卍の城物語

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渡辺源四郎商店工藤支店公演『大きな豚はあとから来る』

2010-09-24 22:55:04 | 演劇鑑賞
渡辺源四郎商店工藤支店公演に行ってきました。

ナベゲンの劇団内ユニット「工藤支店」は、ナベゲンのツートップ女優の工藤由佳子と工藤静香、そしてナベゲンではドラマターグ(演出助手みたいなもの?)の工藤千夏の3人の「工藤」で構成される。
更に俳優1人を外の劇団から客演で迎える形だ。

今回はナベゲンのホームグラウンドのアトリエグリーンパークでの公演となり、工藤支店としては二回目の公演だが、一回目は何故か青森市のさんふり横丁の一角で数名限定で行われたようだ。
場所が場所だけに、その公演は見送ったが、もちろん内容は素晴らしかった様で、後から行かなかった事を後悔した。
今回はちゃんとした劇場なので落ち着いて観れるだろうって事で観に来た。

開催は四日間で、でも夜公演は金曜日しかないので、この日にした。

主役が工藤由佳子と工藤静香が交代で入れ替わるのだが、工藤由佳子ファンの私としては工藤由佳子が主役の日を観たかったが、あいにく夜公演の金曜日は工藤静香が主役であった。
でも工藤静香だって素晴らしい女優なのだからそんなに気にせず臨む。

開演3分前に到着したが、会場はほぼ満席。
一番前のささき支店の横に座り、さっそく開演。

ストーリー
~青森市で働く独身女性の元に、ひとりの男が現れた。彼が話す中東の国シャリバール、そして王子は果たして実在するのか~

テーマは王子願望と結婚詐欺でしょうか。

どこかの国の王子の妃になって裕福に暮らす、そんな夢のような話がモチーフで、そこから徐々に怪しい展開に・・・。

作・演出は工藤千夏で、さすが女性が描いた脚本だなぁ、と感心する。
男の脳ではこのストーリーは出来ないね。

主役は工藤静香だが、今更だけどこの人美人だよなぁ。ずっと見惚れてた。
そしてもちろん演技力は素晴らしく、ナベゲンで工藤静香が主役の回はなかったと思うので、今回見事に本領発揮できたのではなかろうか。
また騙される役が似合うね。不倫相手ってのも似合うね。

相手役は元・劇団昴の大林洋平。
演技もうまいし、そつが無いけど、もう一癖あったら面白いとは思いました。

そして工藤由佳子は残念ながらチョイ役で、15分くらい出演したかどうか。
でも存在感は強力だし、役にあってた。

なので、今回の工藤静香の回は当たりだと思った。
工藤由佳子好きの私としても、役柄的に工藤静香が主役の方が幾分合ってただろう。
ま、工藤由佳子が主役の回観てないので言い切れないけど、でもどちらにしても二人はそれぞれの役を見事に演じ切るだろうけどね。

ラストはなんだかもやもやするような曖昧な終わり方だが、この辺は観客が好きなように想像すりゃ良いし、こういう終わり方はナベゲンでもよくあるので不思議ではない。

そんなわけでとても面白かったです。
工藤静香を見直した、そして惚れ直した、そんな演劇でありました。

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