Reflections

時のかけらたち

高尾の春が始まる ・・・ arrival of spring inTakao

2021-03-16 23:59:12 | wonderland

ハナネコノメを見に蛇滝に行ってきました。膝の調子も90%くらい元に戻り、ちょっと足慣らしに蛇滝まで行こうと思っていました。Uさんより高尾山にケーブルで登って、蛇滝コースを下るのがお奨めということで、小仏川を歩いて高尾山口に戻るルートです。Uさんもご一緒していただけることになり、ゆっくりと花を見ながら、結構急な坂を下って行きました。

久しぶりの山は鳥の鳴き声がして、川の水の音がして、陽のひかりもあたたかく、気持ちがいいハイキングでした。

今日はアウトラインだけでもアップしておこうかと、頭の中ではたくさん出会ったスミレのことで一杯ですが、少しずつ写真を見ています。

9時半に高尾山口の改札口で待ち合わせましたが、スマホで連絡を取り合って、北野で乗り換える時に同じ車両に乗りました。9:45発のケーブルカーで上がり、駅から近いところにある蛇滝コースを降りて行きます。

 

あちこちに咲いている、ユリワサビやスミレの花を見ながら降りて行きました。下から登ってくる人たちに時々すれ違いながら・・

蛇滝まではそれほど遠くありませんでした。

昨年イワタバコを見た蛇滝あたりに小さなハナネコノメが結構残っていました。

 

 

 

 

ヨゴレネコノメ

 

 

ニリンソウを撮っていたら、すごくきれいな鳴き声の鳥が近くに来ていました。涼やかで気持ちのいい声です。

マクロレンズで何とか形がわかる程度です。ミソサザイでした。茶色っぽいですが、きれいな色でした。

 

 

下の梅林のところで朝作って来たお弁当を食べました。とても暖かい太陽の下で。

 

小仏川沿いを歩けば、たくさんのアズマイチゲが咲いていました。 ここでなんと横山先生の花の会でお会いしたことのあるMさんにばったり会って、ここから先はご一緒しました。

 

ヤマエンゴサク

 

キバナアマナ

 

近くを歩いていたハイカーの人にも花のことをいろいろ教えてもらい、タカオスミレを通り過ぎてしまったけれど、戻って見ることができました。

高尾山には40種類くらいのスミレの花が咲くとのことです。タカオスミレは高尾の固有種です。

 

このあと駒木野庭園で休憩して、再び駅に向かって歩きました。膝の具合が本調子でないので、腰がすごく疲れてきました。

3時前の電車に乗って帰ったと思います。新宿駅からも歩いて帰ったので、トータル10km近く歩いていました。

 

次回はスミレを求めて歩きたいです。今回もヒメスミレ、ヒナスミレ、アオイスミレ、タカオスミレが見れたようなのですが、もっと他のスミレもあって頭の中が混乱しています。

 

March 16  2021  Takao

 

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安土往還記 ・・・ Aduchi Oukanki

2021-03-15 23:56:30 | books

図書館から借りてきた全集の1冊、深緑のハードカバーの本を開いて読み始めようとすると、最初の「森有正氏に」という献辞に心がビビッと来てしまいました。森有正の本は学生時代によく読みました。そのころ影響を受けたのは他に神谷美恵子の本でした。

岩波書店から出ている辻邦生歴史小説集成の第1巻に入っている「安土往還記」と「『安土往還記』歴史紀行自作-解題風に-」をやっと読み終わりました。おとといはレオン・フライシャーのピアノやハウザーのチェロを聴きながら読んでいました。学生時代の癖が出ました。

ドビュッシーの「月の光」は遥かかなたの私の人生の始まりの頃を思い起こさせました。少女の頃、父が買ってくれた出版社が出した音楽の贈り物。ハウザーの弾くチェロのラフマニノフもピアノと違った感じでいいですね。カヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲の遠くからさす光のような美しい心にしみるメロディ。辻邦生の描く桃山絵巻を読みながら音楽にも引き込まれていく私。

読み終わった後、すぐプロダクションノートのような歴史紀行を読んだので、彼の意図するところもよくわかって面白かった。小説を読み始めると、文学の楽しさを久しぶりに感じました。文字で絵画的な表現をして、読む者は文字を通して創造力を働かせる。辻邦生もその時代を想像して表現することを楽しんでいるように感じました。辻邦生が表現したいことを表すのに文学が一番適したスタイルだったのですね。 町のざわめきを感じ、押し寄せる波のような戦闘シーンや非情な世界、家臣たちと信長の距離感・・・ それが外国人を通して語らせるのが、まるで現代人が見たような客観性があり、辻邦生らしいと思いました。湖東に旅をして、ルイス・フロイスの見た日本もおもしろそうだと思ったり、「麒麟が来る」で明智光秀と信長やほかの家臣たちのかかわりがわかっていたので本を読む助けになりました。

辻邦生が信長のことをジェノヴァの航海士の私信で語り、信長のことを大殿(シニョーレ)と呼び、今までの信長像にとらわれない一人の人物として描いた、この第三者的な目が面白かったです。

この小説で繰り返し、出てくる言葉「事が成る」ということ。・・ すべてから粉飾をはぎ取ったぎりぎり必要なもののみが力となるという真実・・・

自分の選んだ仕事に置いて完璧さの極限に達しようとする意志(ヴィジョン)

「虚空の中をただ疾駆しつつ発光する流星のようにひたすら虚無を突き抜けようとするこの素晴らしい意志のみを人間の価値と呼びたい」というのはまさに辻邦生の信長を通して言いたいことなのだと思います。

信長の人生50年の歌のように彼はすでにこの世界の虚無に直面し、夢まぼろしの世界をいかに生きるかに心してしていたと言えまいかと彼の心に寄り添った。信長とヨーロッパから来た伝道者たちとの間に覚える共感、明智や秀吉という対照的な二人の中に最後の友情を感じていたというのも昨年のTVドラマと同じ意見のように思える。

この小説の中の凄惨なシーンのあとにくるヴァリアーノとの別れは美しい絵巻物を見ているようでした。ヴァリアーノの言葉を借りて、「全身を持ってその精神的な高みへ登りうる唯一の手段は音楽である」と語った。音楽だけはどこにあっても直ちに濃密な精神の圏を作り出すことができると。

 

安土往還記歴史紀行の中で辻邦生はフィクションについて語っていました。

劇場に行く人は、舞台の上の人工的な現実(幻影)を見るが、しかし目的はそれを通して現れる人間的真実に接し、悲哀なり、愛なり、勇気づけなりの感動を味わうことができると。

あくまでも小説 -フィクション

信長と呼ばすに尾張のシニョーレと呼ぶことによって、先入観を持たせず、歴史上の人物として存在するのではなく、次第に読者の想像の中に姿を浮かび上がらせた。初めにロゴスがあった。

安土往還記の中でやりたかったことは、言語の力で世界を無の中に浮島のように構築することだった。西洋人から見た日本とパラレルに信長公記合わせて新しい世界を作り上げて行った。

最後に光秀との信長の心理的対立が人間的なものめぐる見解の相違をモチーフ設定としたというのも最近の二人の解釈に合ししているように思えました。

森有正にささげた本ですが、途中森有正と見解の相違があったこともここに書かれていました。

歴史物はフィクションとはいえ、その時代のすべてを相当勉強しないと書けないものです。大変な仕事をしています。ここにあった航海士の手記が実際に残っているものと思って問い合わせが来たと書いてあったのが面白かった。

 

 

写真は今日の朝富士、夕富士、咲き始めたもう一つのイングリッシュ・ローズ

 

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晴遊雨読 ・・・ on a fine day, play in the field, and on a rainy day, read books

2021-03-14 23:53:58 | a day in the life

3月13日

今日は一日雨の天気予報。嵐が来ても行ってみようと思っていたつつじヶ丘にあるShaelaのJumble Marketに午前10時少し前を目指して出かけました。フェアアイル1年ぶりのフォローアップ講座の時に先生から編みかけのものとか出すのでおもしろいかもと教えてもらっていたものです。午前中はワークショップも開催していました。15分くらい前につきましたが、前に4名くらいならんでいました。先生が集めた本や編みかけの編み物が安く手に入ります。特に編みかけのものは仕上げてもいいし、それを利用してクッションを作ってもいいし工夫次第で楽しいものが作れそうです。私は小さなカーディガンと小さな端切れ毛糸セットを買って、近くのBoulangerie Coupeというお店でお昼のピザを買って帰りました。

 

 

エクストラステッチの所をかがれば完成です。赤ちゃんか大きなぬいぐるみ用ですね。

 

 

ご自由にどうぞのサンプルみたいな端切れは編んだものとよく似ているのでお手本に。

 

針山を作ろうかといっている人もいました。敷物でも何か工夫してできないかしら・・

 

膝の痛みもだいぶやわらぎ、先が見えてきました。帰りは雨もほぼ止んで家にたどり着きましたが、その後音楽を聴きながら図書館から催促が来ている辻邦生の本をずっと読んでいたら、遠くに春雷の音がして、近くの階のリフォームの工事の音も別の世界のことのよう、周りは嵐のようでした。

 

読書の前に録画していた吉右衛門の一人芝居「須磨浦」を見て、気がついたら涙が頬を伝っていました。吉右衛門自体が書き上げて構成した新作で今までの歌舞伎のスタイルと違って、素晴らしいものでした。先日歌舞伎座で見た「熊谷陣屋」と同じ題材ですのでとてもわかりやすく見ることができました。また歌舞伎座では仁左衛門が熊谷直実役でしたが、義経役の時の映像も少し流れました。

吉右衛門ってやっぱりすごい人だと思いました。歌舞伎に対する熱を感じる舞台でした。それも映像で残そうという・・

 

夕食は簡単にトマトバジルソースを使って、炒り卵と茄子のパスタと、昨日早稲田あたりをTちゃんと歩いてみつけた三浦野菜の赤いだいこんか蕪を使ってサラダを作り、その時に安く買ったさつまいものサラダもついでに作りました。お店のレジに行ったらイスラム系の人だったのでびっくり。うちの近くにもお祈りタイムがある八百屋さんがありましたっけ。Tちゃんとの楽しい文学散歩のことは後日、日付順にアップの予定です。星岡と歌舞伎の次くらいかな・・

 

午前中は出かけましたが、雨の日は集中して他のことはストップしてしたいことができるのでいいですね。晴れていたら和服の整理の続きやら、片付けやらいろいろやることがありました。

 

March 13  2021  Tsutsujigaoka

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桃源郷へ ・・・ Shangri-La

2021-03-11 23:57:21 | wonderland

昨日野川自然観察園で多摩散歩人さんにお会いしたのが、きっかけで、今日バイカオウレンに会いに桃源郷まで行ってきました。多摩散歩人さんと偶然会って、質問したいことがたくさんあったのですが、直近のブログのことでお聞きしたら、バイカオウレンを見ることができるとのお話でした。時期的にもぎりぎり大丈夫ではないかとのことでした。

色とりどりに春の花がいっせいに咲いている桃源郷で、開園前なのでまだ人もほとんど訪れないなか、春の妖精たちを独り占めです。おにぎり弁当を作ってピクニックです。青空の下、空に行ってしまった人たちと交信しながらのんびり眺めのいいベンチに座り、お弁当を広げました。道半ばで亡くなったいとこのことも思い出すけれど・・・ 受け入れがたい死をかかえている人達も多くいるのだと今日3.11に思います。

 

カラフルなユキワリソウのヴァリエーションがたくさんありました。

 

 

 

スプリング・エフェメラルが勢ぞろいして歓迎してくれました。最後のセツブンソウが一輪残っていましたが、少しサイズが大きいキバナセツブンソウはまだいくつか残っていました。

 

 

一番見たかったバイカオウレンは少し登って行ったところにかろうじて花びらが残っているものがありました。

鉢植えでないのを見るのは初めてです。

 

ショウジョウバカマもスプリング・エフェメラルだったのですね。

 

初めて見るコシノコバイモ

 

フクジュソウ

 

椅子の上に置いてあったボクハンツバキが、まるでリザーブしてあった席のように感じてここに座って空と花と前に広がる眺めを見ながら休んで、お昼を食べました。

 

 

 

 

キクザキイチゲも群生していました。

 

アズマイチゲは午後になると眠くなってしまうようです。

 

 

 

 

 

カタクリはこれから一面に咲きます。

 

 

今でもミツマタや桃、梅、まんさく、椿、つつじなど木の花もいっぱい咲いているのに、もう少ししたら、いろいろな種類の桜も咲きだすのではないかと思うとこの山がピンク色に染まってしまいそうです。

 

はなやかな春が始まっていた里山でした。

 

March 11  2021   Shiroyama

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淡い春の中に ・・・ into pale spring

2021-03-10 23:49:47 | seasons

朝Uさんから花便りが届いて、野川にセンボンヤリやコスミレが咲いているのでお誘いいただいて、急遽行ってきました。もともと銀行の用事が済んだら、先に野草園開園の案内も頂いていたので、行ってみようと思っていたところでした。

まだ浅い春の光の中で淡い緑色が輝き始めていました。Uさんのフィールドでしょっちゅう行っている人しか気がつかないようなところを案内していただいてありがたかったです。おまけに私がブログを見ていつも参考にしていた多摩散歩人さんにも偶然会って、大喜びの私。

半年ぶりくらいに野草園に向かう道を歩くのも心躍りました。お天気だったので、子どもたちが引率されてきていました。野川公園ではインターナショナル・スクールの子どもたちが英語で授業を受けているのを見たり、野原でサックスの練習をする人、犬と一緒にのんびり過ごす人・・・ 広々とした公園に思い思いの過ごし方がありました。

Uさんがポットに入れて持ってきてくれたコーヒーをマグカップでいただき贅沢な気分でランチ。 次々と現れる小さな花たち・・・ 

今日はまだ歌舞伎のことが書けないくらい衝撃的だったギリシア悲劇のような熊谷陣屋 ・・・ それで清々しい春の花をピックアップしました。

 

 

 

色とりどりのミスミソウ

 

ハルトラノオ

 

 

アズマイチゲ

 

キクザキイチゲ

 

ニリンソウかイチリンソウ

 

オニシバリ

 

スミレ

 

 

 

キュウリグサ

 

センボンヤリ

 

 

枯れたセンボンヤリが残っていた。こんなに茎が伸びるのに咲き始めは小さくて、想像するのと違っていました。

 

 

]

 

コスミレ

 

 

初めて見るイヌノフグリは肉眼では小さくてあまりよく見えません。点のような花を這いつくばって探している人がいました。

 

フデリンドウがつぼみをつけていました。後1週間くらいで咲くのでしょうか・・・

 

ニワトコのブロッコリー

 

 

March 10   2021    Chofu Wildflowers Garden and  Nogawa Park

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2月の自然教育園のスプリングエフェメラルと鳥たち ・・・ spring ephemeral and birds in Institute for Nature Study

2021-03-09 23:57:52 | seasons

2月16日にアップした「今日もいくつもの驚きが」の時の写真がもう少しあるので、サプリメントです。

春が自然教育園にやって来たときを思い出して・・・

今日は濃密な歌舞伎の世界を堪能してきたので、ちょっとクールダウンです。

 

スプリング・エフェメラルのユキワリイチゲ、フクジュソウ、セツブンソウがたくさん咲いていました。

以前より数がものすごく増えていました。セツブンソウなんて数株しかなかったのに。 ユキワリイチゲは周りの木が切られて日当たりが良くなっていたせいかしら・・ 台風や強風で木の被害も多かった昨年でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホシゴイをここで見たのは始めて。 大きなザリガニを時間をかけて食べちゃったのには驚きました。

自然界の厳しさを感じるシーンでしたが、どの生物も他の生物を食べて生きているのです。

 

 

 

とにかくすごい食欲で、大きなザリガニ1匹をたいらげてもまだ次のを狙っていました。それでギャラリーも立ち去らず・・・

 

 

こちらも歩き回ってエサを探していました。

私も水生植物園で作って来たサンドイッチでランチタイム。

 

運よくカワセミも飛んできましたが、マクロレンズではこれが限界。

 

初めて見たルリタテハ。

 

 

 

 

 

 

暖かい日差しに、鳥たちも出てきて喜んでいるようでした。池では鴨が大はしゃぎしていました。

 

Feb.16   2021  Institute for Nature Study

 

 

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最近のメモランダム   ・・・ recent memorandum

2021-03-08 23:58:13 | a day in the life

3月7日

もう一つのクリスマスローズも咲きだしました。

 

先に咲いた方もいくつもつぼみを持って、咲いています。切り花にしても持つようですが、なかなか切れません。

 

 

 

他の花もつぼみがいっぱいで嬉しいです。今まで年を越させるのが難しかった私です。

 

 

安土往還記はやっと読み始めたのだけど、もう図書館の期日が来てしまって電話がかかってきてしまいました。 なかなか本を読む時間が持てませんが、久しぶりに本を読んで、エッセイばかり読んでいた私に文学ってこういうものだったのねと思い出させる本です。辻邦生が表現したかったのものが表わせるのが文学だったのですね。また時間をみつけて読んでいかないと・・・

 

月曜日はヨガを必ず入れることにしていますが、ここ2週間、左の膝が痛くて、ついに先週(3月5日)星岡に行った時にひざを折り曲げて畳に座ることが困難であることを発見しました。小さな椅子のような敷物を借りました。原因がわからないのが嫌なのですが、ヨガのポーズによるのか、歩きすぎたのがいけないのか・・ 坂道を下る時、体重が膝にかかるせいか痛いです。今日は少しは軽くなっていますが・・・ 春になるので早くよくなってほしいです。うたどんさんからも裏高尾や野草園の花の便りが届き、いてもたってもいられません。

星岡には急に結城が着たくなって結城紬で行きました。少し前にミニイッピンという番組で結城紬をやっていて、どの工程も時間がかかりますが、糸を紡ぐだけで1反分で2~3カ月かかるという・・・ 和服はもう値段のつけられない工程の作品です。

この日は男性も参加していて、お茶やお花も習いたいと話していました。他の参加者はいつものお茶の先生と、星岡でお茶を習っている方だったので、他の講習会の話も聞くことができました。ミニ茶事と講習は一日がかりですが、炭をおこすところから消えるまでで、料理の頂き方の作法もわかるのでいいとのことでした。懐石料理も素晴らしくて、講習会の料理とは全然違うらしいです。日本料理講習会はあれでも家庭料理になるものという感じらしいです。

 
 
3月6日
 
「原発事故“最悪のシナリオ”〜そのとき誰が命を懸けるのか〜」

原発事故は、最悪の場合この国にどんな事態をもたらすのか。その時、何をなすべきか―。東京電力福島第一原発事故発生直後から官邸や米軍、自衛隊などが、それぞれ極秘裏に「最悪のシナリオ」の作成に着手していた。番組では、菅元首相、北澤元防衛相など総勢100名以上に独自取材。浮かび上がってきたのは、「誰が命を懸けて原発の暴走を止めるのか」という究極の問いだった。放送枠を30分拡大するスクープ・ドキュメント。

途中で気がついてみたのですが、恐い番組をやっていました。アメリカが作った最悪のシナリオで軍が撤退していく手順を検証していました。アメリカ軍がすべて去ったら、日本の安全保障はどうなるのかと・・ やっぱりアメリカに守られている国なのだろうか・・・ 

また、当時の自衛隊の上層部の人が出ていて、結局命をかけて救うのが自衛隊と話していました。すべてを自衛隊に押し付けてくると・・ あの時は消防士も命をかけたことが記憶に残っています。ひとつひとつは何とか抑えていけたが、日本には全体を見れる能力がないと話していました。今こそそういうものを作る時なのではないのでしょうか・・

デジタル庁とか作らなければいけないくらいだから日本はすごく遅れているということですよね。男女格差もひどいし、ここにきて日本の後進国状況があからさまになった感じですが、現状認識を皆が持つことができて良かったと思います。オリンピックにしても都と国の連携も取れていなく、いろいろなケースに対してのシミュレーションも行われていなくて、たとえ競技者だけの大会としてもコロナ対策どうするのかと心配になります。

この番組は一部しか見ていなかったので、幸い水曜日の深夜に再放送があるので録画予約しました。

 

 

6日は午前中ベルカント、午後フェアイルのフォロー講座が1年ぶりに開かれました。ベルカントはこの前のサークル公開の効果があって、数名の人が新たに参加して、先生もその時に説明できなかったことを話そうとレッスンに力が入っていました。珍しく少し若そうな男性も入ってきていました。今やっている曲がグラナダだったので良かった。

 

 

 

 

フェアアイルでは最終回で仕上がった作品を持ち寄るということになっていましたが、コロナで1年も空いて、参加した生徒は4名だけでした。作品を批評して、私は今後のことの相談で行きました。このコースが終わったのでできなかったところは先生のワークショップに参加して仕上げる道があることを知り、ほっとしました。サロンに予約して行くことにしました。

 

 

 

 

たまたま参加者の一人が先生のイギリスで出版した本を持っていたので、それを見ているうちに先生のシェットランド話が止まらなくなり、楽しい時間となりました。昨年行けなかったと思ったら、いらしていたのですね。毎年かなり長く滞在しているとのことです。帰ってからの方が大変で2週間の外出禁止の間、その機会を利用して編み物をどんどん進めていたとのことでした。先生はイギリスでの出版話が出た時、恩返しとして引き受けたと話されていましたが、風景写真と作品が対比されていて素晴らしい本になっています。写真も自分たちで撮って、本作りの思い出を楽しそうに話していました。何もないけど素晴らしいところと話していましたが、ipadの写真を見て、大自然に圧倒されます。

家に帰ってからググっていたら先生がシェットランドでワークショップを開いている記事をみつけました。

シェットランド島のお祭り〜Shetland Wool Week 2019〜

イギリス・シェトランド諸島で10泊!何もないことの素晴らしさ  シェットランドに魅了されました。先生はツアーとかしてと頼まれることもあるけど絶対しないとのことで、もしいる間に来てくれたら案内するわと話されていました。

とにかく私のベストの道筋ができて良かったです。

 

 

3月5日

日本のげいのう  中村吉右衛門 須磨浦

歌舞伎の人間国宝・中村吉右衛門がこん身のひとり舞台に挑む!自ら作・演出・主演をした新作「須磨浦」。コロナ禍の中、吉右衛門が当たり役・熊谷直実を新たな角度から見つめなおした必見の作。主君・源義経の命令により我が子を身替わりにした熊谷直実の悲劇に、通常の劇場中継ではない独自の映像作品として肉迫。能楽堂の静謐な空間で初めて演じる吉右衛門の並々ならぬ思い。「熊谷陣屋」の名演もダイジェストで紹介。

吉右衛門の舞台を録画しています。まだ見ていません。明日は歌舞伎座に本物の舞台を見に行きます。

コロナで海外からの演奏家も来れないので、日本の芸能に浸っています。

小三治のドキュメンタリーも教えていただいたので録画しています。やっぱり若かったときに興味があった人から入って行ってしまいます。吉右衛門、玉三郎、そして落語なら小三治。 今たまらなく落語を聴きに行きたくなります。思いっきり笑ってみたい。

 

2/28

NHKスペシャル 2030 未来への分岐点(3)「プラスチック汚染の脅威」

今、リサイクルされずに放置されたプラスチックごみが、地球全体に拡散。小さく砕けたかけらが脅威となり始めている。生き物が誤飲によって育たないだけでなく、化学物質が食物連鎖の中で、濃縮されていく実態も明らかに。さらに、ナノレベルの粒子となったプラスチックが人体に悪影響を与えるリスクも浮かび上がってきた。プラスチック汚染の脅威、社会システムの模索の最前線から、未来への処方箋を探っていく。#SDGs

これも瞬間見ただけですが、マイクロプラスチックの研究が進み、胎盤に蓄積されることがわかったようです。インドネシアで子供たちが立ち上がったのを以前サタデーステーションで見ましたが、将来のことを大人が考えなくちゃね。

 

写真はベランダの花、目白庭園、自由学園 明日館

 

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小石川植物園の春の便り -4 ・・・ spring letter from Koishikawa Botanical Garden -4

2021-03-07 23:55:53 | seasons

梅の香りは春めいて好きです。

昔機織りを大倉山で習っているとき、梅の時期はお弁当を持って近くに梅の咲く谷あいに行って食べていました。素敵な鈴木道先生。牧師の家に育った普通の家庭の奥様でしたが、優しいけれど芯のある素敵な方でした。1日がかりで織物の初歩を教えていただきました。梅の時期になると谷間に梅がかすんで、何とも甘い香りが漂ってきた織物を習いに行った数年間を思い出します。その後フルタイムに復帰して夜林辺先生の工房に通ったのも鈴木先生の息子さんのお嫁さんが林辺先生のところにスタッフとして行っていたからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くにいた鳥を望遠レンズでとらえて、やっとアオジだとわかった私。双眼鏡を忘れるまだまだ初心者です。

 

 

 

水に輪を描いて、小さな命が燃え尽きる・・・

 

シロハラにはカサコソと枯葉の中にいていてよく会うのだけど、やっと最後に撮れました。

 

 

 

いつものねこちゃん

 

知らんぷりで、前のように振り返って遊ぼうよと逃げていく感じでもなく・・・飛び跳ねて行ってしまいました。

 

 

最後に高らかに鳴いていたのが、シジュウカラ。

エナガには会ったのだけど、カメラを構える間もなく、あっという間に飛んで行ってしまいました。

 

スミレも春をみつけたような感じがして、好きな花です。ノジスミレと言われたけれどよくわからない。

上の方の森で木の根元の葉っぱを探している人がいて、これから咲くスミレを探していると話してくれました。どんな花が咲くのか楽しみなんですって。

 

 

 

 

 

Feb.25  2021    Koishikawa Botanical Garden

 

冷温室、温室

バイカオウレン、フクジュソウ、タヌキモ、ミヤマカタバミ

ハマクワガタ、アケボノシュスラン(葉)

アカモチ、ハナボウラン、Hoya lacunosa   キョウチクトウ科、リュウキュウアセビ

 

椿、ヤナギバサザンカ、シナミザクラ、梅、ミヤマガンショウ、枝垂れ梅、アテツマンサク、サンシュユ

タンポポ、オオイヌノフグリ、イヌフグリ、ハナニラ、アマナ、水仙

 

シロハラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、エナガ、コゲラ、アオジ、ツグミ、セキセイインコ

 

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小石川植物園の春の便り -3 ・・・ spring letter from Koishikawa Botanical Garden -3

2021-03-06 23:57:55 | nature

不思議な空気の次郎稲荷を降りていくと日本庭園の真ん中に出てきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あずまやの椅子に座って、青い空を見て、梅の香りが流れてくる景色を見ていると何とも言えない幸福感に浸ることができました。私の幸福な時間です。

 

 

 

やあ、やってきてくれたのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Feb.25   2021   Koishikawa Botanical Garden

 

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小石川植物園の春の便り -2 ・・・ spring letter from Koishikawa Botanical Garden -2

2021-03-05 23:59:17 | wonderland

江戸の中から小石川植物園の春の中に入って冷温室でバイカオウレンの花が咲いているところに出会ってラッキーでした。望遠レンズをつけていたので、小さな花を撮るのは難しかったです。

温室をまわって熱帯の植物を見て、外に出たら、今の春の世界がありました。

 

 

シナミザクラ   中国

 

 

 

 

ヤナギバサザンカ

 

草の中をカサコソと何かいるかと思ったら、シジュウカラでした。

木の枝に飛びあがりました。

 

 

遠くにいたのは、ヒヨドリでした。 シロハラも見たので、シロハラかなと思いました。

 

 

絶滅危惧種のアテツマンサク

 

 

 

あざやかな緑色の鳥がにぎやかに飛んできました。 セキセイインコ?

 

ツグミが下に降りてきました。 どんな空を見ているのかしら・・・

 

サンシュユがどんな花か忘れていました。

春にはじけていました。

いつもなら新宿御苑で見るのに、ずっとクローズしたままです。

 

ミヤマガンショウ

 

 

下に降りて行ったら、偶然次郎稲荷に出ました。

不思議な空気が流れる場所です。 

太郎稲荷に行った時に、次郎稲荷はどこにあるのかと思っていました。

この辺にルリビタキが来ると聞いたことがあります。

カサコソと何かいると思ったら、シジュウカラでした。

 

荒れ果てたように見えますが、行くたびに職員の人が自転車でお世話をしているのを見かけます。祀ってある神社です。

鎌倉時代のものということですが、このあたりは第5代将軍徳川綱吉の幼児の居邸であった白山御殿の庭園があり、江戸時代末期には蜷川能登守の下屋敷の一部だったとのこと。それ以前のことはよくわかりませんが文京区のHPに中世には上杉氏の支配のもとに、太田氏、豊島氏など豪族の勢力の接点あり、その後北条氏の支配地となったと書いてありました。

興味深い場所です。

 

Feb.25  2021   Koishikawa Botanical Garden

 

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