今から30年前のポール・マッカートニーの歌。TUG OF WARというアルバムに収められた一曲でタイトルはThe Pound Is Sinking♪ 当時私はこのLPレコードを持っていた。今もCDを持っている。まだ東西冷戦時代であり、ベルリンの壁は壊れておらず、ユーロなんて通貨は誕生していなかった頃(ただしECUはすでにあった)の歌である。
The Pound is sinking
The Peso's falling
The Lira's reeling
And feeling quite appalling
The Mark is holding
The Franc is fading
The Drachma's very weak, but everyone's still trading
The market's bottom
Has fallen right out
And only the strong are survivors
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The Dollar's moving
The Rouble's rising
The Yen is keeping up which hardly seems surprising (←笑える。今もそうだ。でもそれも終焉ような気がする)
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大きめのフォントのところにあるように、当時マルク(ドイツの旧通貨)は強く、ドラクマ(ギリシャの旧通貨)は弱かったわけだ。そしてその図式は30年経った今も変わらない。欧州危機。ギリシャ、スペイン、イタリア。欧州内南北問題だ。政治的・財政的統合もないまま、通貨だけを一括りにしてしまった。歌詞のとおり、Only the strong are survivors♪