

前回の台風で雨と風のために、裏山の木が折れて、敷地まで入り込んでいました。これから台風シーズンなので、裏山から教室に木々が飛び込んできたりすると、危険です。三光支所の方もすぐに対応してくれて、早急に森林組合の人たちに伐採してもらうことになりました。
森林組合の方2人が事前に現地の視察に来ました。一人は、保護者の方でした。もう一人は、責任者の方でした。よく見ると、Kくんです。
「先生、俺のこと、覚えちょるかな。」
本耶馬溪の小学校に勤務していたとき担任した生徒です。スポーツ万能でいろんな場面で活躍をしていました。あれから時がすぎ、すっかり頼もしくなっています。
切る位置を確認したりして、こちらからの注文もうけてくれました。
「先生、天気次第だけど、体育大会前に伐採にかかろうと思う。」
実際は、体育大会の会場からは見えることはありませんが、それまでに、環境を整えたいという思いからです。心配りをする優しい気持ちは、小学校時代から全然変わっていません。それがとても嬉しく感じました。

先週の土曜日にたくさんの作業する方を連れて、学校に来てくれました。「一日で終わらせようと思う。」と天気があまりよくなかったのですが、作業する方たちは、休憩もそこそこに頑張ってくれました。
「スズメバチの巣がある。」ということで、Kくんたちは、殺虫剤を用意したり、急斜面を悪戦苦闘しながら、伐採してくれました。作業する方たちのおかげで、学校のすぐ裏に迫っている木々がすっきりとなりました。さすがプロです。
今日、作業終了後の写真を撮りに来ました。Kくんは、中学校区内の小学校の保護者だそうです。
「先生、昨日、小学校に行ったやろ。」
なんで、わかる?
「子どもが三光中学校の先生が来ていたと言っていた。」
しっかり親子の会話ができている。
裏山はすごい斜面です。台風シーズンの中で、険しい山をきれいにしてくれました。危険なことも多いでしょう。体に気をつけて、これからもリーダーとして活躍をしてほしいですね。見えないところでもいい環境で、体育大会が行われます。