「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

INAXの新しいトイレ、使用後の感想@鎌倉七里ガ浜

2024-12-20 15:48:37 | 内装・インテリア
我が家の新しいトイレはINAX社製。INAXは今やLIXILの1ブランドとなっている。もともとは伊奈製陶と呼ばれていた。

TOTOは独自に展開中。もともとは東洋陶器と呼ばれていて、それが短縮化されて東陶、つまりTOTOだね。

子どもの頃我が家のトイレに「Toyotoki」と書いてあった。ローマ字が読めるようになった私は「トヨトキって何?」と思ったものだ。

それが東洋陶器のことでのちにTOTOとなったことを私が知ったのはずいぶんあとの話である。

INAXには行ったことがない。しかしTOTO本社(北九市小倉区)には仕事でよく行った。



以前のトイレはTOTOの製品だった。

新しいINAXのトイレを使用し始めて何日か経ったので、以前のTOTOのトイレと比較してみよう。

以前のTOTOの便器と比べると新しいINAXの便器は少しコンパクトに感じる。


トイレに入ると、「あれっ?」っと思うくらい、小さいな。

前のトイレではセンサーが勝手に人の気配を判断して、人がトイレに入ると蓋が自動で開き、トイレ使用後に人が立ち上がると自動で便器内を洗浄し、蓋は自動で閉じていた。

今回のトイレはそれはない。蓋も手動、洗浄も手動の機種だ。したがって私は水を流すのを忘れ、蓋を閉め忘れる。そして私は妻に叱られる。

だって18年間、ずっと自動だったんですもの。何もしないで自動で水は流れ蓋は閉まり洗浄は終了。そのまま私はトイレを出ればよかったのだから。

習慣はなかなか変えられないものだ。

そこで妻は私向けに便所内に大きな貼り紙をし、「水を流せ」と警告するのだった。


これ(↓)なんてすごい。

紙の下の部分が、トイレ内洗面台の水栓(プッシュ式)のほとんどにかかっており(黄色い矢印が指し示すのが水栓だ)、水栓を押すにはその紙を意識しないといけない仕組みになっている。


ドアノブにまで紙がついている。


私は素直なので、妻に叱られると率直に謝る。

話はそれで終わらない。何度かそのやり取りが続いたあと、妻は「流し忘れたら1回300円徴収する」と言い出した。それが貯まったらまた自動洗浄のトイレに変更するらしい。すでに罰金を私は600円払っている。本当に私は素直だ。



妻の発想がすごい。人はいろいろだ。人生いろいろ。

小泉純一郎元首相が「人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろです!」と国会で発言して当時の民主党に批判されたが、私も妻に批判されている。

動画開始から1:40後くらいがそれだ。待てない人はそこから視聴してね。

国会論戦ビデオハイライト 決算行政監視委員会(平成16年6月2日)

壁付けリモコンは以前と同様だが、これもかなりコンパクト。



節電モードなんてボタンがある。どう使えばいいのかよくわからん(笑)。


壁付けリモコンには、こんな機能ボタンがついている。


まだ全部を押してみたわけではない。

かわいいわぁ、新しいINAXのトイレ。


このカエルは以前から水洗タンクの上にあったもの。


妻のもので、私のものではない。

妻はホンモノのカエルを気持ち悪がるくせに、偽物のカエルは好きらしい。

今回の買い替えで、トイレって買えば高いのだということをよく認識した。そして一体型のトイレや高機能なトイレは厄介だということも学んだ。

そこで散々調べて安いものを選んだ。そして壊れにくそうなものを選んだ。合計13万円台で支払いが済んだのだから、かなり安い方かも。


加えて新たに学んだことは、トイレは買うと高いことだけでなく、古いトイレを廃棄する料金、トイレを交換する作業料金が高くつくということである。そういう時代なのですねえ。環境問題を考えると、捨てるのが大変。

私が利用した通販企業の交換できるくんは古いトイレの処分料金がかなり安かった。

新旧トイレを比べると、便座の高さが異なる。新しいトイレは全体がコンパクトなのに、便座は高い。


同じメーカーの製品でも製品ごとに便座の高さは異なるし、日本人の平均的身長の変化により、各メーカーが設計する便座の高さも変化して来たらしいが、一般的にTOTOよりもINAXのトイレの便座の方が少し高いようだ。

便座が高くなる理由は他にもあって、利用者のうち高齢者の割合が高くなっていることも関係しているらしい。

高齢者にとっては座ったり立ったりすることは大変で、便座が高い方がそれをするのが楽だというのが理由であるようだ。


新しいトイレは節水タイプなので、以前のトイレと比べると流れる水量が少ない。

ちょっと不安になるくらいだ(笑)。

しかも便器の中の形が変わっている。


不思議だねえ。

でも今のところ、困ったことはない。

大きな特徴としては、「ふちなし」便器であることが挙げられる。

洗浄する際に勢いよく出る水が外にこぼれることを避ける目的から、便器の最上部にはふちがあって、そのふちの下側が掃除しにくく不潔になりがち。

しかしこの便器ではそのふちがない。最近流行っているらしいよ。いわゆる「ふちなし」タイプね。お勧めです。


お掃除してみると、この良さがわかるよ。サッと拭ける。

トイレ交換の担当者さんって大変だろうねえ。便器、床、壁やそれらの接続部分、隙間あたりが汚なそうだ。男性トイレの飛沫問題ね。

男の人も座りましょう。私は長年座ってしております。その方が楽だし。座っても厳密には細かい飛沫が飛んでいるわけだが。

みんなの関心事、洗浄の強さ。


洗浄の強さを変えてみる。

最強にした時の水勢は、前のトイレの方が強かったかな。

しかし新しいトイレには、それとは別に「おしりターボ」なるボタンがあって、これがすごい。


おしりターボにすると「ブォ~」と音が出て水勢が一気に強まる。「うほほほほぉ~」と思わず声を出しそうになる。

そして私のお尻がきれいに拭きあがる。

快適です。交換できるくんにお世話になりました。
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トイレは交換できるくんで購入、TOTOからINAXへ@鎌倉七里ガ浜

2024-12-17 19:43:14 | 内装・インテリア
トイレの水洗タンクのパッキンが壊れてしまった話は以前書いた。

下の画像の左のドアがトイレのドアだ。


これ(↓)がそのトイレ。


新しいのに買い替えることにした。

できるだけ安くて、シンプルなのがいいな。

でも壁付けリモコンは捨てがたい。


このトイレはまだ使えなくはないのだ。

しかし水洗タンクの底のパッキンがおかしいので、常にわずかな量の水がタンクから出て、その分また新たな水がタンクに入って来る状態だ。


水洗タンクには手洗いはなくて、別途手洗いがあるタイプだ。


次に買うのもタンクに手洗いがないタイプにしましょう。

TOTOのトイレさん、18年間ありがとうございました。


翌日にこのトイレとお別れする予定。

因みにトイレの天井はこうなっている(↓)。


トイレは株式会社交換できるくんから購入した。

エアコンでもガスコンロでも給湯器でもトイレでも、インターネットで注文できちゃう。



交換できるくんは修理はしない。新品との交換専業だ。

山崎怜奈さんが交換できるくん本社を訪問取材して、この会社の特徴を教えてくれる。動画をどうぞ♪
 

私の場合、インターネットの画面に従い、自分が買いたいタイプのトイレを機能やメーカーや価格で選んで行けば、自分が買うべき製品が見えて来た。



交換できるくんは安い。注文も簡単だ。

まるごとサービスパックで、捨てる古いトイレの処理代金(これがかなり高い)も含まれる。これも含めて税込み13万円台で好みのトイレに交換ができるならかなり安い。

ただし交換できるくんでは、商品は取り寄せになることが多く、取り付けまで少々待たされることがあるようだ。お風呂やトイレなどの購入で緊急性があって今日明日にもほしいという場合は、ちょっと難ありかも。

自宅まで見積もりに来るなんてことはなく、注文画面が言うとおりに、自分のトイレの現状を4画面撮影して、注文画面に貼り付け、送信するだけ。

 

スマホでもPCでも可能だ。

これ(↓)が画像貼り付けのページだ。



交換できるくんの社員さんが一人で登場。

TOTOの古いトイレが外された。



そしてINAXの新しいトイレが据え付けられた。


水洗タンクが小さい。


壁付けリモコンも小さい。


というか以前ほど多くの機能がついていない。

最近はやりらしいふち無し便器。


ふちが飛び出していないため、中を洗いやすいらしい。


INAXさん、今後ずっとよろしくお願いします。


すぐに壊れないでくださいね。

新旧トイレ機能を比較するとこうなる。

便器のふた: 自動→手動
使用後洗浄: 自動→手動
使用前着座後自動洗浄: なし→あり
便器のふち: あり→なし
トイレ形式: 一体型→組合せ型
サイズ: 前のトイレに比べると新トイレの全高は低く、便座位置は少し高い

ここ(↓)が私の考える場所になりそうだ。


トイレに座っている時って、いろいろ考えますよね。

ドガティ君も見に来た。


株式会社交換できるくんは4年前に上場している。東証グロース市場だ。

PERは30倍近く、PBRは5倍近い。配当も出ないだろうねえ。

ダメだ、私にはこのタイプの株式は買えない。

話が変わる。

昨日セブンイレブン鎌倉小町通り店でマイナンバーカードの署名用パスワード(6桁~16桁の長いやつだ。みなさん、覚えていますか?)の初期化を行った。無料でできるし、市役所の窓口のように混むことがないから楽だ。


このマルチコピー機ですぐに行える。


この機械の横をふと見ると、ちょっと前まであったゴミ箱がない。

店員さんにお尋ねしたら、めちゃくちゃな捨てられ方が続いたので苦渋の決断で撤去したそうだ。当たり前だよね。何年もの間すごかったから。

小町通りの観光客が次々と入って来てこの店舗と無関係なゴミを捨てて行くし、中には飲み物と氷が入ったままストロー付きのがぶち込まれてたりする。


分別の手間と廃棄のコストがお店を圧迫。

オーナーさんも店員さんもお気の毒だ。
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キャベツと豚バラのラーメン、フラワーアレンジメント@鎌倉七里ガ浜

2024-09-27 12:00:26 | 内装・インテリア
昨日の話だ。

カティア・ブニアティシヴィリのピアノ演奏でスラヴィック・ダンス♪


このYouTubeでどうぞ♪

Slavonic Dance for Four Hands in E Minor, Op. 72/2: Dumka (Allegretto grazioso)

キャベツとこんぶ茶を買って何か料理を作った私に、妻が「残ったキャベツとこんぶ茶もちゃんと消費せよ」と命令したので、私はそれに従う。


妻からの命令は絶対だ。

ねぎも切った。


豚バラも切る。


キャベツを切って、洗う。


これで大量のキャベツが消費できるよ。

いろいろと事前に準備しておく。

本日はラーメンだ。


豚バラを油の中で焼く。


ニンニクをする。


こんぶ茶はダシとして、最高だ。


オイスターソース、辣油、胡椒、ニンニク、甜面醤、豆鼓醤、鶏ガラスープ、こんぶ茶。


これでスープは問題なくできるね。

もうスープができ始めた。


煮ているとドガティ君がやって来る。


味見してみる。

完璧なスープだ(笑)。


外出中の妻がまもなく帰宅するらしいので、キャベツを煮始め、麺もゆでる。



これで完成する。

スープは肉や野菜が煮込まれ、その出汁が出て、様々な調味料が混じり、美味しくなって来た。


アイスクリームもあるよ。

パリパリバーだ。


盛り付け、完成!


ブラックペパーをガリガリしてね。

これで食べる。


自慢じゃないが、これがどれだけ美味しいか?

これは自分で作ってみた人しかわからない。


妻はフラワーアレンジメント教室から帰ってきたところだ。


今回も見事な作品に仕上がっている。


見事だと言ったものの、私には作品の良しあしが実はよくわかってないかも(笑)。

妻によれば、今回のテーマは・・・

秋の花のアレンジメント、和と洋の融合。


果たしてこれは和なのか、洋なのか、その融合なのか。

みなさん、わかりますか?


しかしとにかくこうやって作品が仕上がって来て、我が家をしばらく飾ることになる。

テーマはよくわからないが、美しいねぇ。


楽しませてもらいましょう。


毎日ちょっとずつ、秋らしさが感じられるね。

いい季節になって行く。
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七里ヶ浜の海散歩 + フラワーアレンジメント

2024-05-25 00:00:37 | 内装・インテリア
ご近所のヤマボウシ。

見事だな。


還暦あたりから上の方ならよくご存じのMelody Fair ♪ をどうぞ💛


蛇坂と呼ばれ、右へ左へと曲がる急坂がある。


それをどんどん上る。


ここは七里ガ浜二丁目。


日蓮上人の雨乞い伝説がある池。


七里ガ浜なんてネーミングが何かの間違い?みたいな山だらけの場所。

ここは水場なため、この季節は虫だらけでかなわん。

日蓮上人も、虫を手で払いながら雨乞いしたことでしょう。

リスも多い。

クリハラリス、またはタイワンリスとも。


この道(↓)の左は絶壁で海を見下ろせる場所なんだが、背の高い草や木がいっぱいあって、海が見えない。特にこの季節はそう。


やっと見えた。


いい眺めですよ。

建物の左から少し見えているのが江の島。


坂を下ると江の島がはっきり見える。


海見え不動産物件は一気に時価評価が5割増しくらいになるよ。

下の画像は、遠くに海が見えるでしょ(↓)。でも見てもらいたいのはその下のガードレール。

錆びから来た腐食で上部が崩れている。すごいでしょ。海見えの土地、本当の最前線に住むというのは、こういうこと。



わずかの距離を内陸へ入るだけでまったく状況は違うんだけどね。

このあたりの住宅にお住まいの方たちは、鉄が錆びやすいことや、潮風による窓の汚れなんてことは、覚悟のうち。

毎日海を見下ろして暮らしているわけで、その楽しさを最優先しているのです。


あ、江の島が見えなくなってしまった。


この坂は江の島を見ながら下がるのが魅力なんだけど、オーシャンフロントの住宅に遮られて、それが見えない。

この大きな二軒の家の間が空地で江の島見放題な土地なので、昔から私は狙っている(←でも私には買えない)んだが、まったく売りに出る気配がない。


ツタがぁ~ 絡まぁ~る チャペルで♪ ならぬツタが絡む住宅。


あ、ついに江の島が見えて来た!(↓)と思う人が多いんだが、あれは江の島ではない。


あれは小動(こゆるぎ)の岬。

これ(↓)は正真正銘の江の島。


江の島を見ながら下る坂に満足。

このあたりは大きなお宅ばかりだね。


おっ、江ノ電まで見えちゃう。


鎌倉市西部の魅力満載の地区。

アジア系インバウンドさんに大人気の踏切だが、まだ時間帯が早過ぎて、人も少ない。



この横断歩道と信号も人気。



旅行者の皆さん、ここでいつも写真撮影をしている。

鎌倉高校前駅。


ここからは砂浜を歩く。

さっき上から海を見下ろしていた場所は、左上の山。


かなりの標高差を散歩している。

今度は江の島から遠ざかる散歩だ。


犬仲間が遊んでいる。


ドガティ君の友達はいないなあ。


海好きな方必見。

ここに住友不動産が仲介する売地がありますよ。


しかもかなり広い。

あ、めかぶがある。


このめかぶ部分を適度に刻んで軽くゆでて、ニンニク醤油で炒めると旨い(らしい)。

ここから七里ガ浜住宅地へと入る。

坂を下る女子集団の上、電柱にはパシフィックゴルフクラブの看板が並ぶ。


今や鎌倉プリンスホテルのゴルフ練習場はパシフィックゴルフクラブとなったのでした。


西友七里ヶ浜店前のアジサイ。


午前の散歩が終わると妻はフラワーアレンジメントに出かけた。

私はランチ係。

妻の帰宅に合わせてナポリタン・スパゲティを作る。


妻の作品。


これはブーケらしいよ。

私のナポリタンはかなりおいしいはず。


ブーケ作品を右上から。


左上から。


結構豪華ですなあ。


フラワーアレンジメントとしては小さい作品だが、そこはブーケ。

ギュッと詰まった花束。


いい香りですよ。


しばらくはこれを楽しみましょう。

来月の作品は何でしょうねぇ?
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春の個性派フラワーアレンジメント@鎌倉七里ガ浜

2024-04-20 12:00:22 | 内装・インテリア
八ヶ岳西麓の連続投稿は一回お休み。

なぜか奥様と犬は昼寝中。

テーブルの上には奥様のフラワーアレンジメント作品と飲みかけのティー。


これが今回の奥様の作品なのだ。


テーマは「白と緑の個性的な作品」。

これはなんだ? 


このたわしみたいなの?

これはそのたわしの葉っぱ。


こっちが表。

こっちが裏。



これはユーカリだな。


カラーもしっかり白の代表で入っているよ。


これは(↓)なんでしょう?


いろんな植物が融合したみたいな。

ハイブリッド系?(笑)。

これ(↓)はシャガに似ているなあ。


白と緑に限定した作品としては、うってつけの花(↓)。


なんと繊細な植物たちでしょう。


美しいね。

最後に全体をもう一度。


妻の今月の作品でした。
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乾正雄著「夜は暗くてはいけないか」を再読する@鎌倉七里ガ浜

2024-03-17 01:03:43 | 内装・インテリア
建築の先生、乾正雄さんの本を再読した。

照明や色彩に関する著書が多数。絵画や音楽にも詳しい方だ。

夜は暗くてはいけないかというタイトルからもわかるとおり、なんでも全部を明るく照らし過ぎる日本の現状への批判が込められているように思う。


私も明る過ぎると思うことが、日本のオフィス内の照明、街の照明、住宅の室内照明について多々ある。

家の中の照明は、基本を壁付け照明にしてその周囲を照らすのみというのが、私の好みだ。


居室の場合、天井付けの照明は要らない。


だから、天井はこんな具合。


洗面所も似たようなものかな。


自宅の洗面所は鏡の上と、天井に小さなダウンライトがあるだけだ。

海外の住宅もそうだよね。日本国内でも最近のホテルはみんなそう。

こちらは米国ジョージア州アトランタのインターコンチネンタル。

かつて私が泊まった時の画像だ。


室外の廊下はこんなつくりで、多少は天井の照明がある。


それでも落ち着いた明りだ。

こちら(↓)は再び私が泊まった部屋の画像だ。


照明はすべてその近くの限られた場所だけを照らすためにある。


天井に取り付けられ、それだけで全体を隈なく明るく照らす蛍光灯というものは存在しない。

話は違うがアトランタのインターコンチでは、トイレにウォシュレットや温便座なんてものはなかった。



シンガポールのリッツ・カールトンもなかったな。



普通はないよねぇ~(笑)。

照明もトイレも、日本ってやっぱり力の入れどころや考え方が、どこかちょっと変わっているのだろうね。

しかしアジア諸国では日本のTOTOその他に追随して安価なウォシュレットを生産・販売するメーカーが続々出て来ている。

我が家もさすがにダイニングテーブルの真上には照明がある。


まぶしすぎるので点灯しないで撮影。


これを灯して食事するのである。

照明とは無関係な話だけれど、我が家は掃き出しの窓はない。上下上げ式で縦長の小さな窓があるだけで、採光はかなり絞ってある。

部屋の中に直射日光があまり入らないようにしてあるのだ。したがって昼間で外が晴れていても、屋内は暗めである。


こちら(上下の画像)は玄関回り。


玄関の外(↓)。夜はこれくらいの暗さが好みだ。


でも玄関灯や門灯はあった方がいいと思うな。以前住んでいた逗子の住宅地に比べると、今住んでいる七里ガ浜住宅地ってそれらが少ない。警察から聞いた話からすると、防犯上もまずいと思うわ。

名著の陰翳礼讃。言わずと知れた谷崎潤一郎の著書だ。設計や照明に関して必ず引用される本だ。多く人がタイトルを知っているが、実際に読んだ人は少ないので、谷崎が言いたかった内容を正確に知っている人は意外に少ない。谷崎は単に陰翳を礼讃したということではない。未読の方はぜひご一読を。一度も洋行したことがない谷崎潤一郎が「欧米と比べて日本の住宅内は暗い。しかし日本の住宅のつくりや、日本人の肌や髪の色や、お椀の塗りや畳の色まで含めて、その内部の暗さが合っているのだ」と日本に特殊な陰翳、屋内の暗さを評価したものである。


しかし谷崎が生きた時代の途中から、日本の住宅内の照度は急速に明るくなり、やがて欧米のうち少なくとも欧州のそれを抜き始める。

乾先生の著書によると、日本の照明の進化は、欧米のそれに比べて同じプロセスをあまりに早く通り抜けてしまっているようだ。

その他の分野同様に、照明の分野においても、それに親しみそれを理解してそれを上手く使いこなせるようになる前に、次の新しい変化をまた経験してしまうという後発国日本特有のプロセスを経たのだろう。


直接的な炎に始まり、蝋燭⇒オイルランプ⇒石油ランプ⇒ガス灯⇒白熱電灯⇒蛍光灯。

これらの本来はとても長い時間がかかる変化を、後発の日本は後から入って瞬く間に経験してしまう。近代的照明の使い方を以前のそれと関係づけることなく、まるで断絶させたかのような使い方の変化を経る。

戦後の蛍光灯の普及はそれを加速する。「明るいことは良いことだ」とばかりに、天井に蛍光灯を配置し、それひとつで部屋を隅々まで白く明るくするという照明のほぼ一択になってしまう(近年は少し変わって来ている)。

白熱灯でその周囲のみを照らし、食卓やキッチンなど作業を必要とするスポットだけは上から下にしっかり広く照らすというやり方は、日本ではほぼ取り入れられなかったのだ。

そのあたりを乾正雄先生のこの著書は、ゆっくりと解説してくれる。



住宅建築の変化でも似たようなことが見られた。


日本の武家屋敷などはご覧のとおりだった(↓)。

柱があっても、障子を開ければ柱と柱の間は広い開口部。それが日本の建築だ。しかしガラスサッシなんてものもなかったので、雨が降れば障子や畳が濡れるがそれでは困るから、外側に幅広い「縁側」があり、それを上から覆ってもっと先まで軒が出ていたわけだ。


こんな風にね(↓)。だからサッシなんてなくても真夏の降雨時に開口部を開けたまま涼しくしていられた。開口部は大きいが、開けっ放しで障子も畳も濡れずに済んだ。

しかしだからこそ、昼間太陽が高い位置にある時に室内にまで直射日光が差し込むことはなかった。屋内に陰が生まれた。夜も蛍光灯なんてなく、せいぜい行燈。

それが正に谷崎潤一郎が礼讃した陰翳だ。彼の著書の陰翳礼讃なのである。


ところが戦後は密閉度の高いサッシが生まれてしまった。

窓さえ閉めれば雨は入らないから住宅から軒までなくしてしまい、日中は屋内まで直射日光が差し込む家が生まれ、蒸し暑くなるのでエアコンで屋内を冷やすがとにかく眩しいくらいに明るい。夜は天井に配置した蛍光灯で屋内を全面的に照らすので、とにかく朝から夜まで世界的に屋内照度が高い国となり「文明的」になった。

しかし世界は温暖化し、蒸し暑い日本の住宅は夏に屋内を敢えて温める住宅になっているという皮肉。何かが便利になれば何かが困ったことになるという、いつもの図式。人間のすることはだいたいそういうことが多い。

照明だけではなく住宅設計も、日本はどこか歴史的に断絶的な変化を経ているようだ。
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1月のフラワーアレンジメントとタジン鍋の定番料理@鎌倉七里ガ浜

2024-01-28 12:16:40 | 内装・インテリア
ブルーノ・マーズ♪

先日、日本公演があったね。ファンのみなさんが大喜び。



I'ma leave the door open・・・・♪

半世紀以上前、1970年代の頃の上質なソウルみたいだ。

この曲を初めて聴いた時、「いったいいつの録音なの?」と不思議だった。

Leave the door open♪

ここちいいね。

妻のフラワーアレンジメント新作品。


ドガティ君が鑑賞中。


「なんだろ、これ?」と彼はよくわからないらしい(笑)


早春を感じさせる作品に仕上がっている。


フラワーアレンジメントは常にちょっと季節感を先取り。

実際には、今はまだ寒いけどね。


これ(↓)ってマンサクらしい。ほんと?


白っぽいピンク(↓)の細かいのはアスチルベというのだそうだ。


こちら(↓)はアレンジメントではおなじみのラナンキュラス。


手前下の緑で黄色い小さな花が咲いているのはミモザ。


へぇ~、こんな季節に咲くのね。

ご近所のミモザはまだまだ。真冬だもんな。当たり前。

モクレンは固いつぼみ。


これが早春っぽいね。

いつも八ヶ岳山麓の山荘に行くと、私が「諏訪に来たら諏訪の酒」と言って飲んでいる神渡。

ところが今日は鎌倉の自宅にそれがある。


なんと、御成通り商店街(鎌倉市中心部)の酒店高崎屋でそれを発見したのだ。



ここはかなり日本酒をそろえているからね。

いいお店だ。

七里ガ浜住宅地から高山商店がなくなってしまった今、私は今後高崎屋へ通うことにしましょ。


神渡は長野県岡谷市の豊島屋の酒。


備前の湯飲みで飲みましょう。


エノキと白菜。


豚バラ肉をたっぷりと。


白菜の白い部分がしっかりしているので、それをタジン鍋の底に敷く。


さらに白菜の葉をのせる。

その上に豚バラ肉。

そしてエノキ。


そんなことを繰り返してゆく。


それが積みあがる。


上から少量の酒をかける。

ごくわずかでいいよ。


タジン鍋をふたして、加熱する。

ぷくぷく言って着たら、ごく弱火にして12分ほど蒸す。


楽な調理だ。


出来上がり。


ポン酢と七味で食べましょう。


豚バラ肉から脂が落ちて、おいしくなっている。



お替わりして楽しみましょう。


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クリスマスみたいなムードでモツ煮@鎌倉七里ガ浜

2023-12-22 00:05:16 | 内装・インテリア
カーペンターズでSleigh Ride♪

 

Giddy yap, giddy yap, giddy yap, let's go!

橇を引くトナカイへの掛け声だ。

こういう言葉を歌詞の途中に忍び込ませると、調子が上がるね。

しかしこ沸騰化(温暖化を超える超高熱化を指す本年のキーワード)では橇やトナカイなんてものも怪しくなるな。

本年最後の奥さまの作品。


毎回大変ですねえ。


いろいろぶら下がっております。


トナカイ付きだ。


こういうプレゼントの箱もひとつひとつ手作りするらしい。


細かい作業だよねー。

あまりに小さいものって却って作りにくいね。

私なら途中で投げ出してしまいそうだ。


いっぱい作ってぶら下げてね。


まあ、たいへん(笑)。

この苔みたいなのは何?


Google画像検索したら、バーゼリアって言うんですって。

バッテリーと電球もついてる。

部屋を暗くしましょう。


ハイテクだね。

ハイテクってほとんど死語? 

そもそもこれはローテクの部類だし(笑)


こうして、我が家もかろうじてクリスマスムードが漂うのでした。

ところがそのクリスマスムードの中に、モツが乱入。


すでによく茹でられていて、下処理が不要なやつ。

よなよなエールを飲む。


しっかりホップの味がするエール。

ビールってこうでなきゃな。おいしいよ。

でももうちょっと安いとうれしいんだけど(笑)

モツを袋から出して来る。香るね(笑)


ニンニクと唐辛子。


こんにゃく、ニンジン、ゴボウ。


ニラ。


味噌。これで足りるかな??


みりん、醤油、酒、ごま油。


これでおいしいのが出来るよ。

寒い日にぴったり。

クリスマスには合わないけれど、とにかく栄養があって温まれる。

たっぷりのごま油の中でニンニクと唐辛子を加熱。


モツを炒める。


こんにゃく、ニンジン、ゴボウを加えて炒める。


外は寒いのだ~。


見るからに寒い庭。


芝生はカチッとまとまる。

スモークツリーもカラカラに乾く。


モツ煮はドハッと温まるね。湿度たっぷりなキッチン。


高清水辛口なんてのを鍋に入れてみたり、飲んでみたり。


なんだか味が足りないのでコチュジャンを加えてみたり。


むむむ。もう完成に域に近づいているかも。

クリスマス的モツ煮。


ニラを大量に注ぐ。


できましたわー。

七味をかける。


うまいなぁ。

味噌や醤油や唐辛子やニンニク、そしてみりんや酒。


総合芸術としてのモツ煮。


お代わりもあるし。



安心、安心。

メリー・モツ・クリスマス!

モツ・モツ。

これはランチ。

いっぱい作ったので、この日の夜もこれを食べた。

次の日もこれを食べた。安上りねー。
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ハウスシチューミクスでカルボナーラ / 妻のフラワーアレンジメント@鎌倉七里ガ浜

2023-10-28 17:00:38 | 内装・インテリア
日本シチュー界のベストセラー。

60年近い歴史があるハウスシチューミクス。



ミキティのこのCM、ご存じでしょう?

【CM】ハウス食品 シチューミクス

この動画の最後に出て来るカルボナーラを、真似してみる。

ホント、そんな簡単に出来るんかい?

サラダを別途つくりましょう。


はい、盛り付け完了。


ドレッシングは適当につくる。


ニンニクを薄切りする。


いつもの乾麺を用意する。No.11ね。


こちらがハウスシチューミクスだ。


顆粒なんだよね。

では中華鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて、加熱。


ベーコン、ころころ。


それらをいっしょに炒める。


麺を茹でる。


次に中華鍋に豆乳とハウスシチューミクスを入れる。


とろみが出て来るまで煮る。



卵を溶く。


とろみが出たところで、溶き卵を加えてよく混ぜる。


まだちょっと固めな麺を湯切りして、中華鍋へ。

まだちょっと調理過程があるからね。

そこに粉チーズをかけてよぉ~く混ぜる。


それを盛り付ける。

そしてブラックぺパ―に加え、再び粉チーズをかける。


これはおいしいなあ。

この簡単なレシピでカルボナーラとは、驚きだ。

顆粒シチューの素だから、あっさりしているね。

物足りないと思う人は生クリームを少し加えればいいが、そこまでするならいちからカルボナーラを作るかなーー・・・難しいところだ。


フォークでくるくる巻いて食べましょう。

スプーンも役に立つね。


粉チーズも大事だが、やはりカルボナーラはブラックペパーがいのち。


それをピリリと利かすのが大事よ。

カルボナーラはそうでないと、ただ優しいだけになっちゃうから。

ここからは妻の新作、フラワーアレンジメントの話だ。


秋らしく迫ってみた。

斜め上から見る。


斜め右からならこうなる。


斜め左からだとこうなる。


これ(↓)はピラミッドあじさいと言うらしい。


本来は白い花を咲かせているが、そのまま秋に入っていわゆる秋アジサイになると、こんな色に変わるらしい。

こちらはドウダンツツジなんだって。

八ヶ岳でよく見るね。


もうちょっとしたら真っ赤だろうなあ。

これって何て花なのでしょう? 真ん中に王冠をつけたみたいな。


以上、カンタンカルボナーラと今月のフラワーアレンジメントでした。


カルボナーラ食べ過ぎたわー。
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ユリを使ったフラワーアレンジメント@鎌倉七里ガ浜

2023-09-29 09:09:10 | 内装・インテリア
妻のフラワーアレンジメント新作品。


これは真横から見ても、意味するところがよくわからないねえ。

上あるいは斜め上から見ましょう。それがいい。

ユリの花を数多く使ったアレンジメントなのだ。


1.正面から見て左側に開花したユリを多く植え込む。紫陽花やクルクマと一緒に。
2.方面から見て右側には、つぼみのユリを植え込む。
3.つぼみのユリは大きなものを左寄りに小さなものは右寄りに植え込む。
4.つまり左から右へ「開花したユリ ⇒ 間もなく開花しそうな大きなつぼみ ⇒ まだ固い小さなつぼみ」と順番に並ぶ。
5.したがって時間の経過とともに左から右へとユリが開花して行くところが見られる・・・はず。


なんと高度な。

順番に開花するらしいよ。


これ(↓)がわかりやすいかな? 右側は小さなつぼみだらけでしょう。



そのつぼみとつぼみの間のあちこちに黄色いグレビレア・ゴールドの葉(裏)が埋め込まれていて、変化が出ているね。


さて、計画どおりの開花が、左から右へと見られるでしょうか?


楽しみですねえ。

作った時がベストではなく、完成後は時間の経過とともに変化を楽しむアレンジメントだ。


ドガティ君は花を見ていない(笑)。廊下を眺めている。


この黒真珠みたいなのは、ビバーナムティヌスっていうらしいよ。


以上、9月下旬のアレンジメント作品でした。

今年はまだかなり暑いねー。秋は来るのか?(笑)

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