katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

みどり教室

2012-02-10 00:15:12 | モザイク教室
そろそろみどりもここまで出来るのなら、もう一歩進む指導にする・・・
問題は目的意識。慣れれば言いたい事は大した事では無い。ただの気持ちだから。



では見てくれている人にも問う?このピンクのゾウの顔・・・この時点で何点を付ける?
昨日の続きになればゾウに見えるだけなら、どんな幼い子でも判るだろうから、

かなりの高得点だと思うのね。しかしここに可愛いゾウとか、お洒落なゾウとか、
素敵なゾウとか何らかの言葉を付けてただ見える・・・では無くすと、

ハ-ドルは上がりその得点が下がったりする。それは表情だったり、色合い、陰影、
デフォルメ度合いの良さとか、色々と採点分野が広がり、自然と取り締まる事が多くなり

出来た・・・見えた・・・では無く、掲げた目標の美を見て貰う人達に届けられたか?
どうか?まで評価の対象となり、難易度は相当上がって行く。

そんな時に、本来そうしたいと思うのなら、その掲げた通りに目指すべきで、
見えたら良いな・・・では自分に甘い方を選ぶ事も簡単に出来る。

だからより高みを目指したい人は、必ず正確に目標を掲げ、そうするにはどうするべきか
・・・・と順番に解決して行く癖を付ける・・・こんな事が大事なのね。

今回の場合、みどりにこのゾウの顔の採点をして貰ったのね。それが70点と評価した。
恐らくゾウには完全に見えるのだから、最低ラインは完全に超えていて、更にピンクと

言う全く違う色を使ったり、ハ-トの耳なんてアイデアに柄まで入れた事で、そこに
プラス点を付けて来た得点だと思われる。自己評価としてはまずまずである。

そう頭はね。ここ。これから胴体、足・・・となる訳だけれど、頭は上手く行ったし・・
って言う気持ちなら、ほぼ埋めれば良い・・・とただピンクの色違いを張っただけになる

何故なら知らず知らずに目的意識を失い、安心しゾウを作らず色合わせをしてしまうから
・・・終わらせる事へ意識を取られ、早さを求めてしまう・・・つまり能率効率。

それを頭は70点取れた。しかし胴体は色以外に耳や鼻のような個性的な部位が無く、
油断をしたら色合わせをしてしまうから、何とかしのいで70点をキ-プしたい・・・・

それには・・・?と考える事、意識する事が出来たのなら・・・ここが丸くて・・・
あっ、ここは縦のラインにした方が・・・とか、おっとここの流れを無造作にやると、

顔が大きくなったり、首と胴体の境目が判らなくなっちゃう・・・と常に、個性の
少ない部位に目的意識わ持つ事で、ただ終わらせる・・・では無く、美を意識し

ゾウを作ろうとする。その意識は美に繋がる。そこで70点をキ-プする事が出来たら、
その点を上げるのは、足になる。足は爪があるから個性がある。

お母さんゾウに見せるなら、どうすれば女のゾウになるのか?と考えると、デコったり
マニュキュアなんて考え方も面白いし可愛いかも・・・勿論、爪に見える前提でね。

こんな事はサッカ-なんかも同じ。上手い人達ならペ-ス配分なんてのもあるし、
責め所、守り所なんてものがある。しのいで攻めて、しのいでしのいで引き分けにする。

これが受験となると、出来る問題か?出来ない問題か?を瞬時に判断し、能率効率で
事を運んで得点を稼ぎ、速さで時間を作りその時間で責めに行く・・・となる。

それは両者共に時間が決まっているからである。それが野球や囲碁将棋となると、
ある程度の間合い・・つまり考える時間を取れる。そうなると前者の瞬時の判断・・・

では無く、数十秒は考える事も出来る。これは自分だけの為。それをもっと上手くなると
その時間を相手へのじらしの時間にも使えたりする。それが駆け引き。

勿論こんな単純では無く、両者ともに試合前に色々と準備をする・・・想定する・・・
それを遂行する為のいついかなる窮地や想定外にも微動谷しない心を同時に作る。

ここまでは一緒だが、瞬時の判断を常に要求されるのは時間が想定されているから。
だから前者は自分自身を自分で恐ろしい短い時間の中で判断をしなければならない。

考えれば出来そうな事も得点の為に捨てて・・・。サッカ-ならパスをする事が正しい
のか?ドリブルして貫く事なのか?と問われる。しかもそのプレ-スタイルを監督が

気に入るかどうか?で出場機会が変わってしまったりもする。そこで自分のスタイルを
捨てるのか?貫くのか?と普通の選手なら考えるが、一流はそのまま貫く事で、今例え

チャンスが無くとも準備をし機会を待ったりする。心折れぬように・・・。
それが超一流はそのスタイルにとらわれずに、日々の進化により、場合に寄っては

望まれたら望まれたプレ-が出来たりもする。そう出来たりもする。順応する。
受験のように個人プレ-はドリブルのみ。出来たか?出来ないか?つまり結果のみ。

こうして前者のくくりであっても、団体競技と個人では変わって来る。
しかも出れるか?出れないか?が恋愛のように相手の好みか?好みじゃないか?にも

繋がって来る。しかしその時に結果として得点に絡む事が出来なかったとしても、
その堅実なプレ-スタイルが・・・と日々のプロセスを常に見られているものと、

受験のように個人プレ-で得点を何点入れたか?の結果のみが問われるものとは、
考え方も変わって来る。しかも、受験は答えが1つの場合が多く、それは知識だから。

知識は能率効率が大事。スポ-ツのサッカ-は答えは1つじゃない。それは知恵だから。
しかし両者ともに短い持ち時間・・・さあどうする?が問われるスタイル。

それが、後者の野球や囲碁将棋の場合は?短いながら考える時間がある。持ち時間が
あるから、その時間は相手は攻めて来ない。ここが大きく違うね。

ここが大事。瞬時ではほぼ感。その感を養う練習が必要。しかし後者は何手も先を
読まなければならず、更にその展開を常に1球、一手で読み合いをする・・・・順番に。

こんな違いがある。ではモザイクは?となる。そうねぇ・・・時間を一切気にしなければ
一人で自分の作った詰め将棋をするようなものなんだけれど、そもそもが何で

詰めたのか?にも気が付かず、それ所か問題が作れないでは話にならない・・・・。
それは1+1は?となれば2と答えられても、幼い子に答えが2になる問題は?と問われると

戸惑う事もあるのかも知れない。嫌、勿論計算の仕方も能率効率になった計算は
解くでは無くて、速さの為のこなすになったから、プロセスよりも結果かも知れない。

ただ世の中がいくら変わったとしても、宗教だの哲学だのア-チストだの思想なんて
もんは、伝統を重んじてなのか?斬新さなのか?は別にして伝える行為。

聞いてもらえなきゃ若手の漫才みたいなもの。いかに興味を引けるか?
俺は新作落語家のようなものだから、古典じゃない。変わってるでしょ?が売りになる。

がしかし、変わっているのがただ変わっているのなら、羽根でも付けてファンタジ-・・
なんてゾウを作れば良い。物事はそんな浅くては単なる興味にしかならないから飽きる。

何故、羽根があるのか・・・?どうして・・・・?と見た人が感心する理由が必要となる。
モノにはすべて理由がある。・・・そんなスタイルの先生なのだから、当然上手くなれば

そんなステ-ジに上がって来れば指導も変わる。それが良い証拠となる場面があった・・

突然連絡があって新作のお客さんが打ち合わせにいらっしゃる事になった。
勿論、みどりのお教室の最中。

だるまのお題で俺が提案したのは、大工さんである事から墨つぼと言う7つ道具の1つを
用意していた・・・共通点は鶴と亀。だるまにも墨つぼにも付いている。

そこにふくろう、スノボ-、手ぬぐい、ふぐ、猪、牛、へびに龍・・・なんて話が出た。
決まった事は金額と幅65cmのA4サイズ・・・・。?

だるまがお題なら65x65cmの丸い形に普通はなりますよね?・・・と聞くと、先方も
判っていたらしく、細長いスペ-スじゃないですよね・・・となった・・・

そんな中、みどりは黙々と張っているとお客さんに声を掛けられるも、慌てる事無く
話をしながらも一切手を止める事無く会話が出来る。ここ。

大工さんなら判っただろうが、人に見られて何も変わらないって出来るのは、それだけで
いつもと変わらないプレ-が出来ただけで上手くなったのは見なくても判るはず。

だから質問も何年やっているんですか?と聞かれても、えっ?そんな浅い経験で・・・・
と思いの他、大工さんの想像よりも浅いのに上手いと判断されたんだろうね・・・。

こんなやり取りの中、一緒に聞いていたみどりは、俺の反応が変わったのが判った。
そうアイテムの中のふくろう・・・あっ、って。へぇぇぇ、それで今俺の頭の中を

覗けるようになったんだぁ・・・・やるねぇ。奴はだるまとふくろうを合体させた俺の
頭の中に描いた下絵をふくろうって言葉1つで想像した・・・・。

そう、作家katsuの頭の中を・・・。

やっとこんな事が出来るようになった・・・。切る、張るにメドが立った以上、
想像力、洞察力、観察力・・・この3つ。これがオリジナル。

個性を前面に出し、時には規定演技できちんとしのいで・・・・狙いは1つ。
ファンタジスタ作り。そんなプレイヤ-の量産と排出。それがkatsu先生。

そんな一見たわいも無い時間を終えてお教室に戻った後、さっきは変な大きさだよな
・・・と思ったが、横長、だるま、縁起物・・・・と考えると七福神なんてのもあり?

って考えると・・・・横長もありなのかな・・・?といきなり変化させて見た。すると、
それを見て、みどりに感心されたみたいだから、まだまだ先生としても教える事は

ありそうなのね・・・・。すべては俺がスタンディグオベ-ションを見たいが為。
ただ相手も臨めば自己満足では無くなる・・・。

少なくとも、切る張るモザイクでは無くなったみどりへの指導は変わって当然となった。

そうそう後出しになったが、ゾウのお腹・・・離れて見て・・・ウエスト痩せ過ぎ。
みどり・・・次回直すから張らないで。


後は最初のホワイトボ-ドの特長は特徴の間違い・・・失礼しました。







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