まぁ、なんと!!
GYAO!で 映画「女王ファナ」もやっていますよ~
https://gyao.yahoo.co.jp/player/00569/v08560/v0828500000000527979/
カール5世(カルロス1世)の母の物語です
まぁ、なんと!!
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カール5世(カルロス1世)の母の物語です
なんだかんだと忙しくしていた(?)間に、楽しみにしていた映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」を観た。時間を置いてしまったので、超サクッと感想ですみませぬ(^^;;
映画は閉じられた三連祭壇画《快楽の園》を開くところから始まった。プラド美術館では開かれた状態でしか観たことがないし、オープニングからワクワクしてしまう(*^^*) (そういえば、ボスの宇宙観について勉強させていただいたことがあるのだったわ)
昔、プラドで撮った写真。古いデジカメだから画像がやはり粗い。
さて、プラドの展覧会では3日間、舐めるようにこの絵を観ていたのだが、観れば見るほど謎深く惹き込まれる作品であり、この映画に登場する芸術家や研究者たちのそれぞれの謎解きや感想が実に興味深い。更に、美しく凝った映像は、あの大きな祭壇画で見落としていた小さな部分にもスポットライトを当て、ボスの面白さや謎を一層際立たせてくれた。そして、専門家が語ってくれたボスの自然観察眼や宗教観など、美術ド素人の私には本当に勉強になることが多かった。あ、漫画家さんによる「トトロの起源説」まであったし(笑)
で、私的に特に驚いたのは、アルバ公のこの祭壇画に対する執着だった!!ナッサウ伯ヘンドリク3世から継いだウィレム沈黙公がネーデルラントから逃れた混乱に乗じ、アルバ公は残酷な拷問で秘書から《快楽の園》の在処を聞き出し、略奪してしまったというのだから、怖いよ~(>_<)
ちなみに、その怖~いアルバ公の肖像↓だが、やはり金羊毛騎士の首飾りしているのだわ(^^;
ついでに、キンベル美術館で観たヤン・ホッサールトによる《ヘンドリック3世の肖像》を紹介したい。
ヤン・ホッサールト《ヘンドリック3世(ナッサウ=ブレダ伯)の肖像》(1516-17年)キンベル美術館
額縁トロンプルイユが面白い存在感のある肖像画だったのだ。こちらの胸にも金羊毛騎士のペンダントが♪
先に拙ブログで言及した、映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」の上映開始日が決まりました。
映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス」(公式ホームページ)
https://vimeo.com/161909645 (英語版予告編)
・上映場所:シアター・イメージフォーラム
・上映日程: 12月16日〜終了未定
監督:ホセ・ルイス・ロペス=リナレス/出演:ラインデルト・ファルケンブルグ、オルハン・パムク
2016年/スペイン・フランス/90分/配給:アルバトロス・フィルム
《前売券》:オリジナルクリアファイル付き特別前売鑑賞券1,500円発売中(公開日前日までの販売)
「プラド美術館全面協力!没後500年を迎えた今も、謎に満ちた画家ヒエロニムス・ボス。美術史上最も異彩を放つ奇想ワールドは誰のために何のために描かれたのか--。その代表作にして最大の問題作「快楽の園」、そして謎多き画家の素顔に迫る傑作ドキュメンタリー!
2017年、ボスの没後500年を記念したイベントが世界中で開催された。プラド美術館全面協力のもと撮影された本作品は、いまだ決定的な解釈のなされていないボスの最も有名で魅力的な作品「快楽の園」が世界中のクリエイターに与えた影響を検証し、謎に満ちたボスという作家の創作の謎に迫る。幻想的な世界に身をゆだね、人生の「天国」と「地獄」に想いを馳せる90分!」(イメージフォーラムのサイトより)
映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」Hermitage Revealed
公式サイトの劇場一覧には出ていないけど、何と「仙台フォーラム」で上映予定!!(^^)v
http://forum-movie.net/sendai/movie/358
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」Hermitage Revealed
【公開日】2017年6月17日
【上映時間】83分
【監督・脚本・製作】マージー・キンモンス
【出演】ミハイル・ピオトロフスキー/レム・コールハース
半分あきらめていたので、凄く嬉しいのだわ♪♪
仙台フォーラムさん、ありがとう!!(^^)/
映画「メットガラ(The First Monday in May)」を観た。感想は、もう、凄い!!の一言だ。(ほーっ...溜息)
この映画は、メトロポリタン美術館(服飾部門)の2015年「China: Through the Looking Glass(鏡の中の中国)」展の制作過程と、チャリティ前夜祭である「メットガラ」(世紀の一夜!)のために奮闘する8か月に密着した情熱のドキュメントである。
なにしろ、企画者のアンドリュー・ボルトンが奔走する展覧会の制作過程やバックヤードが見られるだけでなく、アナ・ウィンターがヴォーグ軍団を率いて取り仕切る仕事っぷりも見事で、その上、展覧会もガラも超ゴージャスで、見ている間中もう目が眩むような至福の時でしたわ!!
メトロポリタン美術館(服飾部門)アンドリュー・ボルトン と 米ヴォーグ編集長アナ・ウインター
ボルトンがアレクサンダー・マックイーンのドレスの裾を直している...
でもね、何といっても圧巻だったのは、テーマに沿った中国趣味的衣装ドレスの豪華絢爛さであり、有名デザイナーたちが展示のために惜しげもなくドレス貸与している姿も感動的だった。中国文化にインスパイアされた作品の数々が関連するMET作品(東洋美術部門)と並び展示される様は、西洋からの中国(東洋)への眼差しがたとえ表層の美であっても、私的に許してしまうほど(^^;。もちろん、METサイトも言及しているエドワード・W・サイードの「オリエンタリズム」を東洋人の私としては頭の片隅に置く必要もあるのだけれどね。
参考としてメトロポリタン美術館側の展覧会動画を下記にリンクするが、本当に素晴らしいのだ!!
http://www.metmuseum.org/metmedia/video/collections/ci/china-looking-glass-gallery-views
で、展覧会の展示コスチュームがあまりに素敵過ぎて、MET図録をAmzaonでぽちっとなしてしまった(笑)。でも、図録の紙質が、えっ?!だった。装丁は良いのだけれど、まるでカラーコピーを二つ折りしたような製本で、もしかしてコストダウンを図ったということなのかなぁ??
「China: Through the Looking Glass(鏡の中の中国)」展図録
で、もう、書きたいことは山ほどあるのだけれど…ネタバレながら、例えば…(記憶違いだったらごめんね(^^ゞ)
・METの受付フラワーが薔薇でできた青花文様の壺になってしまった!♪
・中国側のメディアが「過去の文化だけでなく現代も採用して欲しい…」と…(^^;
・ボルトンが「仏像の前に毛沢東の人民服を置きたい。宗教だから…」と(^^;;
・ウォン・カーウァイ監督が映像監修している。「花年様華」の映像とか♪
・ボルトンのパートナーは男性。
・アナの娘への愛情がサングラスの奥からにじみ出ていた。 等々...
で、最後に補足だけ。
METの服飾部門はダイアナ・ヴリーランドの時代からVOGUE誌との繋がりは深い。映画の中でニューヨーカー誌(?)のおじさんがボルトンに「服飾部門は可哀想だねぇ、ヴリーランドの時代から地下の暗い部屋で」と華やかな席で皮肉を言っていたが、陽の当たらない装飾部門を華やかな部門に変えたのはダイアナであり、今でもアナ・ウィンターが「メットガラ」を通じて服飾部門のための収益金(予算)を集めている。
東京都美術館「バベルの塔」展を観た。日本で北方ルネサンス(ネーデルラント)作品が並ぶ展覧会は久々だったので、なんだか凄く嬉しい。ブリューゲルはもちろんだが、何よりも、ボス作品が2作品来たのだからね(^^)
で、展覧会の感想は明日書く予定だが、都美でチラシを入手! なんとドキュメンタリー映画「謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス(BOSCH.The Garden of Dreams)」が公開予定だ!!
プラド美術館全面協力!とのこと。 東京のイメージ・フォーラムで2017年12月ロードショー予定!!
映画「シン・ゴジラ」DVDのレンタルついでに他作品も借りようと、TSUTAYAの棚を眺めていたら「黄金のアデーレ 名画の帰還」を見つけた。恥ずかしながら、映画化されていたなんて知らなかったのだ(^^;
第二次世界大戦中、ウィーンの裕福なユダヤ系ブロッホ=バウアー家のクリムト作品はナチスに略奪された。その姪であるマリア・アルトマンがオーストリア政府に対し、絵画の返還訴訟を起こす。2006年にオーストリア法廷による仲裁裁判は、マリアにクリムトの絵5点(そのうちの1つが『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』)の所有権を認めた。
グスタフ・クリムト《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》(1907年)ノイエ・ギャラリー
もちろん、クリムト《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》がウィーンからNYノイエ・ギャラリーに入ったことは知っていたが、その波乱万丈の経緯についてはこの映画を見て初めて知ってしまった(汗)。詳細については上記にリンクした映画公式サイトをご参照あれ。
2004年ウィーン旅行時にはベルデヴェーレに《黄金の女》はあったし、その時既にアデーレの姪マリア・アルトマンが返還訴訟中だったなんてねぇ…(・_・;)
ベルデヴェーレ宮(ウィーン)
さすが名女優ヘレン・ミレンは細やかな感情表現が上手くて、ユダヤ人として国を脱出せざるを得なかったマリアの、オーストリアへの複雑な想いを繊細に演じて見せる。時にユーモアに溢れ、とてもチャーミングなマリア像だった。
ちなみに、2007年の米国旅行時にノイエ・ギャラリーを訪れたのだが、何と休館日で観られなかった!というオチがある(>_<)
ノイエ・ギャラリー(NY)
でもね、美術館ランチはできたのだよ。私の大好きなグラーシュ・ズッペをね。もちろん、飲み物はアインシュペナー(^_-)-☆
グラーシュ・ズッペ
アインシュペナー
ということで、映画(DVD)を見ながら、なんだかウィーンの街を思い出してしまったのだわ。
「大エルミタージュ美術館展」が森アーツセンターギャラリーで3月18日から6月18日まで開催されている。
懐かしエルミタージュ美術館
それに乗じてかもしれないが、映画『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』が4月29日から公開されるようだ。
http://www.finefilms.co.jp/hermitage/
メインはきっとこの作品だろうね。 ピンボケ(汗)
もちろん、カラヴァッジョ《リュート奏者》も登場予定のようです♪
ジュスティニアーニ候旧蔵
カラヴァッジョ《リュート奏者》(1597年頃?)エルミタージュ美術館
でも、悲しい事に仙台では上映されませんっ(>_<)
上映して下さ~い!!>仙台フォーラム(チネ・ヴィータ)さま
恥ずかしながら、遅ればせで(汗)映画(DVDで)「ミケランジェロ・プロジェクト」を観た。もちろん、ナチスの美術品略奪と発見については知っていたが、それが映画化されたなんて全然知らず、それもジョージ・クルーニー主演で、まるで「オーシャンズ7」じゃありませんか(^^;;
オープニングがファン・エイク兄弟の《ヘント祭壇画》だったもので、涙がでそうになったけど、これまた、ラストがミケランジェロ《聖母子像》で…その時、ようやく気が付いたのですよ。去年の汐留ミュージアム「ミケランジェロ展」のオープニングが何故ブルージュの《聖母子像》(模刻)だったのか!!
そう、映画のことを知らなかった私は、何故唐突に《聖母子像》なのだろう??と思っていたのだけど、世間では「ミケランジェロ・プロジェクト」のおかげで有名作品になっていたのね(>_<)
ということで、内容は面白かったけど、私的に見るのが遅すぎた映画となったのだった(^^;;;
ちなみに、ベルリンのカラヴァッジョ3作品もあの頃に、本当に焼失してしまったのだろか??