休みの日も仕事の日も、冬は明け方のはるか前、真っ暗なうちから目が覚める年寄り(=私のこと)。しかし私は20代の頃からそうだった。
ワンコの散歩に出るには早過ぎて、仕方がないから音楽を聴く。誰しも思い出のアルバムがある。私の場合、その1枚がこれ。バーブラ・ストライザンドがすごく好きになったのはこのアルバムの中の曲、Left In The Darkがきっかけだ。熱唱である。オンナのうらみつらみ。
聴いててとても暗くなる曲で、夜中~日の出前に聴くのにバッチリ。少なくとも朝ごはんとともに聴く歌ではない。歌詞にも「午前3時の15分前」というところが出て来る。
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しかし年寄りは得である。暗いうちから目が覚めるということは、1日のうち楽しめる時間が長いということに等しいから。
ワンコの散歩に出るにはまだ早い。外は暗い。
人間はどこの国に生まれたかでずいぶん幸福度に差がありそうだが、犬も同様だ。
ツイードの上着やBarbourのワックス・ジャケットを着た主人とSHOOTINGに行くのは犬にとって幸福か?
少なくとも興奮することではあるらしいが。
でも我が家のガン・ドッグはまだしばらくは寝たいらしい。
グーグー寝ている。犬らしくない。
さあ、そろそろ夜明けだ。散歩に出かけましょう。
坂を下る。
むむむ。このコースということは・・・山に入るのか? 茶々之介氏の期待が盛り上がる。
やっぱりそうだ! 茶々之介氏は山のニオイがたまらなく好きらしい。
すでに私は息切れ状態。なんて斜面だ。
左は絶壁。落ちないで下さいよ。助けませんからね。
広町の森、外周コースを行くことにする。
朝の森は気持ちがいい。
西鎌倉を望む。
大桜コースは春になったら行きましょう。
先日来関節サプリ飲んでるから元気なのはわかるけど、今日は簡単な外周コースで。
だから、大桜コースは行きませんってば。右に行きます、右に。
石切場跡は面白いのだが、歩くのが大変。今日は安易な鎌倉山入口へ。
鎌倉山の住宅街の端っこだ。
スタスタと山の住宅街の道を行く。
このお宅のクスは立派だ。このあたりは住宅街としての開発が古く、庭に大木があるお宅も多い。
中にはツリーハウスをお持ちの家もある。趣味人が多い地域。
七里ガ浜の住宅地を望む。
戦前の洋館ってタイプで立派。
こちらは昭和的な白亜の館。
白亜の館(右)の隣は漆黒の館。
重々しい住宅街。
立派です。和風。
南フランス・リビエラ風な一角。
住宅に興味のないワンコ。
鎌倉山インターナショナルスクール。
そんなの関係なーーい。すごいスピードで進む茶々之介氏。草のニオイを嗅ぎながら、忍者のように。いや、ネズミのように。
ここ、入りたーーい。ダメです。「無断立ち入りを禁ず 高木家」とある。
鎌倉山神社にお参りしましょ。「毎日、山の中へ散歩に行けますように。毎日たくさんご飯がもらえますように。出来たらアイスクリームも舐められますように」
鎌倉山神社の由来はこちら。
江ノ島です。向こうに見えるのは伊豆半島。
しかしまあ、広大な敷地ですねえ。松が立派だ。どんな方がお住まいなのか。
楽しいね!
まぶしすぎて何も見えないが、これは逗子、葉山方面。日の光の下が逗子マリーナだ。
また山へ入る。鎌倉山の斜面の下りだ。
倒木あり。茶々之介さん、引っ張らないで下さいよ。下りはこわいし、倒木にぶつかりそうになる。
竹林地帯。春はタケノコ掘りの人が多い。
う~ん。タヌキとリスと近所の犬のニオイ。
七里ガ浜の住宅街に戻った。ワンコに付き合う人間は大変。あぁ~疲れた。
草がある突っ込んで行くワンコの全身に、こんなようなものがこびりつく。帰ったらブラッシングしないとね。
山の中に比べたら、ワンコにとっては退屈な住宅街。家はもうすぐ。
しかし人がいないねぇ、我が住宅街は。
こらこら、いつまでも遊んでないで。サッサと帰りましょう。朝ごはん食べないと。