
週末は雨が降らずに過ごすことができました。ふるさとでもいろんな催しものが行なわれた土曜日、日曜日でした。今、春に退職された先生からいただいた「忘れな草」がきれいに咲いています。
騎士ルドルフが恋人ベルタのために、ドナウ川に咲くこの花を摘もうとした時に足を滑らせて水中に消え、命を落としたというドイツの話があります。その時、ルドルフが言った、「わたしを忘れないで。」という言葉を、ベルタは一生忘れず、この花を髪に飾り続けたという伝説もあります。

いろんな伝説が「忘れな草」にはあります。
そんな中、昨日、黒岩三溪の個展に行きました。先生の書がギャラリーCafeの中に、雰囲気良く展示されていました。
先日、しだれ桜で有名な三光の深泉寺に行った時、お堂に先生の作品が飾られていました。深泉寺の方に作品について、話を聞かせてもらいました。

「桜」という字を思いを込めてちりばめ「しだれ桜」がイメージ化されているのを見て感動しました。
それを写真に撮って帰りました。学校に書の達人がいるので、その写真を見せて解説をしてもらいました。

黒岩三溪先生の個展の案内をいただきました。案内の葉書には「華」という字が書かれて、春を感じさせてくれます。その葉書や年賀状を大切に今に飾っています。おしゃれな部屋になっています。

先生のお子さんの学年を担当した時に学年通信が「菜の花」という名前でした。卒業する時に、「いちめんの菜の花」という色紙をいただきました。感動しました。今も大切に飾っています。

個展は、先生の思いがギャラリーいっぱいに展示されていました。優しさと強さ、あたたかさとやわらかさがギャラリーの中に安らぎとなごみのムードを漂わせてくれます。

ギャラリーはCafeにもなっているので、テーブルに座って、珈琲を注文しました。珈琲の香りを味わいながら、バランスよく展示している作品を見ていると、最高の贅沢でした。
あっという間に過ぎ去っていった新年度の生活の疲れも癒されました。家族や親せきの方もやってきていました。

春の個展の中で、春の香りと感じ、感動しました。
その余韻を残しながらギャラリーをあとにしました。