Reflections

時のかけらたち

正月の星岡 ・・・ Hoshigaoka (January 2022)

2022-02-19 23:32:15 | dish

1月18日

お正月の星岡日本料理講習会

やっと事故の前日に戻ることができました。

1月の献立

前 菜  松前かまぼこ
     えのき茸かすづけ
     鶏南蛮巻焼
 椀   吉野仕立 卵じめ豆腐
焼 物  宿かり焼
煮 物  大根鳴門巻煮
小 鉢  かぶと干柿の白和え
ご 飯  小豆ご飯

 

 

 

 

裏千家のお正月飾り

 

 

 

 

 

白板昆布にすり身と卵白を合わせたものをなすり、巻いて蒸します。
お正月に家でも作ったことがあるかまぼこです。

 

大根を桂むきにして、すり身と海老のすり身を合わせて味をつけたものを中に
巻いてうす味に煮たものができています。

 

 

 

えのきのかすづけは以前家でも作りましたが、おいしかったです。
甘酒の素に西京味噌を合わせてもいいとか。

絹ごし豆腐を荒くつぶしてから溶き卵に合わせる。
ちょっとだけ手を加えたかきたま汁

 

牡蠣、ホタテ、長ネギ、焼き豆腐に合わせ味噌をかけて焼きます。

 

家で作るにはちょっとハードルが高い。
柔らかくてとてもおいしかったけど。

 

干柿とかぶの白和えはとてもおいしかったので作ろうと市田柿は買ってあるけど
なかなか料理が思うようにはできません。

 

お赤飯と違って炊いてしまうので作りやすいとか・・

 

 

 

 

日差しが暖かい一日でした。

 

もうちょっと襟を抜いて、姿勢よく着たいです。

 

 

 

 

帯締めを藤色にしようかとちょっと悩んだ程度でした。独楽の象牙の帯どめもいいかとも
思いましたが、普通の帯締めで行こうかと思いました。

 

 

着物 江戸小紋 むじな菊 (二葉苑)
帯 太子間道 (とみひろ) 帯揚げ、帯締め (とみひろ)

 

 

 

 

 

阿佐ヶ谷に出て久しぶりにうさぎやでどら焼きを買って帰りました。

 

Jan. 18  2022   Asagaya

 

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熱海へ ・・・ Atami

2022-02-19 09:39:37 | wonderland

1月15日

ゆっくりとアカオハーブ&ガーデンの山を下って、バスで熱海駅手前の温泉に行くことにしました。
同じ方向に行くバスなのに2種類走っていたらしく、温泉近くのバス停を通らなかったので、駅まで行ってから
またタクシーで朝バスセンターで聞いた日航亭という日帰り入浴の温泉に行きました。

 

 

家康も入ったという・・

 

 

ここでゆっくりと温泉に入りました。
私の最初のプランでは美術館+温泉だけだったので、隈研吾のコエダハウスの分
スケジュールが膨らみましたが、眺めがよく気持ちがよかったです。

 

 

 

 

 

大湯のすぐ近くに湯前神社がありました。
すごく古そうな神社です。

創建時期は749年とされていますが、熱海の地に温泉が湧出したとき(約1500年前)には、すでにお祀りされて
いたものと考えられている歴史のある古社ということです。

熱海温泉湯前神社の境内に鎌倉幕府三代将軍:源実朝の歌碑がありました。
 
建保2年(1214年)正月、実朝23歳、第4回目の二所詣(箱根権現と伊豆山権現)の時、箱根権現から三島社を
経て伊豆山権現に向かう途中、熱海の地を通り海岸から湧出する温泉を見て詠んだとされる句です。

都より巽にあたり出湯あり名はあづま路の熱海といふ

熱海という名前もなんだか素敵に思えてきました。

 

 

実朝の歌は高校の国語の時間にそれぞれが割り当てられた句を説明する時間があって
箱根路を・・・の句が出てきたのを覚えています。なぜか実朝の句は好きでした。

 

箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波のよるみゆ

大海の磯もとどろに寄する波破けて砕けて裂けて散るかも

世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも

出ていなば主なき宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな

 

最後の句は暗殺される日の朝詠まれたとのことです。まるで自分の運命を知っているような句が多いですが
どこか遥かな感じでさわやかです。

 

以前、秋の花と一緒にこんな句も紹介していました。

「道の辺の
  小野の夕暮 たちかへり
  見てこそゆかめ 秋萩の花」
   金槐和歌集 源実朝

実朝祭、ぼんぼり祭り 8月の初めに行われる実朝を偲ぶ風情のあるお祭り。
昨年はコロナのせいで中止になったとか。いつか行ってみたい。

 

今大河ドラマでも鎌倉をやっていて、妹が面白いというので最近少し見始めました。
伊豆や鎌倉、熱海など源氏や北条ゆかりの場所が多いことを改めて知りました。

 

湯前神社の近くに源泉が湧き出る場所がありました。

 

大湯間歇泉 「熱海七湯」といわれる源泉
「大湯」の噴出は昼夜6回あったとのことですが、対象末に止まってしまい、今では市がコントロールして
噴出していると書かれていました。ちょうど通ったときに少しだけ人がいて噴出を見ていましたが、
一日に数回しかないとのことで、シャッターチャンスを逃しました。

 

熱海と言えば金色夜叉とか母の時代の新婚旅行先みたいな感じでしか印象がなかったけれど
歴史があり、さびれていた時代もあったかと思いますが、今では東京から気軽に行ける
若者にも人気の街のようでした。そういえば多くの芸能人も住んでいて時々TVで紹介もされていました。

 

大湯から駅まで商店街のようなところを歩いて、途中街角に源泉が湧き出ているところを見ながら
向かいました。

駅の近くで軽くおなかがすいたので、揚げたてのさつま揚げをいただきました。

 

新幹線であっという間に東京に着きます。

 

思い立って吉田博と巴水の版画を見に行く旅が素敵な一日となりました。

 

Jan.15  2022  Atami

 

コメント (3)
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