卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

乳穂ヶ滝

2012-02-23 00:00:05 | 観光地
西目屋村の「乳穂ヶ滝(におがたき)」が4年振りに完全結柱しましたよ!!って事で行ってきました。


場所は、県道28号線沿い、白神館や西目屋役場から白神山地・暗門の滝方面へ600mほど道なりに進むと左手にあります。


樹齢300年を超える杉の大木に囲まれた境内の中に、落差33mの滝がチョロチョロと、まるで乳穂の如く流れ出ているのが乳穂ヶ滝です。

滝の中腹辺りには不動明王が祀られているが、建立時期は不明との事だ。


この滝は水流が極端に少ないので、厳冬期につらら状になり、そしてそのつららは遂に滝壷まで下り、氷の柱となって氷結する。


この滝の氷結は毎年必ずできるわけではないので、結柱となれば話題になって観光客も訪れる。


毎年2月の第3日曜日に「乳穂ヶ滝氷祭」が行われ、今年も2月19日に無事行われた。

結柱しなくても毎年行われるが、結柱するとなると祭りの見応えはまるで違うものになる。

氷祭は古くからの豊凶を占う神事であり、修験者たちがたいまつを使い、近くの雪の上に立てた3カ所のわらの束に火を移して豊凶を占うと、「今年は稲作、リンゴともに豊作は間違いないが、大きな期待はできないので、よく気を付けて農作業してほしい。突風にも注意を」とのご託宣が出た。


無事に氷祭が行われた3日後にやっと訪れる事が出来た。

4年前にも結柱したので、その時以来の訪れです。


夜の20時頃、先客はバカップルの2人のみだったのだが、ギャーギャー騒いでうっとうしかったが、しばらく後に消えてくれたのでゆったりと貸切状態で眺める事ができました。


夜はライトアップしていてものすごい神秘的で幻想的な空間に包まれます。

今年は見事に巨大な柱になりましたね。直系3mくらいかな?

中腹の不動尊の堂宇まで歩いて登れるので、氷柱の裏側も見ることが出きるし、直に触る事もできます。


 (ハイ、ドー-ン!!氷柱の裏側と不動尊の堂)


境内はものすごい滑りやすいので気をつけてくれたし。


もともと田舎だし、杉林の中なので、静寂が時を止めて、とても穏やかな気持ちになれます。
自然の偉大さを感じる瞬間でもありました。


乳穂ヶ滝の結柱は毎年見れるわけではないし、天気のいい日が続くとたちまち氷柱は崩れてしまうので、今のうちに行ってみるのをおすすめします。


昼間に訪れるのもいいし、夜間はライトアップで更に美しさを増します。
夜間ライトアップは氷柱が崩れるまで行うとのことです。


今年は大雪に苦労しましたが、厳冬のおかげでちょっとした自然の神秘を感じられるこの瞬間を見逃さないように。
 

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2 コメント

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Unknown (果汁100パーセント)
2012-02-24 13:44:50
いいなぁ~超キレイだね~(*^_^*)羨ましいなぁ。うちも行きたいよ~
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無類の乳穂ヶ滝好き吉田栄作 (マーズれい郎)
2012-02-24 22:15:49
果汁100%サン久し振りの書き込みありがとー。

家から30~40分くらいだから今のうちに行った方がいいよ。そのうち崩落するよ。
家族で行ってらっしゃい。
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