ゴールデンウィークと言えば、まだゴールデンウィーク中。でも明日からはいつもの週末と言えば、週末。先生たちもゴールデンウィーク中も部活に出ていた先生も多くいます。
なかなか休みと言うわけにはいきません。
昨日、玖珠の民話を書きましたが、耶馬溪町史を見ると、耶馬溪にもたくさんの民話が掲載されています。
以前、本耶馬渓の小学校に勤務していたときに、子どもたちと一緒に聞き取り調査をして、民話をまとめたことがありました。せっかくなので、町史などから時々、耶馬溪の民話を紹介します。

『津民の大野八幡社の息子に若宮という人がいました。ある日、「いちがせの渕」(大野のお宮の川のところの渕)の岩の上に上がって、若宮が雨上がりに魚釣りをしていたときに、柾木の竜玉山がだんだんとくもってきました。
しばらくすると、ものすごい雷の音とともに、前が見えないほどのどしゃぶりの雨となりました。若宮も身動きができません。そうこうするうちに川の水もだんだんと増えてきました。
「どぶーん。」という波が若宮に襲いかかりました。あっという間に岩の上の若宮が濁流にのみ込まれてしまいました。どんどんどんどんと流されていきました。運よく山国川のほとりの平田のお宮の近くの岩の上にはいあがることができました。
一命をとりとめることができました。
その話が話題になって、平田の城井八幡社を若宮八幡社ということもあります。』
(耶馬溪町史を参考に)

そうか、夏に「若宮祇園」のお祭りがあります。いろいろとお世話をすることも多いのですが、「若宮」のいわれはここにあるのか。民話なので、実際の話とは違うと思いますが、こういったいわれを知ることは面白いですよね。
写真は、去年の若宮祇園からです。
なかなか休みと言うわけにはいきません。
昨日、玖珠の民話を書きましたが、耶馬溪町史を見ると、耶馬溪にもたくさんの民話が掲載されています。
以前、本耶馬渓の小学校に勤務していたときに、子どもたちと一緒に聞き取り調査をして、民話をまとめたことがありました。せっかくなので、町史などから時々、耶馬溪の民話を紹介します。

『津民の大野八幡社の息子に若宮という人がいました。ある日、「いちがせの渕」(大野のお宮の川のところの渕)の岩の上に上がって、若宮が雨上がりに魚釣りをしていたときに、柾木の竜玉山がだんだんとくもってきました。
しばらくすると、ものすごい雷の音とともに、前が見えないほどのどしゃぶりの雨となりました。若宮も身動きができません。そうこうするうちに川の水もだんだんと増えてきました。
「どぶーん。」という波が若宮に襲いかかりました。あっという間に岩の上の若宮が濁流にのみ込まれてしまいました。どんどんどんどんと流されていきました。運よく山国川のほとりの平田のお宮の近くの岩の上にはいあがることができました。
一命をとりとめることができました。
その話が話題になって、平田の城井八幡社を若宮八幡社ということもあります。』
(耶馬溪町史を参考に)

そうか、夏に「若宮祇園」のお祭りがあります。いろいろとお世話をすることも多いのですが、「若宮」のいわれはここにあるのか。民話なので、実際の話とは違うと思いますが、こういったいわれを知ることは面白いですよね。
写真は、去年の若宮祇園からです。