一気に涼しくなって、このまま秋になりきってしまうのかな、いや
いやそう簡単に夏が引き下がりはしません、とか自分で問答しています。
涼しくなったのだから気分として落ち着きが出てきていいのですが、何
となくふわついています。
机に向かって少し硬い本でも、という気分になるにはどうしたらいいか。
そんなことを自分に問い掛けることなく、自分の体なのだから机に座れば
いいのです。ところがタブレットは寝転びながらでも、読めたり書けたり
しますのこれを持って寝転ぶと、硬い本でなく将棋とかフリーセルとかゲ
ームやってしまうのです。
こういう時は俳句の気分になればいいでしょう。こんな俳句がありました。
長き夜をたゝる将棋の一ト手哉 幸田露伴
詩人の大岡信の解説「これはいかにも将棋好きの人の一句。一手指し違えた
ばかりの負け将棋。その口惜しさで、秋の夜長が一層長くなるのだ」
こちらは、タブレットのキーのタッチ加減で何回か消えて、その口惜しさで、
こんな時間になってしまいました。