かったかくんのホームページ

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「17音・31音の便り」

2018年11月15日 | 大分県
今日の朝は、Oさん・Nさん・Eさん・YさんのPTAの方々があいさつ運動に立ってくれて、にぎやかな場所となりました。

生徒たちもいい声であいさつを交わしてくれました。
朝のいいコミュニケーションの時間となりました。
 


生徒たちもあたたかい空気が流れる中で登校することできました。
 



月に1、2度、野球つながりの審判員のM浦さんから、俳句をメールで送ってくれます。

審判の腕もすごい。
体も筋肉ばりばり。
そして俳句をたしなみます。


M浦さんのように、すぐにはうたうことができません。う


たには、M浦さんの優しさや強さを感じることができます。
うた以外にも解説がついています。しみじみそのメールでの思いを感じます。


「わたしも今月で76歳になりました。まだ76歳です。」この気力がすごい。
たしかに76歳には見えません。





秋になってのやりとりです。

最近のやり取りです。
『名月が平成飾る 冴えを魅せ』(Mさん)
「縁側の月見団子に母の味」(Kattaka)



『田仕事に鶴瓶落としが待ったなし』(Mさん)
「鰯雲 肩を寄せ合い 歩く空」(K)




『秋酒を最後の一滴ふり絞る』(Mさん)
「秋風が二人の想いに鐘鳴らす」~オランダ橋~(K)



『あの頃は背なで担いだ千歳飴』(Mさん)
「昼夜も華やぐ耶馬の岩」(K)



『霜月に小雪舞う日は今はなく』(Mさん)
 そして、歌を返さないとと思って時間が経過しています。




人とのいろんな付き合い方がありますが、「うた」を通すという何となく趣があるMさんとの付き合い方です。

そんなことがあって、Mさんとやり取りする中で、俳句や短歌を創ることができます。
もし、やり取りをしていなければ、きっとこんなことはしていないだろうと思います。




1学期に、生徒たちは、「耶馬溪短文学コンクール」に短歌や俳句を出品していました。

力作だらけです。

中津市内を中心とした生徒や一般の方が応募をしています。
 

「一般の部」があったので、応募してみました。


先日、手紙が来ました。封を切ると、「短歌」の部と「俳句」の部に入賞をしていました。

うれしく感じました。


衝撃だった父の死のことを表した「短歌」と、耶馬溪の復興の祈りを綴った「俳句」です。
 


父は、子どもたち、そして、孫たち、親戚の人たちに見守られながら旅立っていきました。握ってくれていた手の力が弱まっていくのをみんなが感じました。
そして、静かに逝ってしまいました。



「握りしめ最期の時の父の手を
    ほのかな温もり 今も忘れず」




「ふるさとに賑わい戻す夏祭り」



 
17音・31音に思いを詰め込むのは楽しいです。


「うた」の言葉を考えていると、言葉に敏感になってきます。


そして、思いが言葉に移り変わります。



「うた」から離れていると、わずか、17文字、31文字ですが、言葉のイメージが湧かなくなります。
思いを綴りにくくなります。



今は、ちょっと離れ気味になっています。
だから、Mさんの返事が今、ちょっとだけ滞っているところです。