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「人に優しい街づくり」

2019年11月21日 | 大分県
今、学校では、「人に優しい街づくり」の学習を総合学習でおこなっています。
以前小学校に勤務していたときは、総合学習の時間はありませんでしたが、今は、テーマにそって、いろんなことを体験・経験しながら、まとめていきます。
 


先日は、校区内を歩きました。
「先生、こんなところに障がい車用の公衆電話があるんだ。」
「道路の編み目になっているところが、ちょっと広すぎるので、スティックなどが入り込んでしまいそう。」
「駅の券売機にも展示が打っているんだ。」
などいろんなところに、子どもたちの感性の中での発見がありました。


点字ブロックなどを見ていったり、点字で打たれている掲示板などを実際に見ることで、
「みんなが幸せに生きていくことができる社会」
にしていこうとする街づくりを感じます。 
 



今、点字ブロックのあるところに、自転車が止められていたり、障がい者用の駐車スペースに、一般の車があったりするケースも多く見られます。
 



この子どもたちが、学習を深めていったときに、さらにみんながあたたかく暮らせる世の中を創って欲しいと思いながら、学習を進めています。



この間の総合の時間には、学校から駅まで歩いてみて、
「優しい仕組み」
になっているところ、
「もう少し改善した方がいいところ」
を、地図上で吹き出しに書き込みをしていきました
 



さらに、先週、社会福祉協議会などの方が学校に来て、4年生を対象として「わいわい福祉広場」が行われました。
視覚の障がいについて学んでいきました。
 



耳で、鼻で口で手で感じ、みんなからも支えられながら、
「幸せな生活を送っている。」
と話していました。しかし、とまどうことも子どもたちに伝えました。



「こんにちは。」と言われても、だれに伝えているかわかりません。


きちんとその人の名前をいうか、そっと肩にふれてあいさつや言葉を伝えて欲しいなど、ちょっとした心づかいも子どもたちに話してくれました。
 


そのあとは、自分の名前を点字で打ち、障がいを持つ方に読んでもらったりの活動も展開しました。
 



このような体験をする中で、子どもたちも優しくなっています。




子どもたちは、未来に、みんなが幸せにあたたかくなる社会の原動力となっていきます。