junjunのはなまる日和&ときどきネパール

日々の暮らしとネパールのことなど・・・。

16度目のネパール キルティプル

2016-06-22 17:20:55 | ネパール
 2016.5.12(木)

ディネスさんと歩く最後の日になりました。 

今日は、世界遺産ではありませんがカトマンドゥに近い古い街、キルティプルを訪れました。

雨がパラパラしていましたので、バイクでなくバスで行くことにしました。 幸い雨はすぐに止み、水たまりはありましたが歩くのに困るほどではありませんでした。

バスパークの場所が変わったと聞いてから初めてのバス利用です。

以前はラトナパークを越え、危険な大通り・ダルバールマルグを横切らないといけませんでしたが、新しいバスパークはラトナパークの中にありましたので、怖い思いをする必要がなくなり、タメル方面に宿をとる人には便利になりました。


キルティプルには30分足らずで到着。(道路の混み具合により、1時間近くかかったことも!)

チャングナラヤンも一つの大きな石の上にある・・と言われていますが、キルティプルも同じく一つの大きな岩の上にある街と言われています。

街の地図というようなものがあるわけではないのでディネスさんの後について回りました。

地図があったとしてもこんな通りまでは書いてはないかもしれませんけれど・・・。

このあたりの建物はまだ何ともないように見えます。


古い建物が見えてくるとこんな具合です。


大きな木はピーパル(インドボダイジュ)と対で植えられるという “バル(ベンガルボダイジュ)” でしょうか。


古そうなシカール様式の寺院は高さがあまりなかったせいか無事だったようです。  ・・が、まわりの様子を見ると無事だったと言えるのかどうか・・・。


込み入った住宅の間を歩いていると入り口にこんな絵が描かれているお宅を多く目にしました。 これは仏教徒の家のしるしとのこと。



どこをどう歩いたのか、次回伺った時には一人では歩けないかもしれません。。

(後日、“地球の歩き方”の編集に携わっているネパール語の先生と話しをしたときに、最新の地球の歩き方には地図が載っているとお聞きしました!)


青い顔の仏塔のある寺院に着きました。
  
大きな岩の上の街の南東に当たる、チランチョ・ストゥーパとのこと。16世紀のものだそうです。


正面はこちらでした。


私の好きな石像がたくさん・・。 りっぱな寺院です。


上のほうを見ると、やっぱり地震の影響を受けていました。



もと来た道を戻って進むと、通りの真ん中にあるシカール様式の寺院は無事のようでした。


おや、こんなところに金ぴかの像が二体も・・・。


なんだろう・・・と思いながらすぐ近くにあったお店のご主人に聞いてみると、近くにこの像を作っている工房があるとかで、近くのビハールに納めるもの・・と教えて下さいました。 (以前訪れたことのあるスリ・キルティ・ビハールかな?)

お話を伺ったご主人です。


少しわかるネパール語を話してみると、こんどキルティプルに来たらうちに泊めてやるから・・・と言っていただきました。 うれしいお言葉です!


次に向かったところは見覚えのある大きな寺院です。(このあたりが旧王宮のあったところで街の中心部)

バグ・バイラヴ寺院。(シヴァの化身・ヴァイラヴを祀っている) つっかえ棒もなく無事だったよう。


境内を左回りに裏に回ってみました。 季節によってヒマラヤも見えたこともありますが、今の季節は全く見えません。

ジャカランダは満開を少々過ぎたようですがまだまだきれいです。


タイサンボクの木には白い大きな花がたくさん咲いていました。


下に見える街並みはカトマンドゥと同じく、地震にも強い今風なカラフルな建物がぎっしり。



次に寄ったところも以前伺ったことのある、ウマ・マヘショワール(シヴァの別名)寺院です。 

18世紀のものですがその後建て替えられたとか。 地震の被害はみられませんでした。 (このあたりが、岩の上の北西側の頂上に当たるようです)


寺院内にはシヴァとパールヴァティの像が祀られています。
    

建物の外壁にはめ込まれたこれはドゥルガー女神(パールヴァティの化身)のよう・・。
             
ネパールでの大きなお祭り・ダサインはこのドゥルガー女神のお祭りだそうですね。

こんな木彫りの像もはめ込まれています。こういうものを見るととても心が和みます。ステキですね。
                    

寺院の後ろから見える風景。 もともとキルティプルは農業を基本とした町だったそうですのでこの景色も当たり前の風景なのですよね。



寺院をあとにして、そろそろ帰り道、まだまだたくさんの崩れてしまった建物が・・・。




全く大丈夫な建物も多いのですが、壊れてしまった家々がもとのようになるにはどれほどの月日がかかるのか見当もつきませんね。


暗いニュースばかりの記述が続きましたが、何の儀式があるのか、きれいに着飾った笑顔の女性たちとすれ違い、少し心が晴れました。





坂道を下り、大きな岩の上にあるというキルティプルの街を後にし、バスでカトマンドゥに向かいました。



昼食はカトマンドゥで済ませ、ディネスさんとお別れしました。


ほんとに忙しく、カトマンドゥ盆地の7つの世界遺産( + α )を回りましたが、明日はもう日本に向けて出発です。

神さまには 「はやくネパールの復興をお願いします・・・」 と祈りつつ、16度目のネパール(大地震後一年)の報告を終わります。



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2 コメント

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ネパールの復興 (junjun)
2016-07-09 09:58:48
こんちょさん、こちらの返信遅くなりました。
日本でも5年前の東日本大震災、今年の熊本の震災も元の生活に戻れるようになるには10年、20年とかかりそうな気がします。
ネパールはそれ以上かかるような気がしますが、こつこつこつ・・・とあきらめずに前に進めばいつかは元のようになると思っています。
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お帰りなさい (こんちょ)
2016-07-04 22:11:53
junjunさん、ご無沙汰してます。ネパールに行かれたのですね。
バイクをかっ飛ばしあちこち回れたようで、それはそれで大変良かったですね。でも地震の爪痕は本当に厳しいものがあります。
古くて素晴らしいものだから、だけではなく大事な観光資源でしょうから、日常生活のインフラと同時に復興に進めるとよいですね。
junjunさんの目を通した生の情報は、色々と考えさせられます。
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