碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

「渋谷大古本市」で宝探し

2014年08月16日 | 本・新聞・雑誌・活字

久しぶりで、渋谷へ。

お目当ては、東急東横店で開催中の「渋谷大古本市」。

もう23年も続いている催しだ。

会場に入ると、いるいる。

文字通り会場を埋めるかのようなたくさんの入場者が、じわじわと動いている。

棚や平台の本を目で追いながらなので、移動はじわじわになる。




買う、買わないよりも、「何かあるかも」の宝探し感覚が楽しいのだ。

当たり前だが、ひとたび気になる本を見つけたら、「どうしようかな」とか、「また後で」とか、「もう一周してから」などと思わず、とりあえず即、カゴに入れること。

そうやって、ほいほい放り込んだものを、後からじっくし精査する。

今度は、買うか、買わないか、の大事な判断だ。

古本というのは、自分以外の全員にとって無価値でも、自分には「これだよね」と思えるなら、かつ可能(妥当)な値段の範囲なら、買っちゃうに限る。

そんなふうにして約1時間が、あっという間に過ぎました。

本日、発見した“お宝”は・・・・

三島由紀夫 「宴のあと」 新潮社、1960
三島由紀夫 「私の遍歴時代」 講談社、1961
林房雄・三島由紀夫 「対話・日本人論」 番町書房、1966



梶山季之 「ミスターエロチスト」 光文社、1977
戸川昌子 「蒼ざめた肌」 文藝春秋、1965



林達夫・久野収 「思想のドラマトウルギー」 平凡社、1974


笠 智衆 「俳優になろうか~私の履歴書」 日本経済新聞社、1987
永江 朗 「菊地君の本屋~ヴィレッジヴァンガード物語」
アルメディア、1994



ちなみに、いずれも1000円以下(笑)。

500円を下回るものもあります。




じゅうぶん満足の成果で、気持ちよく帰途につきました。

「渋谷大古本市」は19日(火)まで、です。