昨年の記事を読み返してみると、穏やかに青春時代を振り返っていたことがわかります。
木造の学舎は中学校です。
実際に構内にあった小高い山は、土盛りした程度のところに雑草が生えたような、
グランドの水たまりを補強する土の山ですが、長くある間に草で覆われた山、
平らな地面に比べると山になっているというような
丘にさえならない山です。
生徒はこの山に上り下りするのが好きでした。
小学生と変わらない、子供心ですね。そこに山があるから登ってみるというような遊び心。
何故かその山が懐かしく思い出されます。草に覆われて、何時までもそこにある、
使われずに残っている土砂。と思っていました。
でも、ある日気付くと、何時しか使われて無くなり、平地になっていたことがあります。
そして、寂しく虚ろに思う内に、次の真新しい土砂が積み上げられた時には、
あの草山が、最初はこのような真新しい土砂であったのだと、初めて気づいたことです。
古い木造の学舎に真新しい土砂は不似合でした。
草生した山だからこそ、童心に呼応するものがあるのですね。
この二つは私の思春期のセット品です。
この夢から、未来を展望すると、先々の事は分かりません。
子や孫、子孫の事に考え及ぶという余裕、そんな物が現在、過去にまだ無い私です。
自身の環境で、学舎に関わりあう事も今のところないであろうし、
そうですね、最近学校を訪れる機会がありました。
鉄筋の学舎です。そそり立つように何棟も、駐車場もアスファルトで完備されて広く何か所もある、
駐輪場もあり、こちらは本当に山の中に作られています。
整備された道を駐車場へ急ぐ時、
道はしの草原に、丁度良く伸びた春の草、アカツメグサが咲き揃っていました。
その時は、日本原産の草と思って眺めていましたが、家に帰って検索すると、帰化植物ですね
牧草に輸入されてこぼれ種で広がったもの、逸脱した植物など言いますね。
昔、住んでいた付近の子供に、花を摘んで蜜を吸うと教えてもらいましたが、
あの付近に生えそろっていたこの花が、帰化植物だったなんて、…
かなり奥深い地域だっただけに、地球の狭さを感じた私でした。
そうですね、未来を展望するとすれば、日本を飛び出し、外国に帰化しているかもしれませんね。
語学って面白く、興味深いです。