今までに何度かこのブログで紹介して来た、英国人で線が細ぉ~い感じのテノール歌手、Ian Bostridge。まずは、彼の比較的新しいアルバムEnglish Songbookから、Silent Noon♪をお聴き下さい。
どうです? 「世の中に悪いコトなんて何もなぁ~いっ!」という気になってしまう音楽でしょう?
Amazonでこのアルバムを買った。Amazonに登録されている店のうち、世界で一番安いところからCDを買える。Amazonはものすごい流通システムを持っているので、海外から買っても送料が非常に安い。これも英国から直接来た。しかも日本語で住所や名前が印刷されている。

ほら、ROYAL MAIL。

これがそのアルバムだ。

「English Songbook」というだけあって、ボーナス・トラックではクイーンやディープ・パープルの曲まで歌うのだ!・・・冗談冗談。でもボヘミアン・ラプソディーくらいなら、彼だって歌えなくもないだろう。
我が家にすでにあるアルバム。左からブリテンの曲を集めたもの、彼の得意とする曲を集めたCD、シューベルトの歌曲集。一番左のはサイモン・ラトル指揮のBPOがバックを務める豪華版である。

すでにこれもこのブログに書いたが、彼はオックスフォード大学で中世の魔術史で博士号をとっている。彼の代表的著作がこれである。Witchcraft and Its Transformations c.1650-c.1750。「c.」とはcirca。「約」「おおよそ」の意味だ。

この本を読みたかったのだが、何せ大部な原書でやっかい。しかもですよ・・・100ポンドほどもする。でもこれを買えば、ハリーやハーマイオニが使う魔法を、私も自分のものに出来るかもしれない! 価値ある100ポンドなのか??
違うのだ。そんな魔法ノウハウ本とはまったく無縁な英国歴史本だ。英国の政治、宗教、哲学や魔女狩りなどの歴史に通じていないとまったく理解出来ない内容なのだが、ハリー・ポッター・ファンが間違えて買うかもしれない本でもある。
ところが昨年暮れに翻訳が出たのだ。しかも100ポンドから大幅ダウンのプライスで、3,800円。
で・・・買ってみた。JR鎌倉駅東口前の松林堂書店さんから。私が本を買うのはたいていここだ。

電車の中でこの本を両手に持ちおもむろに開くと、向かいに座っている人がタイトルや絵に驚くかもしれないくらい、インパクトのある表紙だ。今度やってみょう。それで私がブツブツひとりごとを言おうものなら周囲はかなり緊張するかもしれない。その緊張が頂点に達したところで突然私が「ウォ~~!」と叫べば、皆逃げだして行く可能性もある。
第二章トマス・ホッブズ。

う~~ん。高校時代、世界史で昔学んだ名前だ。トマス・ホッブズと言えばリヴァイアサンと記憶した。それくらいしか覚えていない。我が家にあるのはラッセル・ホッブズ。あれは電気ケトルである。

中世の魔術史を専攻して博士号をとり、歌を歌って暮らすBostridge博士。Harry Potterの国で送る楽しい人生。文化の香りがぷんぷんする。
どうです? 「世の中に悪いコトなんて何もなぁ~いっ!」という気になってしまう音楽でしょう?
Amazonでこのアルバムを買った。Amazonに登録されている店のうち、世界で一番安いところからCDを買える。Amazonはものすごい流通システムを持っているので、海外から買っても送料が非常に安い。これも英国から直接来た。しかも日本語で住所や名前が印刷されている。

ほら、ROYAL MAIL。

これがそのアルバムだ。

「English Songbook」というだけあって、ボーナス・トラックではクイーンやディープ・パープルの曲まで歌うのだ!・・・冗談冗談。でもボヘミアン・ラプソディーくらいなら、彼だって歌えなくもないだろう。
我が家にすでにあるアルバム。左からブリテンの曲を集めたもの、彼の得意とする曲を集めたCD、シューベルトの歌曲集。一番左のはサイモン・ラトル指揮のBPOがバックを務める豪華版である。

すでにこれもこのブログに書いたが、彼はオックスフォード大学で中世の魔術史で博士号をとっている。彼の代表的著作がこれである。Witchcraft and Its Transformations c.1650-c.1750。「c.」とはcirca。「約」「おおよそ」の意味だ。

この本を読みたかったのだが、何せ大部な原書でやっかい。しかもですよ・・・100ポンドほどもする。でもこれを買えば、ハリーやハーマイオニが使う魔法を、私も自分のものに出来るかもしれない! 価値ある100ポンドなのか??
違うのだ。そんな魔法ノウハウ本とはまったく無縁な英国歴史本だ。英国の政治、宗教、哲学や魔女狩りなどの歴史に通じていないとまったく理解出来ない内容なのだが、ハリー・ポッター・ファンが間違えて買うかもしれない本でもある。
ところが昨年暮れに翻訳が出たのだ。しかも100ポンドから大幅ダウンのプライスで、3,800円。
で・・・買ってみた。JR鎌倉駅東口前の松林堂書店さんから。私が本を買うのはたいていここだ。

電車の中でこの本を両手に持ちおもむろに開くと、向かいに座っている人がタイトルや絵に驚くかもしれないくらい、インパクトのある表紙だ。今度やってみょう。それで私がブツブツひとりごとを言おうものなら周囲はかなり緊張するかもしれない。その緊張が頂点に達したところで突然私が「ウォ~~!」と叫べば、皆逃げだして行く可能性もある。
第二章トマス・ホッブズ。

う~~ん。高校時代、世界史で昔学んだ名前だ。トマス・ホッブズと言えばリヴァイアサンと記憶した。それくらいしか覚えていない。我が家にあるのはラッセル・ホッブズ。あれは電気ケトルである。

中世の魔術史を専攻して博士号をとり、歌を歌って暮らすBostridge博士。Harry Potterの国で送る楽しい人生。文化の香りがぷんぷんする。