ヌーボー。
価格が魅力のチリ・ワイン。
南半球は春にブドウを収穫。これは2019年春に収穫されたもので作られたヌーボー。
こちらはマルコメ社の大豆のお肉(↓の画像)。
こうした製品の主たる目的は、現在の環境問題を考え、牛肉をこれで代替しようということのようだ。
地球温暖化という問題に関して最悪な食べ物と言われる牛肉。
1.牛肉を生産するための飼料や肥料の生産プロセスに係る様々な二酸化炭素排出量
2.飼育中の牛のゲップやおならから出るメタンガス(これがかなり悪い)排出量を二酸化炭素に換算したもの
3.放牧用地を増やすため、また増加する飼料・肥料生産のため、急速に進む南米やアフリカの森林伐採。
4.食糧の中でも牛肉は、その生産に係る水の消費量が断トツで多い。
ニュージーランドのように人口が少なく畜産業が栄える国では畜産業による二酸化炭素やメタンガスの排出は、自動車の排気ガスよりも深刻な問題となっている。
アマゾン流域で度々起こる森林火災も多くは人為的なものであり、畜産業や政治と大いに関係がある。ブラジルの大統領がなかなか消火活動を開始しようとしないのも、要はそういうことだ。そしてこの地域の森林がなくなると、いよいよ地球は死ぬかも。それで他国や先日のG7まで慌てている。
地球環境に負荷をかけて生産した穀類を与え続けて生産した牛の肉を食べるより、人間がその穀類を直接食べたほうがはるかに効率が良いらしい。
食事の牛肉を豚肉に置き換えるだけで、地球温暖化防止にはかなりの効果がある。鶏肉ならなおさら良い。
さらには穀類や野菜の割合を増やせばもっと良いのだそうな。
加えて牛肉生産は、水の消費量がものすごい。食料生産の中でも断トツ1位。
直感的にはわかるが、細かいデータはいっぱいウェブサイトがあるので検索してご覧ください。
そんなわけで、マルコメ社の大豆のお肉。
米国でもビヨンド・ミートなんて新規上場企業が注目されている。
【同社ホームページ】
ビル・ゲイツやレオナルド・ディカプリオもその企業に出資。
あのポール・マッカートニーもずいぶん前からMeat Free Mondayの旗振り役だ。
ポールは牛肉だけを目の敵にしているわけではなくて、肉全般の消費を抑えようというものだが。
例えば・・・朝ごはんにつける一切れのベーコンや、お昼のハンバーガー1個とか、夜の牛肉のワイン煮込みを、月曜日はどれも止めておこうということだ。
ポールに言われなくても、一般的に肉を食べ過ぎだった欧米ではその一人当たり消費量は減少傾向にある。
しかしそれ以外の地域では経済成長に伴い増加する傾向にあり、地球全体では消費量が増加中だという。
「大豆素材の牛肉もどきハンバーガーを食べるなんて、そんなばかな!」と言うなかれ。
この厳しい地球温暖化の状況だと、将来はそうせざるを得なくなるかもしれない。
ハイレベルな「もどき」バーガーは、本物と差がどんどんなくなって来ているしね。この人、比べて食べているよ。
否応なしに牛肉に替えてビヨンド・ミートやマルコメの商品を食べる時代が来るかもしれない。
牛角なんて焼肉チェーン店で、それら日米企業の大豆を素材とする肉まがいの商品を食べるなんてこともあるかもしれない。
禁煙や髪を染める習慣と似ていると思う。かつてはあり得なかったことも、普通になるのだ。
私が就職した時(1983年)、職場で喫煙は当たり前。
それを「止めてください」と頼む方が難しかった。
飛行機内の禁煙席にいても、遠くから煙が漂ってきた。
いまや、そんなことはあり得ない。喫煙してたら周囲から睨まれ、放り出される。
髪を茶色く染める習慣(白髪染めは除く)もそうで、私が就職した当時の職場では(職場にもよるのだろうが)、髪を茶色に染めている人などいなかった。
ところが今では女性の場合、髪を染めていない人の方が少ないだろう。男性ですら茶系に染めている人は多い。
職場で「髪を染めるな!」なんて上司が部下に言おうものなら、ひと悶着あるだろう。以前とは時代が違うのだ。
毛皮のコートも同様だ。あれを着る習慣は、80年代途中で急に消え始めた。
ガソリン車もやがてなくなる。
世の中ってゆっくり、あるいはある時に急に変化する。
「えーーー、あなた、まだ牛肉食べているの?」なんて言われる時代が来ないとは限らない。
昔は小学校の給食に頻繁に出たクジラ肉のように、牛肉が将来微妙な扱いをされるかもしれない。
今のうちにあれこれ食べておこうか。
サラダづくり。
野菜生産工程は二酸化炭素排出が非常に少ない。
いちいちこんなこと考えるの面倒だね(笑)。
ドレッシングもつくろう。
私のブログを長く見てくださっている方は、ひょっとするとこうおっしゃるかもしれない。
「そっかー! おちゃさんのブログにはこれだけ鶏肉や豚肉、そして山肉(鹿、猪、熊等の肉)まで出て来るのに、牛肉がほとんど出て来ないのはそういう訳だったのねーー」
「地球温暖化を憂慮してのことだったのねーー」
残念ながら全然違うんだなー。
単に好みの問題。
確かに、夏に室内気温を異様に上昇させない家に住むことや牛肉以外を選好することは、環境にやさしいが。
今回は、近年話題の大豆ミートを使おう。
マルコメ社オリジナルのレシピに、キーマ・カレーがあったので、そのまま作ってみる。
ニンニク、タマネギ。
かぼちゃ。
四角く切る。
茄子。これも四角く切ろう。
ドガティ君は私が炒め始めるとやって来る。
タマネギとニンニクを炒める。
大豆のお肉のパッケージ。
乾燥、冷凍、レトルトと3種類ある。
さらにミンチ状、ボール状、スライスされた肉状の形態があり、数多く用意されている。
これは乾燥のミンチ。
開封してそのまま食べてみよう。
塩味も砂糖味もない、コーンフレークみたいだ。
レシピはいろいろあるのだが、キーマ・カレーの場合、これをそのまま茄子以外の野菜と一緒にいきなり煮る。
トマト、タマネギ、ニンニク、かぼちゃ。
ちょっと不安がある。
通常本物の挽き肉を事前に焼くことなく水分があるところに入れて加熱すると、引き締まらないまま膨れ上がってしまうからだ。
しかしこれはそうはならなかった。一定以上には膨れ上がらない。
ルゥを使えとあるのでその通りに。
大好きなエスビーのディナー・カレー。
見た目、普通にキーマ・カレー。
ヌーボーを飲みましょう。
2019年春に収穫されたばかりのワイン。
ソーヴィニヨン・ブラン。
爽やかですね。新酒ですよ。
最後にレンジでチンした茄子を加える。
ん~味が足りない。
はちみつと醤油。
できた!
大豆ミートだぞぉ~。
大豆ミート以外の味はいい。しかし大豆ミートがまるで麩でも食べているみたいだ。
このレシピは改善が必要だね。
肉を噛んだ時の脂分や旨味が、大豆ミートにまったく感じられない。
レシピではいきなり乾燥大豆ミートを野菜とともに煮るように書いてある。
しかしそれはあまりよくないなぁ。
一定以上に大豆ミートは水分を吸わないようなので、これは事前に旨味のあるタレに漬けてから、さらに油でしっかりカリッと炒めて、最後にさっとカレー・ルゥに入れたらいいのではないかな?
サラダもたべましょ。
ヌーボーも飲みましょう。
拡大してお見せしたら、大豆ミートのキーマ・カレーの食感がわかるかな?
価格が魅力のチリ・ワイン。
南半球は春にブドウを収穫。これは2019年春に収穫されたもので作られたヌーボー。
こちらはマルコメ社の大豆のお肉(↓の画像)。
こうした製品の主たる目的は、現在の環境問題を考え、牛肉をこれで代替しようということのようだ。
地球温暖化という問題に関して最悪な食べ物と言われる牛肉。
1.牛肉を生産するための飼料や肥料の生産プロセスに係る様々な二酸化炭素排出量
2.飼育中の牛のゲップやおならから出るメタンガス(これがかなり悪い)排出量を二酸化炭素に換算したもの
3.放牧用地を増やすため、また増加する飼料・肥料生産のため、急速に進む南米やアフリカの森林伐採。
4.食糧の中でも牛肉は、その生産に係る水の消費量が断トツで多い。
ニュージーランドのように人口が少なく畜産業が栄える国では畜産業による二酸化炭素やメタンガスの排出は、自動車の排気ガスよりも深刻な問題となっている。
アマゾン流域で度々起こる森林火災も多くは人為的なものであり、畜産業や政治と大いに関係がある。ブラジルの大統領がなかなか消火活動を開始しようとしないのも、要はそういうことだ。そしてこの地域の森林がなくなると、いよいよ地球は死ぬかも。それで他国や先日のG7まで慌てている。
地球環境に負荷をかけて生産した穀類を与え続けて生産した牛の肉を食べるより、人間がその穀類を直接食べたほうがはるかに効率が良いらしい。
食事の牛肉を豚肉に置き換えるだけで、地球温暖化防止にはかなりの効果がある。鶏肉ならなおさら良い。
さらには穀類や野菜の割合を増やせばもっと良いのだそうな。
加えて牛肉生産は、水の消費量がものすごい。食料生産の中でも断トツ1位。
直感的にはわかるが、細かいデータはいっぱいウェブサイトがあるので検索してご覧ください。
そんなわけで、マルコメ社の大豆のお肉。
米国でもビヨンド・ミートなんて新規上場企業が注目されている。
【同社ホームページ】
ビル・ゲイツやレオナルド・ディカプリオもその企業に出資。
あのポール・マッカートニーもずいぶん前からMeat Free Mondayの旗振り役だ。
ポールは牛肉だけを目の敵にしているわけではなくて、肉全般の消費を抑えようというものだが。
例えば・・・朝ごはんにつける一切れのベーコンや、お昼のハンバーガー1個とか、夜の牛肉のワイン煮込みを、月曜日はどれも止めておこうということだ。
ポールに言われなくても、一般的に肉を食べ過ぎだった欧米ではその一人当たり消費量は減少傾向にある。
しかしそれ以外の地域では経済成長に伴い増加する傾向にあり、地球全体では消費量が増加中だという。
「大豆素材の牛肉もどきハンバーガーを食べるなんて、そんなばかな!」と言うなかれ。
この厳しい地球温暖化の状況だと、将来はそうせざるを得なくなるかもしれない。
ハイレベルな「もどき」バーガーは、本物と差がどんどんなくなって来ているしね。この人、比べて食べているよ。
否応なしに牛肉に替えてビヨンド・ミートやマルコメの商品を食べる時代が来るかもしれない。
牛角なんて焼肉チェーン店で、それら日米企業の大豆を素材とする肉まがいの商品を食べるなんてこともあるかもしれない。
禁煙や髪を染める習慣と似ていると思う。かつてはあり得なかったことも、普通になるのだ。
私が就職した時(1983年)、職場で喫煙は当たり前。
それを「止めてください」と頼む方が難しかった。
飛行機内の禁煙席にいても、遠くから煙が漂ってきた。
いまや、そんなことはあり得ない。喫煙してたら周囲から睨まれ、放り出される。
髪を茶色く染める習慣(白髪染めは除く)もそうで、私が就職した当時の職場では(職場にもよるのだろうが)、髪を茶色に染めている人などいなかった。
ところが今では女性の場合、髪を染めていない人の方が少ないだろう。男性ですら茶系に染めている人は多い。
職場で「髪を染めるな!」なんて上司が部下に言おうものなら、ひと悶着あるだろう。以前とは時代が違うのだ。
毛皮のコートも同様だ。あれを着る習慣は、80年代途中で急に消え始めた。
ガソリン車もやがてなくなる。
世の中ってゆっくり、あるいはある時に急に変化する。
「えーーー、あなた、まだ牛肉食べているの?」なんて言われる時代が来ないとは限らない。
昔は小学校の給食に頻繁に出たクジラ肉のように、牛肉が将来微妙な扱いをされるかもしれない。
今のうちにあれこれ食べておこうか。
サラダづくり。
野菜生産工程は二酸化炭素排出が非常に少ない。
いちいちこんなこと考えるの面倒だね(笑)。
ドレッシングもつくろう。
私のブログを長く見てくださっている方は、ひょっとするとこうおっしゃるかもしれない。
「そっかー! おちゃさんのブログにはこれだけ鶏肉や豚肉、そして山肉(鹿、猪、熊等の肉)まで出て来るのに、牛肉がほとんど出て来ないのはそういう訳だったのねーー」
「地球温暖化を憂慮してのことだったのねーー」
残念ながら全然違うんだなー。
単に好みの問題。
確かに、夏に室内気温を異様に上昇させない家に住むことや牛肉以外を選好することは、環境にやさしいが。
今回は、近年話題の大豆ミートを使おう。
マルコメ社オリジナルのレシピに、キーマ・カレーがあったので、そのまま作ってみる。
ニンニク、タマネギ。
かぼちゃ。
四角く切る。
茄子。これも四角く切ろう。
ドガティ君は私が炒め始めるとやって来る。
タマネギとニンニクを炒める。
大豆のお肉のパッケージ。
乾燥、冷凍、レトルトと3種類ある。
さらにミンチ状、ボール状、スライスされた肉状の形態があり、数多く用意されている。
これは乾燥のミンチ。
開封してそのまま食べてみよう。
塩味も砂糖味もない、コーンフレークみたいだ。
レシピはいろいろあるのだが、キーマ・カレーの場合、これをそのまま茄子以外の野菜と一緒にいきなり煮る。
トマト、タマネギ、ニンニク、かぼちゃ。
ちょっと不安がある。
通常本物の挽き肉を事前に焼くことなく水分があるところに入れて加熱すると、引き締まらないまま膨れ上がってしまうからだ。
しかしこれはそうはならなかった。一定以上には膨れ上がらない。
ルゥを使えとあるのでその通りに。
大好きなエスビーのディナー・カレー。
見た目、普通にキーマ・カレー。
ヌーボーを飲みましょう。
2019年春に収穫されたばかりのワイン。
ソーヴィニヨン・ブラン。
爽やかですね。新酒ですよ。
最後にレンジでチンした茄子を加える。
ん~味が足りない。
はちみつと醤油。
できた!
大豆ミートだぞぉ~。
大豆ミート以外の味はいい。しかし大豆ミートがまるで麩でも食べているみたいだ。
このレシピは改善が必要だね。
肉を噛んだ時の脂分や旨味が、大豆ミートにまったく感じられない。
レシピではいきなり乾燥大豆ミートを野菜とともに煮るように書いてある。
しかしそれはあまりよくないなぁ。
一定以上に大豆ミートは水分を吸わないようなので、これは事前に旨味のあるタレに漬けてから、さらに油でしっかりカリッと炒めて、最後にさっとカレー・ルゥに入れたらいいのではないかな?
サラダもたべましょ。
ヌーボーも飲みましょう。
拡大してお見せしたら、大豆ミートのキーマ・カレーの食感がわかるかな?