こころの全部をふる里に残してきてはこちらにいるkaeruは放心状態になって
いるわけで、生身の人間である以上いまのところそういう状態になるわけにも
いかず、一部を残して戻ってきました。 戻って来て生身ではない亡父母を迎火
の煙で迎えました。
こころを残した場所のひとつにこんな所があります。 車中で土産物を買うため
どこか近くの「道の駅」によろうと話し合っていた時、目についたのが此処です。
「道の駅」ならぬ「まちの駅」です。たぶん上田は過ぎて佐久市内だったでしょう。
店内におかれた生産品にこんな「案内」がはってあります。
「よかった」と思い買ったのが、これです。
昔、習字に使った文鎮です。
坐りのいい石の周りを幾重にも紙を張り、手応えのある手に優しい物です。
このところ 「てんがらもん」での大迫さん、花田春兆さんの光明学校の話など
があったので、「よかったら買ってください」の文字が目に入りました。
北佐久農業高校の生徒の生産品もそうですが、こういう物を買う時、お金と
いうものは人と人とを結びつける役割が本来の姿であって、人を支配する力
としての金力は、お金としては邪道であろうという気が強くします。