かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「想いを伝える~晩秋~」

2018年11月18日 | 大分県
夕方、文具を買いに行きました。

すると、本耶馬渓時代のかつての野球部の生徒のR一くんと入り口でばったり会いました。
本当に久しぶりです。


「元気?野球している?」
と聞くと、
「元気にしています。でも野球は今はしていません。」
朴訥とした雰囲気の中で、芯が通っている好青年です。



仕事にも頑張っていることを感じることができます。別れ際、



「先生・・・。」
どうした。


「5日前にお母さんが亡くなりました。」
突然の思いがけない言葉に、びっくりです。


野球の応援にもお父さんと一緒によく来てくれていました。


「今までに先生となかなか会えなかったけれど、なんで今日、先生と会えたんだろう。お世話になったことを、母がお礼を言いなさいと言っているんだろうなあ。」
「R一それ以上言うと、涙が出る。」




店先でしたが、ぐんぐんこみあげてくるものがありました。ま
た近いうちに、お参りに行こうと思います。

 




いろんなことがあった1日でした。
午前中は、「第11回耶馬溪短文学大会」でした。


「かったか」も入賞しました。人生久しぶりの賞状です。


入賞した生徒たちも来場しました。豊前・築上から市内の一般・生徒たちが作品を出しています。


コンクールの表彰や選評などがありました。会場に着くと、あいさつを頼まれたので、


「17音・31音で綴ることの素晴らしさ」を個人的なことを含めて話をしました。


下郷農協の矢崎組合長さんの話は、中学生の入賞した句を引き合いに出して「あの頃に戻りたい」的な話は、心に残るものがありました。




 
午後からは、ミュージカル山国川奇譚「鶴市愛歌」に行きました。

着くと、会場は、超満員でした。

「国民文化祭・大分2018」「全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」の中津市分野別事業の一環です。市民キャストでオーディションも開かれています。
 


チケットも早く完売しました。
チケットがなかったので、先輩に頼んで1枚いただきました。
 


見ないと感動は伝わらないかと思いますが、とにかくすごかったです。


湯屋弾正をはじめとして、ふるさとを守ろうとする地頭たち。湯屋弾正と鶴の想い、一太郎とふみの思いなども絡まりあいながら、鶴と一太郎が人柱になって消えていくというストーリーです。



ミュージカルの中に、バレーや北原人形芝居の人形浄瑠璃を混ぜ合わせた構成、映像も効果的に取り入れて、レベルの高いミュージカルに仕上げています。
 


見に来られた方、みんなが感動の渦の中に巻き込まれたと思います。


終演になって、隣りにおられた方が、
「ああ、涙が出た。」
と言いながら、目頭を押さえながら、席を立ちました。

半年以上かけて、舞台を創ってきました。


何人かの知り合いの方も出演していました。みなさんが俳優みたいでした。




感動の中でも、改めて、中津に残されたドラマを感じることができ、充実した1日になりました。