に考えていたのは幾つかのコースがある。来た道を戻るか葛川越から谷を下るか、木戸峠方向に向かって下山するかなど。車で来ているので出来るだけ遠くには下山したくないが、烏谷山の急な登りを戻るのも億劫だ。葛川越からのバリエーションルートを下ってみることにした。
このルートは昭文社の山と高原地図では破線で書かれているルートだ。最初のうちは旧道のような踏み跡が残っていた。途中にはなぜか潰れたテントや食料の残骸などもあった。展望の良いところがあり腰を下ろして小休止。その先はガレた岩場を過ぎ、水が集まり沢下りの様になってだんだん緊張を要する下りとなった。設置されたロープがなければ難しいところ所もあった。沢を渡っているうちに、浮石に乗ってしまい転倒。尾�蛞骨を強打する。ヒヤリとしたが打身だけで済んだようでほっとして下山する。その先も沢沿いを慎重に下り、やっとのことで山腹道に取付くことができた。痛い尻を気にしながら、どっちの道が良かったのかなあなどと考えながらぼちぼち歩いて車に戻った。今回の山行きで、比良山系の山は全山山ラン終了となった。
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