kaeruのつぶやき

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毎年さ彼岸の入りに……。

2014-03-18 19:25:56 | kaeruの五七五

  毎年さ、彼岸の入りにこの句読む  

 これは正岡子規の “ 毎年よ彼岸に入りに寒いのは ” をもじったものです。

子規の句については 去年の彼岸の入りの日=2012年3月17日の「つぶ

やき」で触れていますので、お手数ですがこれでお読みください。

     彼岸の入り。  2013-03-17 

 

 さて、この句はどうでしょう。

 春の雨居るかといへば居るといふ     巌谷小波(いわやさざなみ)

子規の句の説明に「母の言葉をそのまま詠んでいます」とありますが、これも

日常会話をそのまま使いそこに季語を付けただけです。その「春の雨」がこの

問いと答えのやり取りの人間関係をも言いあらわしています。

 庭先にまわって来て声をかける間柄で、傘をたたみかけながらの声のやり

取りに季語「春の雨」がよく効いています。