8日のこのブログに頂いたコメント(「いいないいな」さん)で花田春兆さん
について触れられていました。 返信で書いたことですが私は名前を憶えて
いるだけで、この機にすこし知っておこうと思いました。
「いいないいな」さんが花田さんについて書かれたのは、きのう(9日)の
NHKEテレ特集の「“戦闘配置”されず」を見ての感想のなかです。
(その特集については、
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2014/0809.html )
「しんぶん赤旗」の9日「テレビ欄」でかなり大きく紹介されているのを見落とし
ていました。1932(S7)年に開校した日本初の肢体不自由児の学校が戦争社
会のなかでどのような状況におかれたかが描かれています。花田さんが番組に
でたのはこの学校の卒業生としてでしょう。
花田さんは1925(大15)年生まれ、平成21年5月に放映された番組があり
ます。 http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-385.htm
このなかで、俳句と天邪鬼について話されています。インタビューですから読み
やすいのですが、かなり長いので紹介されている俳句だけを。
胸内(むなうち)の邪鬼を鍛えよ春一番
朝寝して書くことだけの無精(ぶしょう)邪鬼
歩行器に油さす母春の虹
子ら囃(はや)す炎昼(えんちゅう)下校の乳母車(うばぐるま)
麻痺の身死なず穴に入る蛇いさぎよし
光る夏雲健(けん)ならば夙(と)く戦死の身
青蜥蜴(あおとかげ)蔑(さげす)む視線に身を透(す)かさむ
生くるべし炎天を航(ゆ)く車椅子
人知れず天地支へて汗の邪鬼
邪鬼の顔見る汗の顔麻痺の顔
秋暮れる笑(わら)おか泣こかはぐれ邪鬼
これを書きながら、「kaeruのつぶやき」の、2014-07-24
とも通じると思いました。
そして、ブログに係わっている者として、花田さんのHPです。
不自由な指でも使えるように改造されたキーボードで一字一字打ち込まれ
たものです。
べたべた色々URLを張りました。用意した食卓に他人さまの料理を
並べた感じですが、味合って損がないものばかりと思います、時間が
ありましたら読み味わって下さい。 こんな「つぶやき」方をするのは名
前と同じ天邪鬼だからでしょう。