
弘前の「劇団サザンカンフォート」の公演を初めて観に行った。
宣伝らしい宣伝もしていなかったと思われる。会場に入ったらガラガラだった・・・。
それはさておき、会場にはジャニス・ジョップリンのライブベストみたいなの流れてた。いい趣味である。聴き惚れてたら暗転。開演。
ある深夜のレストランでの出来事。妊娠を知った女が自分の不幸を紛らわす為に幸福を装って友人知人に電話をかけまくる。
その隣の席には、部下の女に暴力振って退職させられた男。その部下の女は睡眠障害になり、夜を彷徨って、通り雨の為にレストランの軒下で雨宿りする。そしてレストランの店員も。
この四人の交錯劇みたいなもの。
とはいっても妊婦は出番少なくてカラミも少なし。大体店員と男と部下の女の三人芝居だった。
セットは簡素なもので、小道具も一切ナシ。コーヒーやらケータイやらもパントマイム。それぐらいは簡単に用意出来そうだが、敢えて動きの演技で魅せようとしたのか、だが、見せれては無かった。
男は部下の女と付き合っていたが、なぜ別れてたのか、徐々に原因がわかるような構成。
だが、原因は余りにも単純で不可解な設定に驚いた。機嫌悪い時に仕事の電話に出たという理由で、病院送りにされるくらいボコボコに殴られ蹴られ、それが会社にバレてクビになるのだが、挙句に、女にお前のせいだとか、責任を転嫁するという、人間のカスの糞野郎が、ダラダラ喋るのだから、ある意味笑える。
脚本を描いているのが女だからなのか、全く共感を持てない男が主役なのだから笑える。
演技はまあまあ良かった。兼演出の清水司はダメ男っぶりを見事に演じた。
店員の玉置肇は過剰演技が目立ったが、店員役としては成立してたかも。
新人の寺田有香は、まだ慣れてないのか、セリフが丁寧過ぎる。睡眠障害だし、人と距離を置きたいであろう設定なので、それもありという演技ではあった。ちょっとかわいい。
レストラン内の場面は、有線放送を意識して、BGMを流していた。それがずっとノラ・ジョーンズだった。自分の席の真上にスピーカーがあったので、ちょっとうるさくてセリフが聞こえずらかったので、音量下げて欲しかった。でも意外とノラ・ジョーンズいいなあ、と演劇観ながら感じてた。
とある一日の一場面という設定は好きなので、起承転結もないけど楽しめた。一時間弱だったので、デネガの固い椅子にケツ痛くなる前に終わって良かった。
サザンカンフォートが今後どういう公演をやるのか大いに気になった。次回公演も楽しみである。地方劇団には是非頑張ってもらいたい。
ちなみに、こいつらは漫才ライブもやっているらしいが、観にもいってないけどわかる事なので、是非やめなさい!と言ってあげたい。一つの事を評価されるだけでも素晴らしい事なのだから。
宣伝らしい宣伝もしていなかったと思われる。会場に入ったらガラガラだった・・・。
それはさておき、会場にはジャニス・ジョップリンのライブベストみたいなの流れてた。いい趣味である。聴き惚れてたら暗転。開演。
ある深夜のレストランでの出来事。妊娠を知った女が自分の不幸を紛らわす為に幸福を装って友人知人に電話をかけまくる。
その隣の席には、部下の女に暴力振って退職させられた男。その部下の女は睡眠障害になり、夜を彷徨って、通り雨の為にレストランの軒下で雨宿りする。そしてレストランの店員も。
この四人の交錯劇みたいなもの。
とはいっても妊婦は出番少なくてカラミも少なし。大体店員と男と部下の女の三人芝居だった。
セットは簡素なもので、小道具も一切ナシ。コーヒーやらケータイやらもパントマイム。それぐらいは簡単に用意出来そうだが、敢えて動きの演技で魅せようとしたのか、だが、見せれては無かった。
男は部下の女と付き合っていたが、なぜ別れてたのか、徐々に原因がわかるような構成。
だが、原因は余りにも単純で不可解な設定に驚いた。機嫌悪い時に仕事の電話に出たという理由で、病院送りにされるくらいボコボコに殴られ蹴られ、それが会社にバレてクビになるのだが、挙句に、女にお前のせいだとか、責任を転嫁するという、人間のカスの糞野郎が、ダラダラ喋るのだから、ある意味笑える。
脚本を描いているのが女だからなのか、全く共感を持てない男が主役なのだから笑える。
演技はまあまあ良かった。兼演出の清水司はダメ男っぶりを見事に演じた。
店員の玉置肇は過剰演技が目立ったが、店員役としては成立してたかも。
新人の寺田有香は、まだ慣れてないのか、セリフが丁寧過ぎる。睡眠障害だし、人と距離を置きたいであろう設定なので、それもありという演技ではあった。ちょっとかわいい。
レストラン内の場面は、有線放送を意識して、BGMを流していた。それがずっとノラ・ジョーンズだった。自分の席の真上にスピーカーがあったので、ちょっとうるさくてセリフが聞こえずらかったので、音量下げて欲しかった。でも意外とノラ・ジョーンズいいなあ、と演劇観ながら感じてた。
とある一日の一場面という設定は好きなので、起承転結もないけど楽しめた。一時間弱だったので、デネガの固い椅子にケツ痛くなる前に終わって良かった。
サザンカンフォートが今後どういう公演をやるのか大いに気になった。次回公演も楽しみである。地方劇団には是非頑張ってもらいたい。
ちなみに、こいつらは漫才ライブもやっているらしいが、観にもいってないけどわかる事なので、是非やめなさい!と言ってあげたい。一つの事を評価されるだけでも素晴らしい事なのだから。