かったかくんのホームページ

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「きれいに咲いたグラジオラス」

2020年06月21日 | 大分県
グランドにいろんな過去(こと)を思い出す
    花を握って歩く姿も


 


昨日書いた「破竹」にも今の学校のことをいろいろ思い出します。


 
そして、先日、職員室からグランドを見ていると、かつて受け持ったH美ちゃんのお母さんがお孫さんと歩いていました。
「お兄ちゃんのKちゃんのお子さんですか。」
と聞くと、
「そうなんよ。」
という言葉が返ってきました。
 


H美ちゃんのお父さんには、以前勤務していた時に、いろいろとお世話になりました。
ちょうど、校舎建築の時で、何かと子どもたちも不自由をしていました。
 


夏以降は、グランドを使うことができなく、校舎の中だけの生活でした。
新校舎は、生活している校舎の2メートルしか離れていないところで建設をしていたので、騒音もすごかったです。


教室も少し暗く、音もするそんな決してよくない環境の中で、学校生活を送っていました。
 


校庭の横がH美ちゃんちの田んぼでした。
お父さんをはじめ、お家の方が、心配りをしてくれて、昼休みは、その田んぼが開放されて、鬼ごっこをしたりして遊ぶことができました。


最高のグランドとなりました。
子どもたちは、明るく元気いっぱいに田んぼを駆け回りました。
 


授業では、「いねの成長」を調べるときに、みんなでH美ちゃんの庭に置かれている苗を見させてもらったりと、思い出がたくさんあります。
校庭もよく草刈りなどをしてくれていました。
 


その後は、家族もみんなお世話になりました。しかし、お父さんは、お亡くなりになりました。悲しい気持ちでいっぱいでした。当時の子どもたちは、お父さんやお母さんがみんなのためにしてくれていたことは、心に焼き付いています。
 


今は、お父さんがいなくなり、お孫さんに囲まれて、お母さんは、頑張っています。
畑の仕事も頑張っています。




ちょうど、この日は、お孫さんと畑の帰りだったのでしょう。
「グラジオラスが折れてね。」
と蕾がついたグラジオラスをいただきました。
 「おっ、これは、花を咲かせないと。」
と思い、家に持って帰りました。



なんと、今、満開になりました。
とてもきれいです。
 


教室に持って行って飾りましょう。
 



あの時から時間がたっても、いろいろとお世話になっているのが、なんだか不思議なつながりを感じます。