いづつやさんのブログ「いづつやの文化記号」で拙ブログをご紹介いただきました(感謝でございます!)。
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いづつやさんがブログで触れてくださった「REMBRANDT/CARAVAGGIO展」作品リストを拙サイト掲示板から再録いたします。
今年はレンブラント生誕400周年記念ということでご当地オランダの美術館も関連企画で盛り上がっていました。
なかでも、やはり最注目企画は「REMBRANDT/CARAVAGGIO展」です!!!
<展示作品>
地階フロア
◇ プレ・レンブラントとしてのユトレヒト派カラヴァッジェスキ作品
・ヘンドリック・テル・ブリュッヘン「聖トマスの懐疑」(国立ミュージアム・アムステルダム)
・ヘリット・ファン・ホントホルスト「キリストへの嘲笑」(国立ミュージアム・アムステルダム)
・CARAVAGGIO「聖アンデレの磔刑」(クリーヴランド美術館・クリーヴランド)
・ディレク・ファン・バビューレン「ウルカヌスによって鎖に繋がれるプロメテウス」(国立ミュージアム・アムステルダム)
◇ 若き日のレンブラント作品
・ レンブラント「議論している二人の老人」(国立ヴィクトリア美術館・メルボルン)
・ レンブラント「自画像(1628年)」(国立ミュージアム・アムステルダム)
・ レンブラント「書斎の聖パウロ」(ゲルマン国立博物館・ニュールンベルク)
・ レンブラント「喉当てと羽毛で飾られたボンネットの軍人」(個人蔵・英国)
◇ 暴力的神話シーンでのレンブラントとCARAVAGGIO作品の対比
・ レンブラント「目を潰されるサムソン」(シュテーデル研究所美術館.フランクフルト)
・ CARAVAGGIO「ホロフェルヌスの首を斬るユディット」(バルベリーニ絵画館・ローマ)
◇ 聖家族を描くレンブラントとCARAVAGGIO作品の対比
・ レンブラント「大工工房の聖家族」(アルテピナコテーク・ミュンヘン)
・ CARAVAGGIO「聖家族」(個人蔵/MET・ニューヨーク)
◇ 聖女と女神対決(?!)
・ CARAVAGGIO「アレキサンドリアの聖女カテリナ」(ティッセン・ボルネミッサ美術館・マドリード)
・ レンブラント「フローラ」(エルミタージュ美術館・サンクトペテルブルグ)
・ CARAVAGGIO「悔悛のマグダラのマリア」(ドーリア・パンフィーリ美術館・ローマ)
◇ 上半身肖像画対決!
・ レンブラント「Jons de Caulley の肖像」(サン・フランシスコ美術館・サン・フランシスコ)
・ CARAVAGGIO「アントニオ・マルテッリ(マルタ騎士)の肖像」(ピッティ・パラティーナ絵画館・フィレンツェ)
・ レンブラント「Johannes Wtenbogaert の肖像」(国立ミュージアム・アムステルダム)
◇ 新約聖書キリストへの裏切り心理劇対決(!!)
・ レンブラント「聖パウロの否認」(国立ミュージアム・アムステルダム)
・ CARAVAGGIO「キリストの捕縛」(アイルランド国立美術館・ダブリン)
凄過ぎて、ちょっと一息。ふーっ...
展示は階段を上って1階へと続きます。いやいや、驚きはまだまだ続いたのです(・・;)
管理人は「対決!」だなんて書いていますが、この展覧会ではCARAVAGGIOの明暗法がどのようにレンブラントに影響を与えたのか、またCARAVAGGIOとレンブラントというバロック絵画の二大巨匠の共通するもの、あるいは違いを、作品を並列しながら自分の目で確かめ、感じることができる構成になっていました。
画集ではなく、実物を並べ比較できる幸せを噛みしめてしまいました(果報です!)。
管理人の感想はリスト作成の後でまた書きたいと思っております。
上階フロア
◇ 旧約聖書における劇的シーン比較
・レンブラント「ヤコブと天使」(ベルリン国立絵画館・ベルリン)
・レンブラント「イサクの犠牲」(エルミタージュ美術館・サンクトペテルスブルグ)
・ CARAVAGGIO「イサクの犠牲」(ウフィッツィ美術館・フィレンツェ)
◇ 少年を描く
・レンブラント「机上のティトス」(ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館・ロッテルダム)
・CARAVAGGIO「蜥蜴に噛まれた少年」(ロベルト・ロンギ財団・フィレンツェ)
・レンブラント「僧服姿のティトス」(国立ミュージアム・アムステルダム)
◇ 人間のふれあいと情感そして身振り
・CARAVAGGIO「マグダラのマリアの回心」(デトロイト美術館・デトロイト)
・レンブラント「ユダヤの花嫁」(国立ミュージアム・アムステルダム)
・CARAVAGGIO「聖女ウルスラの殉教」(貯蓄銀行・ナポリ)
◇ 女王様の貫禄!
・レンブラント「アルテミシア(orソフォニスバ)」(プラド美術館・マドリード)
◇ お騒がせの美少年対決(?!)
・CARAVAGGIO「勝誇るアモル」(ベルリン国立絵画館・ベルリン)
・レンブラント「ガニュメデス」(ドレスデン国立美術館・ドレスデン)
◇ 人物の内面を描く
・CARAVAGGIO「書き物をする聖ヒエロニムス」(ボルゲーゼ美術館・ローマ)
・レンブラント「手紙を読むバテシバ」(ルーヴル美術館・パリ)
◇ 自然(静物)描写力!
・レンブラント「フローラに扮するサスキア」(ナショナル・ギャラリー・ロンドン)
・CARAVAGGIO「果物籠を持つ少年」(ボルゲーゼ美術館・ローマ)
◇ 晩餐での驚愕!!
・レンブラント「ペシャワール王の饗宴」(ナショナル・ギャラリー・ロンドン)
・CARAVAGGIO「エマオの晩餐」(ナショナル・ギャラリー・ロンドン)
表記等の誤りがありましたら、ぜひお知らせくださいませ。m(__)m
管理人が◇印でくくっているのは、会場で展示されていた順番をメモしたものを、図録を参考にしながらまとめたものです。正式な「章」構成とは若干違いがあることをお断りしておきます。