旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

石庭

2008年04月11日 10時06分21秒 | 京都巡り

昨日からの雨は上がりましたが、まだパッとしない曇り空で、気温も低いまま。

昨夜、TV東京の「テレビチャンピオン」という番組で『日本庭園職人選手権』を放送していました。
時々「ガーデニング王」とか、「バラ通」とか、庭や花に関する選手権をしているのですが、これが色々と参考になることがあり、とても面白いのです。
「枯山水」「石庭」というと、一般人の庭からは程遠い感じがしますが、自庭でも使えそうなアイディアがあって、興味深く見入ってしまいました。
ちょうど京都で色々な枯山水の庭を見てきたところだったので、尚更だったのでしょうね。

京都大徳寺の興臨院の石庭。真ん中の平らな大きい石は水割り石
川(人生)の流れを左右に分けるのだそうです。
石の一つ一つに意味があり、詳しくは分からないのですが、その流れを見て人生をというものをゆっくり考えるために、方丈前の庭はあるのだそうです。

 

枯山水には椿が似合います。オレンジがかった黄色にピンクの縞が入るお洒落な椿でした。

 

茶室に向かう露地の飛び石むした地面。苔の緑が、抹茶をイメージさせて、期待が膨らみそう。

 

 

でも、「ここから入っちゃいけないよ!」と、関守石が教えてくれました。

この関守石が風情があって、もって帰りたくなるぐらい可愛いのです。
奥ゆかしく禁止を促す様が、なんともいえない・・・侘びさび・・・の表現なのでしょうか。

年とともに、庭に対する気持ちが変化しています。和の風景が徐々に好きになっていくようです。
自身の変化とともに、自庭も変化していく。自然な事なのでしょうね。

 

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