かったかくんのホームページ

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息づかせたいもの~思春期の中で~

2016年05月10日 | 大分県
ゴールデンウィークが終わり、またいつもの生活に戻っています。いつもの学校生活を送っています。「新年度」も「新」がとれているものの、まだまだいろんな書類などの提出物や作成しなければならないものがたくさんあります。
  

いつもの生活の中で、思春期の子どもたち。たくさんの感動をすることもあります。


昨日から雨が降っていますが、自転車の止めるところから学校まで傘を持っていない生徒に、傘の中に一緒にあげている姿。
「優しいねえ。」
と言うと、にっこり。

きょうだいでの慣れない雨降りの自転車登校で、弟の自転車を降りてからのカッパを畳むことなどを優しく遠くから見守っている姿。

今日も何気ないところで心が温もる姿を見せてもらいました。
  

一方では、

「ならんものは、ならん。」

で生徒に伝えていかなければならない場面もあります。昨日は全校集会を持って、それを受けて、学級会をもって考えていることもありました。ある本に、


「わたしたちは、教員として、生徒に寄り添って、ふれあい、悩み苦しみ、それでも目の前にいる生徒に「力」をつけさせたいと情熱を燃やす五感を大切にしたい。」


という言葉がありました。
 
 

思春期の中、波を立てることなく、無難に贈ることはまず皆無です。わが子もいろいろありました。何かおこし、何かにぶつかり・・・

「凪は波があっておきるもの」

であると思っています。

「大きな成長は、大きな壁を乗り越えた時におきるもの」

でもあると思っています。人との関係も時にはぶつかったあとに理解し合えることも多いです。
 
大切なことは、そこには、「修正力」を子どもたちが持つことだと思います。修正しなければならないときに、「波」の責任を誰かに転嫁するのは、二度も三度も波をおこす要因でもあり、波にのみ込まれる大きな危険性もあります。
 

一分の肯定をもって、十の正当性をつけるより、一分の肯定があっても九分の否を改めることがまず必要です。それが、教師や親の大人の役割でしょう。それが、


「わたしたちは、生徒に寄り添って、ふれあい、悩み苦しみ、それでも目の前にいる生徒に「力」をつけさせたいと情熱を燃やす五感を大切にしたい。」



でしょう。自戒しつつ、学校生活を送りたいです。
 

子どもたちが人生を投げずに、だれもが懸命に生きようとする強さを息づかせていきたいものです。