建築家の本を読むと「施主からの強い要望に沿ってせっかく設計してあげたのに、竣工後しばらくしてその家を訪ねると、うまく使えていないか、あるいはあってもなくても同じという寂しい利用状態」に陥りやすい筆頭格が・・・
①書斎 で、次が
②リビングルーム である、などと書いてある。
我が家にはどちらもない。それで困ってはいない。ダイニング・ルームには大きな食卓とイスがあるだけだ。書斎は存在せず、それに近いもの、つまりデスクとパソコンが寝室の片隅にあるだけである。何か書く時、本を読む時は、ダイニング・ルームの食卓か、寝室のデスクを利用する。私の場合読書量は多い方だと思うが、たいしたものを読むわけでもないし、ろくな文章を書くわけでもないのだから、書斎など要らない。

「リビング・ルームがないと言っても、ダイニング・ルームの片隅には小さなソファくらいは置いてあってLDKの役目を果たしているのだろう」と推測される方もあろう。しかし残念ながらソファもないのである。ダイニング・テーブルとイス、それで終わりだ。

「じゃあ、テレビはどうやって見るんだ?映画のDVDを見ないのか?ゲームしないのか?ウソだろ?」なんて推測もあるかもしれない。順番に説明すると、まずテレビはあまり見ない。第一、室内にテレビを露出させていない。ご覧のとおりである(下の画像)。ダイニング・ルームにテレビの収納を作ってもらった。テレビなどなくても生きてゆける。基本的にスイッチをOFFにしておこう。テレビをくつろいでダラーーッと見たい時は、テレビをつけ、前にある分厚いカーペットに横になるのである(ソファがないから)。映画のDVDやゲームは家に存在しない。
テレビを隠した理由は2008.03.22の記事【「テレビ」】をご覧ください。読んだ方はお笑いになるかもしれないが、私は大まじめで考え、テレビを隠すことにした。

床はタイルだ。テラコッタ調のタイルである。本当のテラコッタなんて、メンテが大変であり我が家では採用出来ない。このダイニング・ルームの最大の特徴は、吹き抜けでも、テレビを隠したことでも、ソファがないことでもなく、実は床の下に大量のコンクリートを流し込み、それが目一杯詰まっていることである。

最近は日本の住宅でも屋内にタイルを使うことが多くなった。しかし木造住宅では普通に基礎をつくり、根太を張り、下地(木製)を張って、その上にタイルを貼りつける。表面はタイルであっても、上を歩くと下地が柔らかい木であることがわかる、非常に日本的な仕様である。ということは、人が歩くたびにタイルの床面は目地のところで曲がっているわけだ。だから目地もわざわざ伸縮性のあるソフトなものを使っている。
私はこれが嫌でダイニング・ルームの下は、下は地面から上は床下スグの所まで全部にコンクリートを詰めてもらった。だからダイニング・ルームは靴で歩いても違和感のない、カッチカチの本来のタイル感覚になっている。

上の画像はダイニング・ルーム(下)と玄関(上)の境目だ。下半分がカッチカチの床で、上は通常のフローリングを木の下地の上に貼り付けたものである。

面白いのは次の部分だ。上の画像はダイニング・ルーム(下)とキッチン(上)の境目である。表面的にはまったく同じタイル仕様に見えるが、上下で違う。下半分はカッチカチの床だが、上半分はヒヨヒヨしたなんとも日本風なタイル床施工である。キッチンは水回りの配管があるため、何かあると床下をいじらなければならず、床下をダイニング・ルーム同様にコンクリ詰め状態には出来なかったのである。
ダイニング・ルームの壁はと言うと、もう額だらけだ。それは以前書いた。ご関心ある方は2009.12.01の記事【絵画やポスターや写真や古地図や版画@七里ガ浜自宅ダイニング・ルーム】をご覧下さい。
①書斎 で、次が
②リビングルーム である、などと書いてある。
我が家にはどちらもない。それで困ってはいない。ダイニング・ルームには大きな食卓とイスがあるだけだ。書斎は存在せず、それに近いもの、つまりデスクとパソコンが寝室の片隅にあるだけである。何か書く時、本を読む時は、ダイニング・ルームの食卓か、寝室のデスクを利用する。私の場合読書量は多い方だと思うが、たいしたものを読むわけでもないし、ろくな文章を書くわけでもないのだから、書斎など要らない。

「リビング・ルームがないと言っても、ダイニング・ルームの片隅には小さなソファくらいは置いてあってLDKの役目を果たしているのだろう」と推測される方もあろう。しかし残念ながらソファもないのである。ダイニング・テーブルとイス、それで終わりだ。

「じゃあ、テレビはどうやって見るんだ?映画のDVDを見ないのか?ゲームしないのか?ウソだろ?」なんて推測もあるかもしれない。順番に説明すると、まずテレビはあまり見ない。第一、室内にテレビを露出させていない。ご覧のとおりである(下の画像)。ダイニング・ルームにテレビの収納を作ってもらった。テレビなどなくても生きてゆける。基本的にスイッチをOFFにしておこう。テレビをくつろいでダラーーッと見たい時は、テレビをつけ、前にある分厚いカーペットに横になるのである(ソファがないから)。映画のDVDやゲームは家に存在しない。
テレビを隠した理由は2008.03.22の記事【「テレビ」】をご覧ください。読んだ方はお笑いになるかもしれないが、私は大まじめで考え、テレビを隠すことにした。

床はタイルだ。テラコッタ調のタイルである。本当のテラコッタなんて、メンテが大変であり我が家では採用出来ない。このダイニング・ルームの最大の特徴は、吹き抜けでも、テレビを隠したことでも、ソファがないことでもなく、実は床の下に大量のコンクリートを流し込み、それが目一杯詰まっていることである。

最近は日本の住宅でも屋内にタイルを使うことが多くなった。しかし木造住宅では普通に基礎をつくり、根太を張り、下地(木製)を張って、その上にタイルを貼りつける。表面はタイルであっても、上を歩くと下地が柔らかい木であることがわかる、非常に日本的な仕様である。ということは、人が歩くたびにタイルの床面は目地のところで曲がっているわけだ。だから目地もわざわざ伸縮性のあるソフトなものを使っている。
私はこれが嫌でダイニング・ルームの下は、下は地面から上は床下スグの所まで全部にコンクリートを詰めてもらった。だからダイニング・ルームは靴で歩いても違和感のない、カッチカチの本来のタイル感覚になっている。

上の画像はダイニング・ルーム(下)と玄関(上)の境目だ。下半分がカッチカチの床で、上は通常のフローリングを木の下地の上に貼り付けたものである。

面白いのは次の部分だ。上の画像はダイニング・ルーム(下)とキッチン(上)の境目である。表面的にはまったく同じタイル仕様に見えるが、上下で違う。下半分はカッチカチの床だが、上半分はヒヨヒヨしたなんとも日本風なタイル床施工である。キッチンは水回りの配管があるため、何かあると床下をいじらなければならず、床下をダイニング・ルーム同様にコンクリ詰め状態には出来なかったのである。
ダイニング・ルームの壁はと言うと、もう額だらけだ。それは以前書いた。ご関心ある方は2009.12.01の記事【絵画やポスターや写真や古地図や版画@七里ガ浜自宅ダイニング・ルーム】をご覧下さい。