2009.4/22日
カトマンドゥからパタン方面に向かい、途中の Y 字路をパタンの中心部には向かわず右の道をとり南に進みます。
若い人のデートスポットにもなっているという動物園や難民キャンプを通り過ぎ、リングロード(環状道路)も横切り、さらに南へと進みます。
やがて左手に幅の広い川が見えてきます。 この川は以前、世界遺産四つ目で紹介したパシュパティナートから流れてくるバグマティ川の支流になります。 川では洗濯をしている人たちが見えました。
ここから少し進むとブンガマティの村が見えてきます。
ブンガマティ
ブンガマティはネワール族の仏教徒の村です。
この村の歴史もかなり古く、 「木彫の村」 と言われています。 参道の両側にはクスノキで彫っているという木彫品の職人の家がたくさんあります。 クスノキを使って彫る仏像はとてもいい香りがします。 飾り窓やお面のようなものも彫られています。 カトマンドゥやパタンなどからここに買い付けに来るそうです。
この村にもクマリがいますがここのクマリは普通の生活をしているそうです。
ゆっくり歩いて行くと
豆の実をさやから出す作業をしている女性がいました。
なぜかアヒルが多く見られます。 それも放し飼いです。 でも自分の家はちゃんとわかるのでしょうね。
生まれて間もないあひるがたくさん。 お母さんがしっかりついています。
散歩中のあひる。 すでに自立しているようす。
母はいつも子供を見守っています。
広場でむしろに広げて干しているのは、えんどう豆やターメリック、コリアンダー、からし菜などの種です。
しばらくしてインド・シカール様式の寺院、マチェンドラバハルに着きます。 (マチェンドラ=観音さま バハル=神さまのいるところ)
「パタンの山車祭り」のところで紹介しましたが、ここの観音様はパタンのマチェンドラナート寺院の観音さまと共通の観音様です。
半年づつ行ったり来たりするのです。 パタンの山車祭り(4~6月にかけて)の最後の日にここブンガマティに移され、半年間はこちらの村の人々の篤い信仰を受けます。
境内を囲むように住宅があります。 なので境内でも豆が干され、さやから豆を出す作業をしている人がいるのです。
寺院正面のシンガ、シンギニ
門の前、後ろ姿のシンガ 後ろ姿を撮る機会はなかなかありませんでしたので。
シンギニ
寺院少し手前にいた、どういうわけか地に埋まったシンギニ
なぜ埋まっているのか聞くのを忘れました。
帰りは同じ道ではなくこの細い路地裏を通らせてもらいました。
すると一軒の家に絨毯を織っている女性たちがいました。 この写真のほかに数人・・
以前にも絨毯を織っている女の子たちに会ったことはありましたがゆっくり話をすることはありませんでした。
ここの女性たちとはディネシュさんを通して話をすることができました。
ここでは二人、三人で並んで一つの絨毯を織っています。
朝、電気が来ていれば5:00ころから、電気が来ていなければ明るくなる6:00か7:00から始め、夜も電気があれば8:00位まで織っているそうです。
幅1m 長さ3mくらいの物を二人で織ると2週間くらいかかり、
幅2m 長さ2mくらいの物を3人で織ると1週間くらいかかるそうです。
私は聞きにくくてどれくらいの収入になるのか聞けなかったのですが、ディネシュさんがしっかり聞いたそうです。
それによると、経験にもよりますが1カ月で1万ルピーくらいになるそうです。 日本円にすると1万3000円くらいですが、ネパールでは家族4人の1ヶ月の生活費を1万円くらいでやっている家もあるのですから相当な収入だなーと思います。
それにしてもネパールの人は働きものです。 日本と違うのは、木彫をするのは女性もいましたが主に男性の若者、じゅうたんを織っているのは主に女性ですがこちらも若い人。 どちらも若い人が頑張っている姿が頼もしく、将来が楽しみ~とほほえましく思いました。
ゴルクナートの話
ゴルクナートの像は 今はカトマンドゥ ダルバール広場のカスタマンダプ寺院にあります。
伝説によると、6世紀、リッチャビ王朝・ナレンドラデーヴ王の頃、インドからやってきたゴルクナートというヨーギー(修行者)が、ここブンガマティで雨をもたらす龍ヘビ(ナーガ)の上に座って瞑想を始めてしまいました。
そのためナーガはヨーギーの下に閉じ込められ、その後12年間も雨が降らず人々は干ばつに苦しみました。
そこでナレンドラデーヴ王(この時はバクタプールの王)とバンドダッタ・アチャルヤ(カトマンドゥの特殊な能力を持った使者)とパタンの農民(ポーター)の三人で、インド、アッサム州カマルパ・カマクチャというところにいるヨーギーの師・マチェンドラナート(観音さま)を迎えに行くことにしました。
師であるマチェンドラナートが来ることになればヨーギーは、敬う師に礼を尽くすため迎えに立たねばなりません。 そうするとヨーギーの下に閉じ込められてしまったナーガも動くことができ、雨を降らすことができるのです。
特殊な能力を持つ使者、バンドダッタ・アチャルヤはマチェンドラナート(観音さま)を黒い蜂に変え、壺に入れてカトマンドゥに持ち帰りました。
そして雨乞いの祈りをしたところ雨を降らすことが出来たということです。
カトマンドゥからパタン方面に向かい、途中の Y 字路をパタンの中心部には向かわず右の道をとり南に進みます。
若い人のデートスポットにもなっているという動物園や難民キャンプを通り過ぎ、リングロード(環状道路)も横切り、さらに南へと進みます。
やがて左手に幅の広い川が見えてきます。 この川は以前、世界遺産四つ目で紹介したパシュパティナートから流れてくるバグマティ川の支流になります。 川では洗濯をしている人たちが見えました。
ここから少し進むとブンガマティの村が見えてきます。
ブンガマティ
ブンガマティはネワール族の仏教徒の村です。
この村の歴史もかなり古く、 「木彫の村」 と言われています。 参道の両側にはクスノキで彫っているという木彫品の職人の家がたくさんあります。 クスノキを使って彫る仏像はとてもいい香りがします。 飾り窓やお面のようなものも彫られています。 カトマンドゥやパタンなどからここに買い付けに来るそうです。
この村にもクマリがいますがここのクマリは普通の生活をしているそうです。
ゆっくり歩いて行くと
豆の実をさやから出す作業をしている女性がいました。
なぜかアヒルが多く見られます。 それも放し飼いです。 でも自分の家はちゃんとわかるのでしょうね。
生まれて間もないあひるがたくさん。 お母さんがしっかりついています。
散歩中のあひる。 すでに自立しているようす。
母はいつも子供を見守っています。
広場でむしろに広げて干しているのは、えんどう豆やターメリック、コリアンダー、からし菜などの種です。
しばらくしてインド・シカール様式の寺院、マチェンドラバハルに着きます。 (マチェンドラ=観音さま バハル=神さまのいるところ)
「パタンの山車祭り」のところで紹介しましたが、ここの観音様はパタンのマチェンドラナート寺院の観音さまと共通の観音様です。
半年づつ行ったり来たりするのです。 パタンの山車祭り(4~6月にかけて)の最後の日にここブンガマティに移され、半年間はこちらの村の人々の篤い信仰を受けます。
境内を囲むように住宅があります。 なので境内でも豆が干され、さやから豆を出す作業をしている人がいるのです。
寺院正面のシンガ、シンギニ
門の前、後ろ姿のシンガ 後ろ姿を撮る機会はなかなかありませんでしたので。
シンギニ
寺院少し手前にいた、どういうわけか地に埋まったシンギニ
なぜ埋まっているのか聞くのを忘れました。
帰りは同じ道ではなくこの細い路地裏を通らせてもらいました。
すると一軒の家に絨毯を織っている女性たちがいました。 この写真のほかに数人・・
以前にも絨毯を織っている女の子たちに会ったことはありましたがゆっくり話をすることはありませんでした。
ここの女性たちとはディネシュさんを通して話をすることができました。
ここでは二人、三人で並んで一つの絨毯を織っています。
朝、電気が来ていれば5:00ころから、電気が来ていなければ明るくなる6:00か7:00から始め、夜も電気があれば8:00位まで織っているそうです。
幅1m 長さ3mくらいの物を二人で織ると2週間くらいかかり、
幅2m 長さ2mくらいの物を3人で織ると1週間くらいかかるそうです。
私は聞きにくくてどれくらいの収入になるのか聞けなかったのですが、ディネシュさんがしっかり聞いたそうです。
それによると、経験にもよりますが1カ月で1万ルピーくらいになるそうです。 日本円にすると1万3000円くらいですが、ネパールでは家族4人の1ヶ月の生活費を1万円くらいでやっている家もあるのですから相当な収入だなーと思います。
それにしてもネパールの人は働きものです。 日本と違うのは、木彫をするのは女性もいましたが主に男性の若者、じゅうたんを織っているのは主に女性ですがこちらも若い人。 どちらも若い人が頑張っている姿が頼もしく、将来が楽しみ~とほほえましく思いました。
ゴルクナートの話
ゴルクナートの像は 今はカトマンドゥ ダルバール広場のカスタマンダプ寺院にあります。
伝説によると、6世紀、リッチャビ王朝・ナレンドラデーヴ王の頃、インドからやってきたゴルクナートというヨーギー(修行者)が、ここブンガマティで雨をもたらす龍ヘビ(ナーガ)の上に座って瞑想を始めてしまいました。
そのためナーガはヨーギーの下に閉じ込められ、その後12年間も雨が降らず人々は干ばつに苦しみました。
そこでナレンドラデーヴ王(この時はバクタプールの王)とバンドダッタ・アチャルヤ(カトマンドゥの特殊な能力を持った使者)とパタンの農民(ポーター)の三人で、インド、アッサム州カマルパ・カマクチャというところにいるヨーギーの師・マチェンドラナート(観音さま)を迎えに行くことにしました。
師であるマチェンドラナートが来ることになればヨーギーは、敬う師に礼を尽くすため迎えに立たねばなりません。 そうするとヨーギーの下に閉じ込められてしまったナーガも動くことができ、雨を降らすことができるのです。
特殊な能力を持つ使者、バンドダッタ・アチャルヤはマチェンドラナート(観音さま)を黒い蜂に変え、壺に入れてカトマンドゥに持ち帰りました。
そして雨乞いの祈りをしたところ雨を降らすことが出来たということです。
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