katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

かぐやの枠作り

2011-10-03 20:53:17 | モザイク教室
ここの所良くある話で、外の池で金魚タイムと証してぼんやりしている時間に、
声を掛けてくれる人達がいるのね。

小さな子とお母さんだったり、自転車の旦那だったり、犬を連れたご婦人だったり、
そんな中、杖をついてやって来るご婦人が・・ねぇ失礼だけど仕事何してらっしゃるの?

と何ともシンプルな質問をなされるので、どうぞ御覧になって下さい・・・と、
アトリエの中の作品を観て貰った。すると、あらぁ素敵ね・・・

私ねぇ、昔イタリアに住んでてね・・・・何処何処は庭みたいだったのよ・・・って。
おやぁそりゃまたハイカラさんがやって来たのね。

じゃこれがモザイクって言うんです・・・って説明はいらないし、向こうはいっぱい
あるのよねぇ・・・・と良くお解かりである。

他には日本刺繍を何十年もやられていたらしく、益々ハイカラさんである。
俺の生徒さんの子供がやってるんですよ・・・・俺もちょっと興味あって1冊本を持って

ますよっ・・・と言うと、あらまっそうなのぉ・・・とほんの少しだけ近づいた感あり。
しかし何とも話を聞けば聞くほどハイカラなご婦人だ事。

色んな人がいるもんなのね・・・そうかと思うと、池の水少ないよぉ・・・と声を
掛けてくれる人がいたり、金魚を見ている後で順番待ちしている親子がいたり・・・

まっみんなのプチお楽しみな場所になっているのね。それも何よりなのね。

さてそんな中、かぐやの下地・・・いつまでもここに置いて置く訳にも行かないし、
何しろ約束期限はとっくに過ぎているのだから・・・と今日作ろうと思っていた。

下絵を観ると、先日の打ち合わせと若干違う寸法ではあったが、特に違和感も無いし、
スタ-トするも、ここは・・・と思う箇所を発見して、まっ製作にあたって欲しい材料を

検討を付けてunidyへ。本来ならそのまま加工場なんだけれど・・・今日は暫定な事が
多いのでそのまま帰宅。

そんなこんなで3時過ぎた頃にかぐやが仕事から帰って連絡が取れる・・・がしかし、
かぐやは送った下絵で相談したかったらしく・・・・若干すれ違っている感あり。

でもね、良い失敗っぽくて良いんじゃない?って切り替えした。そもそも約束の日は
とっくに過ぎていて、今更って感じありだし、そもそも額に関して興味無かったし、

終わった感、満載だった。それが急に火が付いて、やっとラフとは言え下絵になった。
本来はそれを持ってこっちへ来なくてはいけなかったはず・・・

何故なら俺は待っていたのだから。良い練習なのね・・・俺の時間が少なくなる時の。
いつか俺が合わせるのでは無くて、俺に合わせる日が来るだろうから・・・・。

しかしそんな中でも、下絵はかぐやが描いたものだし、ラフとは言いつつ趣旨は
曲がっていないし、かぐやの理想よりちょいと落ちるだけならほぼ完璧に近いじゃん。

そもそもかぐやの思い通りが完璧とは限らないのなら、趣旨さえずれなきゃ大きくは
外していない事になる。ならばそれはそれで良い・・・。

良い失敗とは?自分の構想が自分の予定より遅れた場合、自分一人でやって行くなら
良いんだけれど、手伝いを入れるような場合、先を見据えて展開を読む癖を付けないと

手伝ってくれた分で間に合ったとしても、結果が自分の思い通りで無い・・・となるのが
見えている。しかもその人に偽りのねぎらいの言葉を言う事にもなるだろう・・・

有り難くないのに、有難うとね・・・。つまり体裁。他では良いが俺には無理。
この話で良かったのは、気に入らない・・・苦労を掛けた分、悪いと思っても言えた事。

しかしながら、そんな気分にお互いがならないようにするには、上に立つ者や、
頼む側もきちんと向き合わないと、こう言う事になる・・・1つの参考例。

ただ実に趣旨としては良い。この女、呪文まで使って外に出て来る・・・枠を壊して。
ならば壊して出て来るような日が来たら、またこいつに合う額に入れてやると良い。

そもそも額なんかに、枠に、そんな中に収まるような・・・そんな奴では無かろう。
俺の弟子なのだから・・・あはははは。良い作品じゃん。気迫に満ちてて・・・・。

全く手に負えなくなるのね・・こやつは・・・。

そんな中、かぐやと相談の上、ペンキを買いにunidyへ・・・・今日2度目。
明日完成予定。




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