Reflections

時のかけらたち

スコット・ホールで小さなクリスマス ・・・ petit concert at Scott Hall

2023-12-21 23:59:35 | music

12月21日

とても贅沢なコンサートでした。早稲田のスコットホールでベルカントの教室の山畑春子先生が
指導していた中野児童合唱団の子供2人によるコンサートと安藤先生、山畑先生のオペラアリア等、全員の
クリスマスソングと楽しいプログラムでした。児童合唱団もコロナの影響を受け、休止の中子供たちも成長
そして残った子供は二人だったとか・・ 子供の澄んだ声が教会の中にピュアな音楽になって広がりました。
このコンサートのことを知ったのは16日のこと。あまりにも急だったので来れる人が少なかったのですが
プライベートコンサートのようでこんなに素敵なコンサートを聴けないなんてもったいないと思いました。
先生もっと早く宣伝して!

オンブラ・マイ・フでは私の結婚式での光景が浮かんできました。この曲が教会の後ろから流れてきました。
フロモン神父さんがよく知っている曲が流れますから、そしたら父と一緒に教会のバージンロードを
歩いてきてくださいねと言われて、私は他の曲だと思いこんでいたのでえっこの曲?と思って父と
行っていいのかななんて言いながら歩き始めたことを思い出しました。猛反対にあった結婚でしたが
父と腕を組んで歩くことができました。あれから長い月日が流れました。

私の大好きな曲、「私を泣かせてください」では家族とも社会とも縁を切って孤独の中にいる友人の
ことが自然に思われました。まだ主人とも出会う前の絵の仲間でみんなで、そして時に二人で
絵を見に行ったりしていましたがその後お互いに結婚して7年に一度くらい会う程度でしたが友人で
あり続け、そして再び十数年ぶりに巡り会った人は今ではさらっと過去のことをたまに話すのですが
どれだけの苦悩の中にいたのかはかり知ることもできません。

このヘンデルの2曲は私の大好きな曲で目に涙がたまりました。「オンブラ・マイ・フ」が安藤先生のテノールと
「私を泣かせてください」が山畑先生のソプラノで意表を突かれました。逆かと思っていました。

クリスマスソングでは「諸人こぞりて」や「清しこの夜」を一緒に口ずさみ、子供の頃の家でのクリスマスを
思い出しました。父は歌が好きで新年には「年の初めの~♪」なんて歌っていました。残業続きでふだんは
一緒に夕食もとれないような暮らしでした。

 

ラ・ボエームの「冷たき手」が始まった時に、家でよく聞いていたネトレプコとビリャソンのCDのビリャソンと
同じくらいに良かったと思いました。教会は音の響きといい素晴らしかったです。

先生たちの曲は習った曲もありどれもよくて、なじみのある曲ばかりでした。モリコーネの曲のピアノもとてもよかったです。

優乃ちゃんの劇団四季の子供ミュージカル「人間になりたがった猫」から”すてきな友達”がソロで素直な声でまっすぐ心に
響きました。

 

 

 

ヴォリーズの建築は好きなので以前見学に来たことがあったり、日本語教育の研修を受けようと思ったときに
コロナで数年なくなって、機会を逃したことがありました。亡くなった私の音楽の友達がここで日本語を教えていました。

今ではなんだか撮影禁止のマークが入口にかけてあって、せっかくの先生のすてきな衣装も写すことができませんでした。

急に寒くなった冬らしい日。思いっきり暖かくして出かけました。
歩いて行ける場所のコンサートは気軽に出かけることができました。

 

私自身浄められたようなコンサートでした。振り返ると人の一生なんて短いものだと
思いました。

 

Dec. 21 2023   Waseda

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -6 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -6

2023-12-21 16:31:59 | wonderland

12月11日

今まで行ったことのない京都:宝ヶ池

鞍馬から貴船へのハイキングが思ったより早く回れたので、新幹線までに時間が2時間くらいあり、どこに行こうかと
の話になり、秋・冬タイムで夕方早く閉まる施設が多いので、大谷幸夫が設計した宝ヶ池の国際会議場を見て行くこと
になりました。

貴船口からバスで国際会館までバス・地下鉄一日券プラス追加料金で降りようと思ったら、一日券をなくしてしまったらしく
どこを探しても出てこなくて、大騒ぎ。バスの運転手さんが親切にも追加料金だけでいいよと言ってくれて、でもこれから先は
乗れないねと・・・。 いつも友人にちゃんと入れる場所決めておきなよとあきれ顔をされるのですが、今回は入れたバックの
ポケットになくて、きっと最初に鞍馬で降りた時に支払いが発生したので慌てていろいろなものを手にもって支払いして降りたので、
その時に落としたのかもしれません。前回は御朱印帳を忘れたり、老眼鏡を失くしたりいろいろありました。

駅から国際会議場のいろいろな建物が続いています。

 

国際会議場は友人は昔行ったことがあった場所で、庭からの眺めがいいとのことで中に入ろうと入口を探していましたが
最近はどこもセキュリティが高く今では通り抜けができなくなっていました。帰ってから調べたら、特別見学会が毎月開催
されていて申し込めば庭も見ることができます。またopen dayというのもありますが空いてる日を当てるので、直近に
ならないと発表できないとのことでした。

 

仕方ないので池の周りに出ることにしました。

 

晩秋の佇まいです。右側は宝ヶ池プリンスホテルの敷地。左側が宝ヶ池を囲む公園になっていて
下に降りて進みました。

 

 

晩秋の佇まいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池の周りはかなり広く、ジョギングしている人もいました。

 

 

 

 

 

 

 

姉妹都市のメキシコ・グアダラハラからおくられた馬の彫刻。
ホルヘ・デ・ラ・ベーニャ作のエスタンピーダ。
ESTANPIDAとはスペイン語で「野生馬が群れをなして暴走するさま」を表しています。

ここで一休み。

関東での国際会議場のコンペの話など聞いたり・・・
箱根の国有地で計画があったけれど地域や自然保護団体の反対に会い、2度も計画中止
になったとのことです。関東ではこんな大規模な国立会議場は聞いたことがありません。
関東唯一の国立国際会議場はパシフィコ横浜でしたね。

 

 

 

カワウがこんなに並んで・・ 近くにアヒルもいました。

 

 

 

 

 

 

 

旅ももう終わりです。地下鉄駅がもうすぐ先です。
いつか公開日にここの日本庭園に行ってみたいです。

 

京都駅に着いてもまだ時間があるので、近くを歩いて見たことのない東本願寺を外から・・・
京都駅近くだといつもだと東寺に行くくらい・・・

 

 

 

 

 

 

スケールの大きな街中のお寺にはあまり入ったことがありません。

 

すごくコーヒーが飲みたかったのですが、最後に入った珈琲店でなんと
クリーム・ソーダ。友人は自分で淹れたコーヒーを持ち歩いているので
お店ではいつも抹茶系。今回は抹茶パフェ。

話しているうちにシュタイナー教育の講師をやっていたころ、子供にも絵を教えていたということを
初めて知りました。インテリアスクールの講師や海外勤務などいろいろな経験をしてきているけれど
何もしていない気ままな今の生活が一番幸せとか・・・  

 

 

じゃあ又ねと言って新幹線を途中下車して彼の町に帰って行きました。
不思議な仙人みたいな現実感のない人。

 

Dec. 11  2023   Takaragaike,Kyoto

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -5 (追記あり)・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -5

2023-12-19 23:45:44 | wonderland

12月11日

御朱印をいただいてから奥之院に向かいます。

本殿わきから奥之院へ向かう道があります。
ここからはハイキングコースのような山道です。

本殿わきの広い道でも鳥の鳴き声がしましたが、ここでもいろいろな鳥の声を聞きながら
登っていきます。

息つぎの水

義経が牛若丸の時代にこの山を飛び回り、この湧き水を飲んで渇きをいやしたと伝えられています。




背比べ石

義経が奥州に藤原秀衡を頼り向かう時に、鞍馬との別れを惜しんでこの石と
背比べをしたとの伝承されています。

木の根道

地中の砂岩がマグマにより固まって、根が地下に行くことができず、地表を這ったと言われています。

すごくエネルギッシュです。


大杉権現社



奥之院は普通登り切った所にあるかと思ったら、ここからはずっと下りでした。

僧正ガ谷不動堂





義経堂

奥州で非業の死を遂げた義経の御魂は、懐かしい鞍馬山に戻り安らかに鎮まっていると伝えられ、
遮那王尊として祀られています。

鞍馬山は義経が今でも生きている山だったのですね。





奥之院魔王殿

ここで休憩してパンをひとつ食べていたら、台湾から来ている人たちがやって来ました。
途中で抜かれたり、抜いたりして時々会っていた人たちです。他にもアジアからの旅行者に
会いましたが日本人は少なかったですね。



下りがどこまでも続き、反対側から登って来る外国人観光客もいて、大変だろうと思いました。
膝が心配でしたが、熊野古道滝尻に比べたら全然楽でした。

鳥の声が時々して、とても気持ちがいいウォーキングでした。
手すりが整備されているのも助かりました。

 



やっと下の道路の気配を感じるところまで降りてきました。



西門に無事につくことができました。

ここはすでに貴船です。私は鞍馬と貴船の間にハイキングコースがあったかと思ったのですが、
貴船と鞍馬寺は隣接していたのですね。以前貴船に来た時にどこかで鞍馬へのハイキングコースと
書いた標識を細い道の入り口にあったのを見たことがありましたが・・

やっぱりお昼をちゃんと食べなければと以前来たことがある「鳥居茶屋」に入り、暖かいお蕎麦を
いただきました。

とろろをつけていただきます。

ここに、先ほどの台湾からの御一行様もにぎやかに入ってきました。

貴船は2年前に娘と来たことがあるので、さっと本宮から奥宮まで行ってもどりました。

 



 

 







一応証拠写真を撮っておこう・・ 鞍馬で撮っておけばよかったけれど・・



和泉式部ゆかりの地。思ひ川も水があまり流れていなくて、写真を撮りませんでした。











貴船から貴船口まで数分間バスに乗り、乗り替えて国際会館前まで戻りました。

 

Dec.11  2023  Kurama  →   Kibune ,  Kyoto

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -4 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -4

2023-12-18 23:59:00 | wonderland

12月11日

いよいよ京都入りです。

以前から言っていた鞍馬に行けるのかどうか・・・
前日、出張などで使っていた烏丸御池のハートンホテルに泊まり、夜サンドイッチを友人の部屋で
食べながらどうしようかと考えていても決心がつかず、二人で日曜美術館の浮世絵を見て、知らなかった
ことも多く楽しんで過ごしてしまいました。私は結論が出ず、翌朝に持ち越してしまいました。

翌朝、膝の調子とかはよかったのですが、大事を取って大原にしておこうかと決めて、チェックアウトして
近くの進々堂が開くのを待って朝食。まだグズグズしていたので、友人の歩けるうちに鞍馬に行くというのも
手だよねという一言が決め手で二転三転して鞍馬に行く決心ができました。東京に戻って翌々日が茶の湯の
稽古だったのもナーバスになっていた原因だったのですが、やはり正座は無理だとわかったので見学のつもりで
行けば膝の様子も気にしなくていいので、当初の予定通り鞍馬へ。

 

今回はスクランブルエッグとカフェラテ。


通り沿いの十月桜が咲いていました。

地下鉄を国際会館前で降りて、バスで鞍馬に向かいます。

地下鉄とバスの一日券を買ったのですが、鞍馬までは行けなくて追加料金がありました。
大原までならOKです。

 

鞍馬に来るのは高校の修学旅行以来初めて。自由行動の日にとしちゃんと二人で来て、
その時は確かケーブル・カーに乗った記憶。奥之院までも行かなかったような・・
覚えているのは本殿の所でお弁当を食べたこと・・ 写真も残っているからか・・
修学旅行で印象に残っているのは苔寺や嵯峨野、高山寺、そしてコース別で行った室生寺と
長谷寺。苔寺は中学校の時だったか記憶がごちゃ混ぜになってきた。詩仙堂あたりも歩いたけど
これは高校で自由に歩いた時だったような・・

今回はすべて歩きで奥之院まで行って、貴船に抜けました。

 

 

 

 

由岐神社

 

 

 

 

「皇后陛下行啓御休息蹟」。
大正13年、貞明皇后(大正天皇の皇后)が行啓の際、休息された場所。
登り続けて休みたくなる場所です。私たちもここでしばし休憩。

 

 

 

まだまだ階段が続きます。

本殿の前

 

 

 

 

 

 

 

ここから奥之院参道を通って西門まではハイキングコースのような山道です。
お腹が空いたときのためのパンを洗心亭で買って持って行きましたが、パネトーネの生地で
とてもおいしかったです。

 

Dec. 10   2023   Kurama,  kyoto   

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -3 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -3

2023-12-17 23:59:24 | wonderland

12月10日

撞木館を見たあと、少し休憩して「文化のみち百花百草」を目指して歩きました。

方向はこの主計教会の方なのですが、地図の文字が書いてある場所と指していた点が違っていたので
少し迷って、市政資料館の方に行ってしまいました。

 

 

市政資料館は立派な建物で、観光客も少し来ていて、中も見ることができるようになっていましたが、
周りを通って、百花百草を目指しました。

市政資料館の前の鰻屋さん木屋が一番おいしいということだったのでそこでお昼にしたかったのですが、
日曜はやっていませんでした。

 

 

古い町並みが残っていました。

 


やっと百花百草まで来たのに、なんと日曜日なのに閉館。ネットの文化のみちでみつけて、日本庭園が
すてきなので行きたいと思っていたのですが、まさか日曜閉館の所までチェックすることもなく
当然やっているだろうと思っていました。

 

文化のみち百花百草

大正9年(1920年)に建てられた書院・茶室・土蔵を改修し、また、多目的ホールを新築して平成19年(2007年)開館。
徳川美術館所蔵の百花百草図屏風(重要文化財)にちなんだ庭園は、四季を通じて楽しめるとのこと。

もともと岡谷鋼機の創業家の邸宅で、名古屋市が「文化のみち」を散策する最の休憩をとる場所として建物の利用を岡谷家に依頼。
「文化のみち」の他の建物は名古屋市が取得していますが、百花百草は現在も岡谷家が所有しているせいか、なんと日曜から
火曜日までクローズでした。

いつか行く機会があれば行ってみたい場所です。花の季節にはたくさんのお花も見ることができとのこと。

昼食を取る場所を探して、大通りできたバスに乗って次の駅赤塚まで行き
鰻屋さん「西本」に寄ってもここもお休み。意外と日曜にやっていないところが多い。

この辺は友人が通っていた中高一貫校が近いので詳しいらしいのですが・・・

仕方なく徳川園まで歩くことにしました。途中から裏道に入り、のんびり歩きました。徳川園までは
文化のみちエリアとなっています。

徳川園の蘇山荘できしめんでも食べようかと思ったら、ここは観光地なので列を作って
いました。人混みが苦手な彼なので、バスを待って伏見に向かうことにしました。
ホールがある場所は繁華街の近くなので、どこか食事をする店はあるとのこと。

バスが予定時刻になってもなかなか来ないので徳川園の入り口あたりを歩いたりしていました。
陽ざしがきつく、暑いくらいの日でした。

 

徳川園も第二次世界大戦の空襲で焼けて、門のあたりが昔の面影をとどめているだけのようでした。

栄という名古屋で一番の繁華街を通って広小路伏見駅で降り、すぐ近くの「一富士」という鰻屋さんで
やっとランチ。

最初に名古屋に来たヒラリー・ハーンのコンサートの時は、「あつた蓬莱軒」というところで
ひつまぶしを食べました。岐阜に出張の時も岐阜に来てくれてひつまぶしを食べた思い出があります。
鰻はこの辺では有名な食べ物。

ランチで普通のにしました。鰻はあまり大きいのが好きでないので、量だけで上と並が決まるとの説明で
ご飯も少なめでお願いしました。

名古屋の鰻はかりっとしてとてもおいしかったです。

しらかわホールは清潔感のあるすてきなホール。
何よりその音響効果で有名だったので一度行ってみたかったとずっと思っていました。来年クローズしてしまうとのことで
とても残念です。そのしらかわホールでオラフソンのコンサートがあると知り、半年くらい前にチケットを押さえました。
そのあと、やっぱり東京でも公演があることが発表されました。それで名古屋公演が日本ツアーの最終日となりました。

 

 

演奏会に理想的な広さです。あまり大きい会場はオケにはいいけどソロでは
東京だとオペラ・シティのコンサートホールや紀尾井ホールくらいの大きさまでがいいです。

コンサートのことはすでに12月13日のブログでアップ済みです。

 

コンサートが終わって近くのしらかわ公園を散歩して帰りました。敷地内には名古屋市美術館・名古屋市科学館、広場などがあり、
美術館で何か企画があれば行ってみてもよかったのですが、企画は終了していました。プラネタリウムも魅力的でコンサートの前に
星を見るのもいいかと思いましたが、最終的に「文化のみち」に行くことになりました。

しらかわ公園は白鳥公園と同じで友人が若い頃設計でかかわった場所ということでした。もう30年以上も前のこと。
噴水前のモニュメントは大学の先輩が作ったものだということです。

 

 

 

美術館前の池も作ったとのことですが、美術館が増築され、池は半分つぶされているようでした。
長い時間の経過で変わってしまったようです。

30代の頃だったか遊びに行った頃は、近隣の街並み保存の仕事やらしていたかと
かすかな記憶がありましたが、名古屋の国際会議場や公園などの仕事にかかわっていたことが
少しずつわかってきました。

地下鉄駅まで歩きましたが、御園座の建物の横を通り、その落ち着いたたたずまいが意外でした。
派手ではなく、名古屋の町も想像とは違うものでした。

昼食がかなり遅かったので、名古屋駅でサンドイッチを買って、京都に向かいました。

 


Dec.10 2023  Nagoya

 

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -2 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -2

2023-12-16 20:37:06 | wonderland

12月10日

撞木館

川上貞奴の二葉館から撞木館に向かいました。この辺りは白壁エリアと言って今では高級住宅街ですが、江戸時代は
中級武士の武家屋敷が並んでいた場所と友人に教えてもらいました。私には高台の南山中学などがある「いりなか」の方が
高級住宅街に思えましたがこちらは歴史が古いです。また金城学院という私立校もあり、高級感がありました。

文化のみち橦木館(しゅもくかん)について

 文化のみち橦木館は、大正末期から昭和初期にかけて建てられた、陶磁器商として活躍した井元為三郎の旧邸宅で
平成21年7月17日に開館しました。
 約600坪の武家屋敷の敷地割りに、庭を囲むように大正浪漫あふれる、洋館、和館、茶室や裏庭に東西二棟からなる蔵が
残されています。
 洋館には、当時の流行を先取りしたステンドグラスが各所に配置されております。
 市民の文化活動の拠点として、文化のみちの歴史・文化を伝える施設です。 

                                               名古屋市HPより

 

空襲の被害を逃れ、「白壁・主税・橦木町並み保存地区」として守られてきた街並み

第二次世界大戦時の名古屋大空襲では「名古屋城」の天守閣や本丸御殿が焼け落ちるなど大きな被害を受けました。
しかし、白壁周辺は奇跡的に空襲の被害を逃れ、歴史的な建造物が数多く残されています。こうした貴重な街並みを
保全するため、名古屋市は1985(昭和60)年に白壁を含む約14.3ヘクタールを「白壁・主税(ちから)・橦木(しゅもく)
町並み保存地区」に指定しました。

「白壁・主税・橦木町町並み保存地区」ではデザインや建物の高さ、材質に配慮し、植栽などを行うこととされており
和風や洋風の邸宅を敷地内の緑と瓦や銅版葺きの屋根を持つ塀や板塀が彩る街並みが維持されています。

この保存地区には現在も長い歴史を持つ建物がいくつも残されています。そのひとつが「文化のみち橦木館」です。
「文化のみち橦木館」は昭和初期に建てられ、陶磁器の輸出問屋を営んでいた財界人の井元為三郎の屋敷として使われて
いました。

2階建ての洋館と平屋の和館、東西2棟の蔵に京都から移築された茶室、庭園があり、1996(平成8)年に名古屋市指定有形
文化財に、2008(平成20)年には名古屋市の景観重要建造物に指定されました。とくに洋館には4種類のステンドグラスが
あしらわれ、輸出陶磁器の商談の場になっていたそうです。  

                                           ノムコム 街から より

 

名古屋城が第二次世界大戦で焼け落ちたことは有名ですが、周りは結構残っていてよかったです。

撞木館の中に入って行きました。
難しい名前は仏具で鐘などを鳴らす棒で多くはT字型をしていて、徳川家康が武家屋敷の町割りに付けた名前から
来ているとのこと。町がT字型になっているところが鐘を打つ撞木に似ていることに由来しているとか。
表記については、撞木町(手偏)、橦木町(木偏)や鐘木町(金偏)という字も各時代の地図等で使用されたが、
昭和55年以降は住居表示により「橦木町」(木偏)に統一整理されているとの説明がありました。


入ると左はカフェになっていましたが、入るのは自由です。

洋館はゲストハウスになっていて、生活は日本家屋でされていたとのことです。

 

庭には茶室があります。

日本家屋ではガラス教室の展覧会が開催中でした。吹きガラスでない作り方を説明してもらいました。
撞木館の広間ではたくさんの子供たちが集まって、読み聞かせの本を聞いていました。
二葉館でも何か教室をやっていたようで、地元の人たちが気軽に集える場所になっていたのが
うらやましい感じがしました。

 

生活空間が広がり、二葉館とは違う生活を感じることができました。

 

こういうやかんに見覚えがあります。昔家でも使っていたような・・・


洋館の2階に上がってみました。

 

アールデコ風のステンドグラス

 

古いノリタケの食器のようです。

1階のカフェに戻り

 

 

玄関近くを見て

 

青い鳥のステンドグラスも素敵でした。

なんとこの奥は化粧室

庭に出て見ることにしました。

庭のツワブキにモンキチョウが止って保護色で一番下の花の花びらの一つのように
とけこんでいました。

 

 

家の中の長い廊下を歩いても、外から日本家屋を見ても、昔々の祖父母の家を思い出し、
ノスタルジーを感じました。

 

今お茶を習っている茶室に雰囲気が似ています。

まだまだ苦手な水屋の作業。

 

 

素敵な撞木館をたっぷり見学することができました。

私たちは目の前の広い公園、山吹谷公園で持ってきた柿とお茶で一息。

 

この後はお庭を見たくて「文化のみち 百花薬草」に向かいましたが・・・

 

Dec. 10  2023  Nagoya

 

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コンサートを中心に名古屋と京都・鞍馬の旅 -1 ・・・ trip to Nagoya and Kyoto with a concert in between -1

2023-12-15 23:59:06 | wonderland

国内の旅でもまるで外国のように感じてしまう新鮮さがあります。
今回はしらかわホールでのコンサートを中心に名古屋と京都を旅することにしました。
京都ではもしかすると山歩きになるかもしれないので、身軽にすることを第一にして、一眼レフのカメラは持って行かない
ことにしました。写真は記録のスマホ写真のみです。そこが最近の悩みどころ。山歩きをしていると安全を考えてあまり写真を
撮っている余裕がありません。

今回の旅のアウトラインはコンサートの前に「文化のみち」に行って、古い建築と庭を見てからしらかわホールに行き、
コンサート終了後京都に移動、一泊して天気や体調を考慮して鞍馬か大原を歩くという計画です。

名古屋は行きたいところがあまりない街でしたが、前回の桑山美術館と昭和美術館、東山動植物園は素晴らしかったです。
住宅地歩きも面白かったです。最初はオラフソンのコンサートの日に回ろうかと思っていましたが、桑山美術館の企画展が
終わっていたので、1週間前に日帰りしてしまったものです。どのくらい歩けるかのウォーミングアップにもなりました。

 

12月10日

 

7:30頃発の新幹線に乗り9:14に名古屋着。そこから準備してくれていたドニチエコ切符を使って、「文化のみち」に行きました。
なごや観光ルートバスメーグルに乗って文化のみち二葉館へ。案内のヴォランティアのおじさんの説明を目的地まで聞きながら・・
中国というか多分台湾からや東南アジアの人が多かったみたいでした。名古屋の町はお菓子屋さんが集まっているところも
あったり、面白そう。

文化のみち 二葉館

「日本の女優第1号」の川上貞奴が、大正時代に居住していた和洋折衷の建物を、創建当時の姿に移築復元し、
「文化のみち」の拠点施設として、平成17年2月8日に開館されました。材料から工法まで当時のやり方にこだわった
とのことです。設計は軽井沢にたくさん建築が残るわが国初の住宅専門会社「あめりか屋」の設計。

 館内では「文化のみち」を紹介し案内するとともに、川上貞奴関連の資料や郷土ゆかりの文学資料が展示してあり
ました。

 

 

 

 

ヨーロッパでブレークした貞奴はピカソにモデルを頼まれたとか・・・

 

 

和室には生活感が残っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

城山三郎の書斎

2階には名古屋ゆかりの文学者のコーナーがありました。

坪内逍遙をはじめ、城山三郎(直木賞)、小谷剛(芥川賞)、江夏美好(田村俊子賞)、春日井建(迢空賞)など
名古屋を中心とする郷土ゆかりの文学者および文学作品を、資料やパネルで紹介されていましたが坪内逍遥が名古屋
出身とは知りませんでした。城山三郎も。 なんと名古屋出身の友人も知らなかったなんて。

 

  


女優でもあり、経営者でもあった貞奴。すごい女性がいたものです。


川上貞奴

  

1871年9月2日(旧暦7月18日)に東京日本橋の両替商の家に生まれる。生家の没落により7歳で日本橋芳(よし)町の
芸者置屋・浜田屋の亀吉の養女となる。
日舞などの芸に優れ才色兼備の貞奴は、伊藤博文らに贔屓にされた。
「奴」とは、新橋の「ぽんた」のように花街を代表する名妓だけが継げる伝統ある名前である。

 貞奴は、自由民権運動の活動家で書生芝居で人気を博していた川上音二郎と結婚し、芸妓から引退。音二郎の影響で
演劇へ転向した当時は芸能の地位は低く、さらに男性が女性役を演じることが当たり前だった。しかし持ち前の芸の力と
人柄とで、日本初の女優としてワールドワイドに活躍。「マダム貞奴」と呼ばれ、ロダン、ピカソ、ジイド、プッチーニ
など芸術家らをも魅了した。

 音二郎が亡くなると7年にわたる追悼興行を行ったのち芸能界を引退。第3のステージとして、旧知の間柄であった
福澤桃介の木曽川の水力発電事業を支えた。人生の前半を川上音二郎、後半を福澤桃介という2人の男性のパートナー
として、そばに寄り添いながら社会を変えていった。

 幼い頃より不動明王への信仰に篤く、その信仰のおかげで数多くの苦難を乗り越えられてきたとの思いから、岐阜県
各務原市に自ら貞照寺を建立。1946年に世を去ると、貞照寺に埋葬された。

                                     ドラマチック木曽川-Opera貞奴-より

 

 

Dec.10  2023   Nagoya

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しらかわホールで聴いたVíkingur Ólafsson – Bach: Goldberg Variations

2023-12-13 23:35:17 | music

12月10日

オラフソンは庄司紗矢香とのデュオを聴いてから、ソロを聴いてみたいとずっと思っていて
それがこの「ゴールドベルグ」をしらかわホールで聴けるようになり、心待ちにしていたコンサートです。

静かにテーマのアリアが始まり、たくさんのヴァリエーションを経て再びスタート地点かららせん状に
登った地点に戻って来る。ディアベッリの時のように、山を越え、流れに乗り、旅を終えて・・

キラキラした透明感のある美しさ、急流のようなテンポ、エネルギーが爆発するような命を感じたり、
1曲1曲が独立していて、そして全体の流れが一つの作品となって・・ 変奏曲は作品としてとても
難しい曲なのだと思います。

バッハって自分でもこれを弾いていたのだからどんなにすごい人なのだろうと、バッハ自身にも驚かされて
しまい、それに挑み表現する演奏家にもリスペクト。

聴いている間中、「今」「ここにいる」自分を感じました。この広い宇宙の中にいる私。そしてその音楽を共有
する人がいる不思議。いつもいろいろな人生のシーンを思い出したりするのですが、今回はひたすらバッハと
オラフソンの世界に浸り圧倒されました。

難曲を弾き終えて、鳴りやまない拍手にこたえてスピーチ。

「『ゴルトベルク変奏曲』の問題は、アンコールが演奏できないことです。この作品は“アリア“という太陽の周りを
回る30の惑星により宇宙が形成されていて、他のものが入りこむ余地がないのです」

まさしく、私を含む観客は「ゴルトベルク変奏曲」という太陽系宇宙を観ることができたのだと思いました。
一つ一つのとしての独立した宇宙を持ちながら全体としてアリアへの求心力を持ちながら回っていく音楽。

アンコールができないほど圧倒的な存在感の、そしてすべてのエネルギーを注ぎこまないと演奏できない曲。コメントに
納得です。他には日本のツアーを名古屋で終えることができて幸せとも。アイスランドと似ている部分がある日本に
親近感を感じているようでした。しらかわホールは多くの演奏家たちに評価されています。

インタヴュー記事でバッハの音楽を「未来に向けた手紙」とも語っていたオラフソン。

音響のいい、この規模感のコンサートホールでバッハを聴けたことは幸せでした。

Víkingur Ólafsson - J.S. Bach: Goldberg Variations, BWV 988: Aria (Official Music Video)

 

Víkingur Ólafsson – Bach: Goldberg Variations, BWV 988: Var. 13 (Official Music Video)

 

バッハ:ゴールドベルク変奏曲 BWV 988 - 第25変奏

 

ヴィキングル・オラフソン最新インタビュー:新作「J.S.バッハ:ゴルドベルク変奏曲」に込めた思いは?

 

Dec. 10  2023   Shirakawa Hall ,  Nagoya

 

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SOMETHING CHILDISH, BUT VERY NATURAL

2023-12-09 21:59:01 | books

11月26日

キャサリン・マンスフィールドの解説書を全部読み終わりました。
最初は読み終わった短編から解説を見ていたのですが、全作品集の流れを追っているので
すべて読んでいるわけではありません。最後には読んでない作品についても、さらっておきました。
彼女の作品はまず状況を浮かべることも難しいこともあり、そこへ時間移動が自由にあり、
登場人物も入り組んでいます。解説書があった方がわかりやすい場合もあります。その絵画的な描写や
入り組んだ心理描写も面白いのですが、手法としてかなり技巧的な面もあります。

10日に返そうと思っていたのですが、まだこれから読む本の参考にして持っていてと言われて、ちょうど
図書館から再びキャサリン・マンスフィールド全集を借りるところでしたのでそうさせてもらうことに
しました。

彼女の作品はKatherine Mansflield Societyから原文もダウンロードできるので助かります。

 

短編「幼く見えるけれども、とても自然な」はサミュエル・テイラー・コールリッジの同じ題の詩の引用から
始まります。

SOMETHING CHILDISH, BUT VERY NATURAL

Samuel Taylor Coleridge

If I had but two little wings
And were a little feathery bird,
To you I’d fly, my dear!
But thoughts like these are idle things,
And I stay here.

But in my sleep to you I fly:
I’m always with you in my sleep!
The world is all one’s own.
But then one wakes, and where am I?
All, all alone.

Sleep stays not, though a monarch bids:
So I love to woke ere break of day:
For though my sleep be gone,
Yet while ‘tis dark, one shuts one’s lids,
And still dreams on.

ドイツ留学中のコールリッジが、妻に送った手紙に
記したちょっとした詩だそうです。

はかないけれど、すてきな夢の詩だと思います。
2段落目が好きです。

 

12月9日

ベルカントのレッスン。今練習している La Wally は拍が難しく、あと休符も難しいです。
カウントして正確に歌わなければなりません。悲しいけれど希望がある歌です。明るく歌って
と先生から言われ続けています。パワーを持って。

レッスンの後、近くのセンダイ(専大)カフェで休憩&ランチ。明るくてパンがおいしいカフェでした。
ゆったりとした座席で空間も広く、レッスンのことなど話しながら・・・

 

秋に戻ったような温かさの一日でした。
空がきれいで見ているのが好き。空というより雲が面白いのかな。

もう12月に突入したなんて信じられない。来年のカレンダーもポツポツ出てきました。

 

 

 

夕方に近くなってくると羽田に戻って来る飛行機が何機も飛んできます。
港に戻ってくるのを見るのが好き。

 

 

 

夕方は燃えるような夕焼け色。富士山は雲の向こうにかすかにシルエットが見えました。


明日は名古屋しらかわホールでのコンサートが楽しみです。オラフソンのゴールドベルグ変奏曲。

 

Dec. 9 2023   Kudan & Shinjuku

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家の周りも秋 ・・・ Autumn near my house

2023-12-08 23:57:33 | a day in the life

12月6日

家の近くの診療所から、データを取っておきたいから検査をしておいてと言われて、6日に心電図等取りに行きました。
今年度の区の検診、がん検診もまだ申し込んでなく、やっと後日申し込みました。そのデータをいつも持って行っていたのですが、
心臓のことを最初に気が付いてくれた家庭医ですし、しておくことにしました。カテーテルの手術をしてくれた大学病院では
術後1年経ったので半年に一度のフォローになりました。お薬などは近くの家庭医からもらえるようやり方を変えています。
同じく半年に一度チェックしなければいけなかった無呼吸症候群の呼吸器内科と歯科は慌てて1年ぶりの検査を申し込みました。
体のメンテナンスは本当に大変。和田秀樹さんの老人にはがん検診は必要ないというのもわかるのですが・・

検査が終わって先生に足のことを何か循環器関係を心配して聞いたのですが、問題はなさそうでした。長いこと身体を動かさない
ことは血液循環にとてもよくないことで、これがエコノミー症候群などを引き起こします。着物も久しぶりだったので締め付けすぎた
かもしれません。

検査終了後、めったに行かないコリアンタウンでコチジャンなどを買いに回りました。夕食にTVで以前見た焼き鳥の缶詰で
簡単に作るチーズタッカルビにトライするために。

近くの公園を通って帰りましたが、木々が色づいていて秋が深まっていました。

 

皇帝ダリアの開花時期が今頃だったなんて知りませんでした。以前コスモスを見に昭和記念公園に行ったときに
見たと思うのですが。

 

 

 

 

検査は午前早い時間だたので、帰ってから少し前に届いていた新しいCDレシーバーをセットアップしました。
寝室に置いてあるミニコンポがCDを読まなくなってしまったので、買い換えることにしていたものです。まだMDの方は
使えるのでMDプレイヤーはもう手に入らないので使えるうちは使うことにしました。ONKYOなのでもう部品も手に入りません。

セットを開くとリモコンの電池が備品として入っているように書いてあったのになかったのでDENONに電話で連絡したら、
スピーカーの下に貼るものも入っていなかったみたい。チェックする内容品には入っていなかったけれど送ってくれるということ
でした。リモコンでないと操作できないこともありましたが、基本出来るので送られてくるのを待たずにつなぎました。
居間には大きなスピーカーのONKYOのステレオがあるのですが、スピーカーとの接続がおかしくなってメーカーに修理に
来てもらったのに直らずそのままにしてあります。LPレコードも聞けるように後からレコードプレイヤーも買ったのにね。

そんなで音楽はもっぱら寝る前に寝室で聴いていましたが、居間でも好きなCDを聴くことができるようになりました。
近年はずっと生の音楽を聴くのがが中心でしたが、聴きたいCDも出てきて楽しみが増えました。

 

図書館はあまりそろっていないのですが、それでも北村朋幹の面白そうなCDがあり、借りてきていました。
味わい深いベートーヴェンです。カレーラスのカタロニア語の歌もすごくいいです。若い時なので
今より若々しく高い音域です。1曲目の「鳥の歌」でももうちょっと泣けそうです。カザルスのチェロで
有名な曲ですが、平和を求めるこの歌。カレーラスの声が陰りがあるように思えるのもそういう歴史の中で
育ってきたからなのかわかりませんが、このアルバムは心に響きます。

 

 

ターナーの絵のような空だったので一眼レフを持ってきて撮ってみました。

スマホだとこんな感じ・・

韓国ののり巻き、キンバはソウル市場で買ってきました。
お皿は益子の友達のペンションで作ったものです。

超簡単な料理。久しぶりにキムチも買って、キャベツやニラと一緒に入れてコチジャンで味をつけて
チーズをかければ出来上がり。家で韓国料理が楽しめました。

 

翌日、新宿区のがん検診の申し込みを重い腰を上げてしようとしたら、非課税世帯だと無料になるといういつも見ていた
説明をちゃんと読みました。

この世帯とか、非課税世帯の意味がよくわからなくて、11月にまた給付金*の話が出て、私は非課税なのに、娘が家にいるだけで
お互いに扶養関係にもないのに非課税世帯にならないので今まで給付金を受けたことがありません。家の光熱費もすべて私が
払っているのに給付の恩恵を得ることができないのです。今度は課税者にも減税という措置がとられます。どちらにも入らず
すべり落ちる人はどうなるのかと区役所に電話したら、電話に出た交換の人がまだその話は区役所までおりてきていないけど
交換手自身も働き始めたら親と同じところに住んでいるけれど世帯分離をしたと教えてくれました。同じ所に住んでいても生計を
別にしていれば分離できるとのことです。世帯分離してどうなるかわかりませんが、元に戻すこともできるということなので
とりあえず分離してみました。

その結果、今度のがん検診も無料になるということで、早くしておけばよかったと思いました。
娘も京都移住計画を考えたりしているし、成人して働くようになれば世帯分離する考え方が普通かと思ったりしました。

*電力・ガス・食料品等の価格高騰による影響が特に大きい住民税非課税世帯等に対する給付金

 

12月8日

がん検診の自己負担金免除の手続きに区の別館にある健康づくり課に行き、近くの花園神社わきにある割烹「和味りん」
でランチをいただきました。以前から気になっていたお店でお昼は焼き魚定食があります。

 

はちびきというお魚でおいしかったです。

新宿には「菊うら」、「中嶋」というお気に入りの和食店があります。
カウンターで料理人の仕事を見ていましたが、星岡の先生の包丁さばきが美しかったので思い出してしまいました。

 

 

 

 

なんと花園神社には入ったことが今まで一度もありませんでした。
お参りして帰りました。

久しぶりに地下以外のデパートによってアメリカ人のペンパルに出すクリスマスカードを買ってきましたが、
デパートにも人が戻ってきて混んでいました。コロナの時は一人もいないといったフロアもあったのにね。

夕方の空に見慣れぬ飛行物体が・・

この頃羽田に離着陸する飛行機が間近に見れて恐いのですが・・

 

いろいろな用事を済ませた一日でした。午前中には八ヶ岳から送られてくる野菜を待ちながらボビンレースも
続きをやったり、夕方の食事を作る前はベルカントの録音を聴きながらほんの少しだけさらいました。

 

Dec. 6, 8   2023     Shinjuku

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