11月13日(日)
丹後と丹波の国境尾根を歩き、養老山と三国岳へ登ってきた。
登山口は舞鶴市(丹後)側と綾部市(丹波)側の両方にあるようだが、今回は綾部市老富町からのルートを選択した。府道1号線を福井県小浜方面にどんどん進み、府県境手前の集落が老富町である。老富会館手前で左折し大唐内川沿いに舗装された細い道路を進むと、左に林道泉富線の出合があり、道路の舗装も終わるのでこの辺りに駐車する。
登山口にあった胡麻峠への案内板
ここから両丹国境尾根の鞍部である胡麻峠へ登る。植林された杉林で、谷を何度も渡渉しながらの登りとなる。谷筋を離れて斜面を少しジグザグに登ると胡麻峠に着いた。ここまで40分足らず。峠には小さな二体のお地蔵さんが山肌に埋まるように安置されている。
胡麻峠のお地蔵さん、右の地蔵は首がなかった
ここから国境尾根を南西に進み、最初に養老山へ向う。コース全体が関電の巡視路となっており、快適な広葉樹の尾根歩きが楽しめる。ただ、途中に何本も高圧線鉄塔が現れ、ジリジリと音がするのだけが耳障りである。峠から何度もアップダウンを繰り返し、約70分で三角点のある養老山山頂(665.4m)に到着した。狭い山頂に何とかアンテナを張って、18Mhzでロシアの局と交信。
途中の稜線からは舞鶴の街と舞鶴湾も望める
養老山山頂、展望はほとんどない
養老山での山ランを終え、胡麻峠へ往路を戻る。今日はここまで誰にも会わなかったが、この途中で50人くらいのパーティーと出会う。峠まで約60分。
峠から今度は反対の北東へ巡視路を登る。20分ほどで両丹と若狭の三国にまたがる三国岳山頂(616.4m)に到着した。山頂には山名表示のほかに、胡麻峠、関屋(福井県)、老富への道標もあった。ここでも18Mhzのアンテナを張り、沖縄のJR6RL局と交信した。
三国岳山頂
下山は老富への道を下る。これも巡視路となっている。最初は尾根筋の道から谷に降り、しばらく谷を渡りながら下って、堰堤から先は林道を歩いて40分で駐車場所に戻った。
おまけの古城山
帰りがけに八津合町にある古城山(199.3m)に寄った。上林山荘の駐車場に車をおかせてもらい、地図にある林道を登る。7~8分も登るともう山頂だ。山頂は城跡が広い平地になっているが、雑草が繁茂し三角点も見つけられない。東屋や使われなくなったトイレなどがあるが、公園として整備されたものが使われなくなって大分立つようだ。お稲荷さんの祠だけは訪れる人があるらしくそんなに荒れていない。7Mhzで掛川市移動のJJ3HIY局と交信する。以前にコンテストなどで何度も交信したことのある局長さんだ。下りは東屋の横に歩道があるのに気が付き、これを下るとすぐに山荘の玄関前に下りることができた。
下山途中に見えた上林の風景
山荘前にあった古城山の解説板
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