Reflections

時のかけらたち

和服を着ること ・・・ visiting a gallary dressed in kimono

2017-09-02 23:59:48 | art
今日も午前中ヨガで、この時間の先生のクラスは内容が良くて
時間があっという間に立って、もっとやりたいと思うくらいです。
メニューの組み立て方が上手なのですね。
土日によく取っていますが、日曜もベテランのなかなか予約が取れないクラスで
他は月、火の仕事帰りか夕方にchaeさんに似た楽しい先生のクラスを取ることが多いです。


通勤の行き帰りや、ヨガの帰りに命を燃やして道路に落ちてしまっている
蝉をたくさん見かけます。
先日は木の下に落ちていた蝉を引越し屋のお兄さんが木に戻してあげていました。
蝉の命、夏の命の終わりを感じるこの頃です。

最近思っていたことがアルバトロスさんのブログのコメントにあり、その通りと思いました。

「着物を着てお料理を習ったり、講座を聞いたり文化的な何かができると嬉しいなと思っています。」

私は日本料理講習会に和服で行くことは考えたことがなかったけれど、おかげで着ることができました。
着物を着るために食事会したりするのではなく、目的は別、着物を着るのが目的でない暮らし。
それが当初のお茶をするために着物を着るということに合致します。お茶のハードルは高いけれど
楽しむためのお茶には参加したいと思います。
行く場所が和服を着ていくのにマッチしていたら、これからどんどん着てみたいと、最近やっと
考え方を切り替えることができました。

今日はゼペットおばさんから教えていただいた陶芸展が新宿柿傳のギャラリーで開催されて
いるので、ギャラリートークもあり、夕方からなら時間が取れそうで行ってみることにしました。
今年袖を通さないと買ってから2年間着なくなる小千谷縮をやっと着ることができました。
比較的涼しい日でしたが、朝の着物の軽さ、涼しさを感じました。
アルバトロスさんも急遽ご一緒して、北海道の作陶のエネルギーをたくさん感じて、
ゼペットおばさんの通なお着物にも感心して刺激的な一日でした。

下沢敏也 陶展―北の大地から―

何よりも北海道を感じるプリミティブさと海外でも評価されるモダンさが共存していました。
手の中にすっぽり収まる抹茶茶わんは魅力的でした。

「下沢の作品は、北の大地の壮大な時間の流れの中から、生命(いのち)の記憶を探り出そうとしている。
代表作の一つであるRe-birth は、朽ち果てていくものから生まれ変わる時間の経過を含めた
<風化から再生へ>をテーマに制作している。
 その一方で、下沢は茶碗や陶筥といったうつわにも挑戦している。とくに自由で造形性豊かな
織部焼に魅かれるという。その理由は、織部焼が懐石のうつわとして誕生したからである。今展
にも織部や粉引の陶筥、罅裂紋(かれつもん)の茶碗などが出品されているが、そのどの作品か
らも北の大地の惠みが感じられる。それは、下沢が北の大地の陶土にこだわり、うつわに生命(いのち)
を吹き込んでいるからであろう。すなわち、下沢のうつわは北の大地から生まれたやきものなの
である。
森 孝一(美術評論家・日本陶磁協会 常任理事)」

森さんとのギャラ―トークで森さんから縄文という言葉が何回も出てきた。最近注目の縄文。
その命の躍動だったのですね。
下沢さんの北海道の雪は暖かいんですよと語るお顔がすごくかわいかったです。

会場のスナップ写真やら・・






アルバトロスさんの夏大島と博多織献上の帯がすてき、いつも姿勢の良さと着こなしに
このようにきれたらと思っています。







前と後ろからも撮っていただきました。




素敵などこにもなさそうな帯です。着物とのマッチングが、彼女の個性とぴったり合って
通の着こなしを感じました。







北の大地のように優しい包容力のある下沢さんでした。





柿傳のピンチョスとスパークリングワインも魅力的でした。







出かける前に家で撮ってもらいました。
小千谷の玉虫色と絽綴れの露芝の模様はうつりませんでした。


Sep.2 2017
コメント (4)
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