碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

上智大学オープンキャンパスで、「体験授業」を行います!

2014年07月30日 | 大学

7月31日(木)、8月1日(金)の両日、文学部新聞学科の「体験授業」を担当します。

高校生の皆さんに、テレビセンターを使って行っている、実習授業「テレビ制作」を体験してもらおうと思います。

31日(木)、1日(金)、それぞれ3回ずつ行いますが、おかげさまで毎年希望者が多く、「定員制」をとっています。

当日配布する「整理券」が必要なので、以下の大学サイトにアクセスし、確認の上、参加してください。

オープンキャンパス情報(四谷キャンパス):
http://www.sophia.ac.jp/jpn/admissions/gakubu_kanren/ug_event?kind=0


高校生諸君と父母の皆さん、四谷キャンパスで待っています!(笑)





昨年の「体験授業」の様子

“録画再生率”が高そうな、不倫ドラマ「昼顔」(フジテレビ)

2014年07月30日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今週は、フジテレビ「昼顔」について書きました。


視聴率以上に「録画再生率」が高そうな1本

「男性からキレイだと思われる女と、そうじゃない女の人生って、ぜんぜん違うと思います」だなんて、いいのか、そんな本当のコトを言って。フジテレビ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」のヒロインの一人、吉瀬美智子のセリフである。

「上戸彩が浮気妻?白戸家の娘にしか見えないんだけど」と思っていたら、ちゃんと“オトナの女”担当の吉瀬がいた。

女性雑誌編集長を夫にもつ美人妻、良き母親、瀟洒な一戸建てに住むセレブ主婦でありながら、一方ではバリバリの「平日昼顔妻」だ。この吉瀬が、偶然知り合った普通のパート主婦・上戸を禁断の世界へと誘い込む。

吉瀬の相手は才能があってアクの強い画家(北村一輝)。上戸のそれは生真面目な生物教師(斉藤工)。

だが、いずれもすんなりと不倫に走るわけではない。特に上戸は自分の気持ちを疑ったり、押さえたりしながらの一進一退が続く。いや、そのプロセスそのものがドラマの見所なのだ。

また前述のようなドキリとさせるセリフをはじめ、妻や夫がもつ“別の顔”の描写など、井上由美子の脚本が冴えている。しかも次回は吉瀬のベッドシーンも登場する。

このドラマを夫婦そろって見るのは、互いのハラを探り合う事態を招くから止めたほうがいい。その意味では視聴率以上に、最近話題の「録画再生率」が高そうな1本だ。

(日刊ゲンダイ 2014.07.29)