Jun日記(さと さとみの世界)

趣味の日記&作品のブログ

今年も秋晴れ

2014-09-22 08:34:22 | 日記
1659回 「秋晴れ」

     「秋晴れ」 外へ誘う秋晴れの空気澄んで暖かな陽気な空気夏の気だるさが一変意欲起こす空気へ身も軽く過ごしやすいそんな秋晴の候海思い起こし、屋上の...


     「今年も秋晴れ」
 一段落ついた昨日の今朝
昨日が一年の今朝も秋晴れ
晩夏と共に時折思い出していた亡父
夏と共に去っていく今年は
もう三年も経ったように思っていた夏の日
人によって感じ方は違うと
話してみれば三様に、今年、昨年と
過ぎる感覚の違い様々

疎くなっていく思い出は晩夏
時が呼応しているのは相応の秋晴れ

今年の名月

2014-09-22 08:02:28 | 日記
1658回  「有るような無いような」

中秋の名月を書き逃してしまいました。でも、家族でちゃんとお月見はしましたよ。望遠鏡で覗くと、月の表面の模様がくっきりと見えて、…実は味気なくなってしまいました。殺風景と...


今年の名月はずいぶん早くに過ぎましたね。
ぽやっとしている内に、味わうことなく過ぎてしまいました。
当然のように月見団子を買ったり、賞味したり、全くなく過ぎてしまいました。

あとは明日のお彼岸に、お供えのおはぎなど作るぐらいです。
この時期のおはぎというと、思い出すのが里芋を入れた郷土食「○○餅」、里の祖母が作ってくれました。
丁度里へ遊びに行っていた時の事です。

この時期のこの土地の名物だからと、祖母が私に作ってあげるというので、特にどうと思う事も無く食べる事が好きな私はうんうん、といった調子でした。

そこでふと祖母曰く、
「おはぎに里芋が入っているって、嫌じゃない?」
ちょっと、内心思い当たるものがありながら、「そんな事ないけど」
と答えた私でした。

「美味しいよね」
「おいしい、美味しい」

二人でそんなことを言いながら、
「御餅に里芋を混ぜるのが嫌だという人がいたものだから」と祖母。

これも何となく合点がいく私でしたが、黙っていました。

「美味しいよね」
「美味しい、美味しい」

そんな話の流れで、ふと私も
「お祖母ちゃんは、その御餅好きなの?」

ここで、祖母も黙
「美味しいよね」
「美味しい、美味しい」

間があって、祖母曰く
「本当はあんた好きじゃないんじゃない?」
「好きか聞いたら黙っていただろ。」

この問いかけには、苦しい思いがするのでした。
「お祖母ちゃんだって、本当は好きじゃないんじゃない?」

「なんでそんなことを、美味しいでしょ?」

「美味しい、美味しい」
「美味しい…」

段々と、言葉少なになって行く祖母と孫。

そして、祖母は「この土地のこの時期の名物だから」
と、背を向けるとおはぎの準備にかかるのでした。

苦しい問いと答え、世の中には付き合いというものがあるものです。
過去も、来年も、再来年も…そうでしょうね。