「ブリジット・ジョーンズの日記」はずいぶん昔にTVで放映された時に見て、大好きなコメディーでした。
今年の5月の終わり頃、自粛ステイホーム中に第2作と3作を地上波でやっていたのを録画していました。最近第2作をやっと見終わりました。1作と同じでとにかく楽しい映画でレネー・ゼルウィガーがチャーミング。彼女はメリル・ストリープとの映画「母の眠り」で見てとてもいい女優さんだと思った人です。キングズ・イングリッシュの中でのアメリカ人のキャストでしたが、英国風の発音を頑張っていたそうです。私はNOVAに行っていた時に多くの英国人の先生に会い、イギリス英語が大好きになったので、この映画の響きはとても気持ちよく嬉しいです。20代の後半でヨーロッパに行った時はBritish Airwaysでアナウンスの英語がパキパキしていて慣れていない感じで、大学でのオード・トワレがプンプンする英国人の先生の気取った英語も好きでなかったのですが、社会に出てからイギリス人に接すると魅力的な英語だと思うようになりました。50年近く前、国際会議に参加した人たちを箱根に遠足に連れて行ったことがあったけれど、その時によく話した英国人のプロフェッサーがユーモアのセンスもあり、素敵でした。湖水地方について教えてもらったのもその時でした。話が取り留めもなく英国に広がってしまいました。そう言えばNOVAでなぜかshallを使ってしまった私はエリザベス女王しか使わないと先生に笑われたこともありました。スコットランドなまりの先生もいました。一番苦手なのはオーストラリアの英語でした。頭の中が大混乱。
私の卒論の原点、ホイットマンの研究をされていた米文学者の亀井俊介先生の奥様は亀井規子さんで同じく英文学の教授で ジェーン・オースチンの専門家だったことを思い出します。奥さまはだいぶ前に亡くなられましたが、亀井先生は88歳と今ネットで見たら書いてありました。
ジェーン・オースティンのPride and Prejudiceは学生時代に英文で読みましたが、楽しいラブコメでした。英国人はこういうのが好きなのね。
『ブリジット・ジョーンズの日記』(Bridget Jones's Diary) 2001年公開
イギリス・アメリカ・フランス合作 監督 シャロン・マグワイア
原作はヘレン・フィールディングがジェーン・オースティンの「高慢と偏見」をベースに1996年に発表した同名の小説
キャスト:レネー・ゼルウィガー(ブリジット・ジョーンズ) コリン・ファース(マーク・ダーシー) ヒュー・グラント(ダニエル・クリーヴァー)
続編となる『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月』 2004年公開
第3作『 ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』 2016年公開
とにかく楽しい3人。最終作では台本が気に入らなかったヒュー・グラントが降板したとか。
録画してある最終作はまだ見ていないので、これから楽しみ。