もう1ヶ月も経ってしまいましたが、先月の展覧会の作品から・・・
11月4日
中学の同期生の三田村君の作品展を見に世田谷の美術館まで行きました。数年前に近くに住んでいた今は亡き友人とも一緒に行った平成記念美術館です。
一昨年日本芸術院賞を受賞した三田村さんを三田村君と呼んでも全然気にしていない穏やかな人。99歳に作品展をすることを決めていると話して、一日一日いい日を過ごして行こうねと前向きに励ましてくれています。同期会の準備の時は、世界中を飛び回っていて、調整するのが大変でしたが、今年は製作に集中しているということでした。
思えば中学の同期会を開催しようと思わなければつながらないご縁でした。多くのつながりができました。
天地蒼宙
漆、金銀粉、顔料、和紙
3年前に和光ギャラリーで展覧会をしたときにもあったこの小さな絵のシリーズは、家に飾りたくなります。
3年前のブログがありました。漆工芸の世界
桜・満ちる
夢見る街
彩の街
刻の記憶
ファンタジーと宇宙を感じさせる三田村君の世界です。
一方江戸時代からの蒔絵も伝えています。新しいものと古いものと両方の世界を持っている三田村さんの創作の情熱は止まることがないのでしょう。学芸員の大学の後輩の奥様と創作をひきつぐお子様にも恵まれて、長い時間が生み出す芸術、漆の世界を築かれています。
同期生が集合しました。漆を触ってみてと言われて触ってみました。暖かいぬくもりを感じる素材です。
経年での変化を楽しむ工芸ということで、何年も先のことを夢見ています。
美術館にはめ込まれた水槽の熱帯魚がきれいでした。
三田村有純さん Arizumi Mitamura 東京藝術大学名誉教授、日展理事、江戸蒔絵赤塚派10代継承
エジプトやベルギーに住んだこともあり、専門の漆以外にもいろいろな研究や文化交流もされていて、芸術がグローバルに展開されてきたことを実感されています。
鑑賞した後で、美術館の前のイタリアンのお店「セレナータ」でランチをしておしゃべり。こういうことは1年近くないので、それぞれの健康のこと、家族のこと、今の暮らしについて話しました。スポーツ・ウーマンである恭子さんは山の道具を全部処分してしまったとか・・ 本格的な山登りが趣味だったのですね。今さらですがご主人とのなれそめまで聞いてしまいました。カリブチャイのHさんも病気の心配もありますが、精力的にティーセミナーを開催していつまでも探究心を持って活動されています。みんな偉いな~と思います。このあと、Hさんは近くにある以前勤めたことがあるタンザニア大使館によって充実した一日を過ごされたとか。
色とりどりのサラダに柿が入っていておいしかったです。
太刀魚のソテー
サルチッシャとキャベツのパスタ
Nov.4 2020