2014年12月6日(土)
昨日から日本列島は真冬並みの寒波到来で、各地から大雪のニュースが報道されている。京都でも北部は降雪が予想されるとのことで、丹波辺りなら雪の影響も余りないだろうと松茸の止め山で一度断念した夏栗山から黒頭峰と三尾山の周回コースへ行って見た。
登山口の佐仲ダムには朝から多くの釣客が来ているようで、林道の路肩には途切れることなく車が並んでいる。ダムの上流に車を置いてまずは夏栗山へ林道を入る。佐仲ダムの水源となっている谷筋の右岸に林道小坂夏栗線が通っている。地道の林道は歩きやすいが、使われることのなくなった廃林道のようで路面には低木が生えたりしている。谷筋には何本もの堰堤が設置されており、最後の堰堤を過ぎると林道も終わり山道となる。
佐仲ダムの上流に駐車
旧西紀町の案内板
使われなくなった林道を進む
炭焼窯の跡
谷筋の登りが緩やかになって来ると道も不鮮明になってくる。石柱やテープが目についた辺りで、夏栗山への道に乗ることができた。その先からは「丹波森の径」の標識が現れ、道もはっきりして安心して歩くことができた。
谷筋を詰めるとこの石柱があった
今日初めて出会った標識
夏栗山(600m)は細長い山頂で、中央部にNHKのアンテナと展望台があり、その先には観音菩薩の小さな祠があった。その頃から雪が舞いはじめ、一時は結構な降りになった。展望台から430MhzでCQを出すと、地元のモービル局から応答があり一座目を終える。
夏栗山山頂の展望台
夏栗山観音菩薩
夏栗山展望台からの展望はこれだけ(南方面)
来た道を戻り今度は黒頭峰へ向かう。標識が随所に設置されていて迷うことはない。山頂手前は桧の植林地で、昼間でも薄暗い。二等三角点のある黒頭峰山頂(621m)は、北東の三尾山方向だけは木が切り払われ展望があった。430Mhzや50Mhzでは応答なく、HFのアンテナを出す。とりあえず18Mhzを聞いてみるとアルゼンチンのLU7HFが強力に入感しており、呼び出すと一発で応答があった。
黒頭山手前の薄暗い登り
黒頭山山頂
黒頭山から三尾山をズーム
黒頭峰からは佐仲峠への道を下る。山頂直下は足掛かりのない真直ぐな急坂だ。その先は緩やかな道となり、多くの標識が立つ佐仲峠に着く。ここからは近畿自然歩道となり三尾山へ登る。三尾山は名前の通り三つのピークがあるが、一番南の586mピークが最高標高点である。山頂は三尾城址の石碑が立っており、360度の展望がすばらしい。三尾山は兵庫50山の一つとなっているようだ。50Mhzや18Mhzを聞くが入感はない。アンテナを7Mhz用に伸ばして宝塚市移動のJF3DIN局と交信、予定の3座を終える。
佐仲峠の標識
ここからは近畿自然歩道となる
三尾山山頂手前の展望台から東方向
三尾山山頂
山頂からの展望
下山は佐中峠に戻り佐仲ダムの駐車場所まで林道を歩く。佐仲峠では自然歩道の整備中で、工事中の親子が頑張っていた。
コースタイム
09:42(佐仲ダム駐車地) → 10:50(夏栗山山頂)11:03 → 11:41(黒頭峰山頂)12:15 → 12:41(佐仲峠)→ 13:03 (三尾山山頂)13:50 → 14:25(駐車地)
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