昨日からの雨は上がりましたが、まだパッとしない曇り空で、気温も低いまま。
昨夜、TV東京の「テレビチャンピオン」という番組で『日本庭園職人選手権』を放送していました。
時々「ガーデニング王」とか、「バラ通」とか、庭や花に関する選手権をしているのですが、これが色々と参考になることがあり、とても面白いのです。
「枯山水」「石庭」というと、一般人の庭からは程遠い感じがしますが、自庭でも使えそうなアイディアがあって、興味深く見入ってしまいました。
ちょうど京都で色々な枯山水の庭を見てきたところだったので、尚更だったのでしょうね。
京都大徳寺の興臨院の石庭。真ん中の平らな大きい石は水割り石。
川(人生)の流れを左右に分けるのだそうです。
石の一つ一つに意味があり、詳しくは分からないのですが、その流れを見て人生をというものをゆっくり考えるために、方丈前の庭はあるのだそうです。
枯山水には椿が似合います。オレンジがかった黄色にピンクの縞が入るお洒落な椿でした。
茶室に向かう露地の飛び石と苔むした地面。苔の緑が、抹茶をイメージさせて、期待が膨らみそう。
でも、「ここから入っちゃいけないよ!」と、関守石が教えてくれました。
この関守石が風情があって、もって帰りたくなるぐらい可愛いのです。
奥ゆかしく禁止を促す様が、なんともいえない・・・侘びさび・・・の表現なのでしょうか。
年とともに、庭に対する気持ちが変化しています。和の風景が徐々に好きになっていくようです。
自身の変化とともに、自庭も変化していく。自然な事なのでしょうね。