2日目の早朝。
起床して私は天井のブレイス(矢印が指し示す部分)」をぼぉ~っと見ていた。

ベートーベンでも聴きましょう。

第五番。

堂々とした第四楽章を♪
Beethoven: Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67: IV. Finale. Allegro
気持ちいいね。
こんな演奏を聴くとえらくなった気分になれる。 私の言うことは常に正しい、私は誰にも負けない、みたいな。
プーチン大統領もこんなの聴いてるかな。いかにも聴いていそうだ。
まずはドガティ君の散歩に出かけましょう。
ドガティ君の真冬のファッション(笑)。

外は寒そうだ。

寒過ぎるね。
ご近所さんも外になんて出て来ないよ。

こうやって山荘を見ると、よく通っているよなぁと思う。

土地を買ってから27年、山荘が経ってから26年。
昼間は気温が上がるので、雪が溶ける。
ところが夜間は気温が下がるので、一旦溶けた雪がツルツルに凍る。
表面に雪が薄くあるだけで、下はツルツルの氷だ。
これ(↓)は私が派手に転んだ跡だ。

「寒いだけですから、もう帰りませんか?」とドガティ君が言うので、撤収。

ニンゲンも犬も朝ごはんにしましょう。
前日に購入したカントリーキッチン・ベーカリーのクルミレーズン・パン。

おいしいよ。すぐに朝ごはんが終了。
食べたら出す(笑)。
なんかおかしい。流れが弱い。その後本当に流れなくなった。

困った時は、ブレイスの丸山さん(=この山荘や鎌倉の自宅を建ててくれた人)に即連絡。
丸山さんから宮坂建設さん(水道や湯沸かし器などの設備担当)に連絡が行き、朝9時過ぎには宮坂建設さんが来てくださった。

山荘のトイレや山荘の外の排水管を調査。
流れを見て、これはトイレ直下のトラップの詰まりであろうと特定。

問題はすぐ解決した。さすがの宮坂建設さん。
トイレのトラップとはこの部分。ここに水を溜めることで、虫や動物の外からの侵入を防ぎ、排水管からのにおいの逆流を防いでいるが、トラップ部分には便やトイレットペーパーが詰まりやすい。

こんなことはこの山荘では初めてだったが。
するとそこへブレイスの丸山さんも登場。

皆さん、27年前からのお付き合い。丸山さんも宮坂建設さんも私も歳をとったなあ(笑)。
いつもお世話になっております。もう問題が片付いちゃったよ。
ありがとうございます。
丸山さんの建築集団ブレイスの名前の由来はこのブーメランみたいな部材だ。ここをブレイスと呼ぶ。柱と梁、あるいは柱と桁、あるいは梁と桁などを繋ぐ部分を指す。

柱の断面は一辺が18cmの正方形。
梁や桁の断面は18cm×30cmの長方形。

柱、桁、梁ともにダグラスファー(米松)だ。

丸山さんは私の希望を全部盛り込んで建ててくださった。
その後のメンテンナンスも全部お願いしている。
八ヶ岳山麓の住宅建築、あるいはリフォーム工事なら、みなさんブレイスへどうぞ♪
こちらがそのホームページだ https://brace.jp/
薪ストーブの煙突。

ストーブの後ろから出して、すぐにまっすぐ上げてある。

そのまままっすぐ屋根に抜きたいところだが、屋根の真ん中、一番高いところには棟木があるので、その手前でわずかに左に傾けてある。

拡大するとこんなのだ。

屋内気温が零下になっていても、数時間も薪を焚き続けると、なんとかしのげるようになる。
しかしそのまま調子にのって焚き続けていると、今度は暑いくらいになるから、調節が難しい。

天気は良くない。
気温がプラスに転じて来たので、雪が小雨になった。

パブのサインのような飾りが26年前からここにかけてあるが、埃がたまったところを妻が掃除中。

私はそれを外したり、また掛けたりする係。
なぜか上のはウィンブルドンのテニスで、下のはヴォージュのクロカンスキー(フランス)。

小雨の中、ドガティ君と妻が遊んでいる。

私はランチ係。
前日西友富士見店で購入したものばかり。

ただしキャベツは違う。
これは鎌倉で購入して使いきれず原村に持って来たものだ。

いつも使っている西友のつけ麺用極太麺。
つけ麺だからもともと量が多い。普段でも1玉150gもあるのだが、なぜか期間限定で30gの増量中だ。

したがって生めん1玉が茹でる前の状態で180gもある。

うれしいね。
ニラを切る。また細いネギも鎌倉から残り物を持って来ていたので、それも入れる。

キャベツ、ニラ、ネギ。

味付けはこちらで。ブラックペパー、オイスターソース、砂糖、鶏ガラスープの素、辣油、醤油。

さらに岡谷の酒、神渡純米辛口もちょっと注ごう。

諏訪に来たら、諏訪の酒。
これで炒め麺の信州レベルが上がる。
豚バラを炒め、野菜を炒める。

面をゆでて冷水でよく洗い、ぬめりを取って締める。

先ほどの調味料に擦ったニンニクも加えて、サッと炒めたら終わりだ。

「いいにおいがするなぁ・・・」とドガティ君。

そうだろぉ、これはかなりおいしいぞ。
ほら、できた。

おいしい広東風炒め麺。

何が広東風なのかよくわからないが(笑)。
食べているとなくなるなくなる・・・。もっと食べたい。

あ、クロネコさんが来た。

「おとーさん、これはボクのボールが入っているんですよね?」

「おとーさん、これはボールではありませんけど?」

そうです、これは新聞紙です。
紙の新聞が世の中から消え去りつつある。しかし紙の新聞は薪ストーブの着火には誠に使い勝手が良いものである。ところが我が家には紙の新聞がないものだから、わざわざ私は紙の新聞を読みもしないのに購入したのだ。ヘンな時代である。
中京地区の新聞業者さんが余ってしまった未使用の新聞を販売しているらしい。
岐阜新聞。

ほらね、全部新品でしょ。

中日新聞も。

朝日新聞(ただし名古屋本社)。

薪ストーブの着火もこれでスムーズに。
よく遊んだドガティ君は、それに付き合った妻とともに昼寝。

【つづく】