花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

キージ宮(アリッチャ)「カラヴァッジョ《キリストの捕縛》」展。

2023-10-06 14:46:18 | 展覧会

ローマにほど近いアリッチャのパラッツォ・キージで「ルッフォ・コレクション-カラヴァッジョ《キリストの捕縛》」展が開催される。(Fさん情報に感謝!!)

「LA ‘PRESA DI CRISTO’ DI CARAVAGGIO DALLA COLLEZIONE RUFFO」

・会場:Palazzo Chigi (Ariccia)

・会期:2023年10月14日(土)~2024年1月7日(日)

https://www.palazzochigiariccia.it/la-presa-di-cristo-di-caravaggio-dalla-collezione-ruffo/

カラヴァッジョ(?)《キリストの捕縛》ルッフォ・コレクション

このカラヴァッジョ(?)《キリストの捕縛》は、どうやら2003年にマリオ・ビゲッティが購入した「サンニーニ」版と同じ作品のようだ。近年の再調査によりダブリン版の前に描かれたオリジナル作品として、今回の展覧会となったようだ。

ちなみに、この作品は「サンニーニ版」として、以前、拙ブログでも扱っているので、ご参考まで。

※ご参考:https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/b2090dbe5a8b64b010edf9807d41a93c

下記のサイトによれば...

https://www.finestresullarte.info/mostre/ariccia-mostra-presa-cristo-prima-versione-caravaggio

「この作品は、1951年にミラノのパラッツォレアーレで開催されたカラヴァッジョとカラヴァッジェスキの歴史的な展示会でロベルトロンギによって展示されましたが、汚れてさまざまな塗り直しが行われ、最近の修復後に削除されました。調査は根本的な変化と広範な悔い改めを浮き彫りにしました、それはペトルッチによれば、他の学者によってすでに進められていたサインを裏付けています、例えば、古物商マリオビゲッティによって購入された2003年に作品が市場に再登場したときのデニスマホンによって。」(Google翻訳使用

で、うーん、どうなのだろうね?? 私はデュッセルドルフでこの作品を観ているけれど、その後の調査や修復の経過を知らないので、果たしてカラヴァッジョ真作なのか興味深いところだ。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
来年1月福岡にカラヴァッジョ作品来日! (むろさん)
2023-10-08 12:06:19
今回のテーマとは直接関係ないのですが、カラヴァッジョ関係なのでここに書かせていただきます。
来年1月に福岡市美術館にローマ・カピトリーノ美術館の洗礼者聖ヨハネが出ます(会期は2024.1.5~3.10)。現在上野・都美術館で開催中の「永遠の都 ローマ展」が福岡に巡回し、福岡限定でカラヴァッジョ作品が1枚出ます(上野限定は彫刻・カピトリーノのヴィーナス)。

個人の方のブログ(下記URL)を見ていたら、福岡にカラヴァッジョが出るようなことが書かれていたので、早速美術館に電話して確認しました。
https://rongo-rongo.blog.ss-blog.jp/2023-09-28

美術館のホームページ(今後の予定及び事業計画、下記URL)にはまだカラヴァッジョ作品出品の情報は書かれていません。福岡市美術館の担当者から聞いたのは、
福岡限定の絵は、カラヴァッジョの洗礼者聖ヨハネ、グエルチーノの洗礼者聖ヨハネ、パルマで活動したフランドル派の氏名不詳の画家の洗礼者聖ヨハネ(16世紀後半)の3点とのこと。そして、上野展と共通の図録であり、その図録に掲載されている出品作品リストには2館の限定出品作品の情報も出ているそうです。今週半ばに上野へ行く予定があるので、都美に寄って図録を確認してきます。
https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/rome_the_eternal_city/
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/40026/1/sibisiryo.pdf?20230426141058

なお、上記個人の方のブログには「東京展にはカラヴァッジョ派の17世紀の作品が来ていた」とあり、また、上記福岡市事業報告の中の令和5年度取り組みには「カラヴァッジョ派の画家《メロンを持つ若者(嗅覚の寓意画)》」の写真が出ていますが、この写真が今上野にきている絵なのか、来年福岡限定の絵なのかは分りません(図録で確認しておきます)。

実は10年近く前にカピトリーノ美術館へ行ったのですが、カラヴァッジョの洗礼者聖ヨハネは貸し出し中で見られず、その後西美カラヴァッジョ展での来日を期待していたら、この時も女占い師だけでがっかりしたことを覚えています。福岡はちょっと遠いので、この1枚のために旅行がてら行くかどうか悩んでいます。あるいは近い将来またローマに行くと思うので、その時まで待つか?

取り急ぎご報告まで。
返信する
むろさんさん (花耀亭)
2023-10-09 00:41:10
貴重な情報をありがとうございました!!さっそくブログ記事にしてしまいました(^^ゞ
それにしても《洗礼者聖ヨハネ(笑うイサク?)》が来日するなんてヽ(^o^)丿。それも、東美ではなく福岡市美術館に、というのも驚きでした。
むろさんさん、「この1枚」はカラヴァッジョの傑作ですよ~🌟。どうぞ、じっくりと悩んくださいませ(^^)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。