かったかくんのホームページ

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「子どもたちで創る学校生活」

2020年06月01日 | 大分県
雨降って地固まると願いつつ
    窓越しに見る子の学ぶ顔


 

学校から帰って、郵便ポストを見ると、手紙が入っていました。
見ると、昨年までの受け持った子どもからでした。


6月から学校が再開されるという嬉しさを書いていました。
分散登校はあったものの、正式に新しい学年としていいスタートを切って欲しいです。
 


「がんばる」という気持ちのこもった手紙の内容を見ながら、懐かしさと同時にうれしさを感じました。
ささやかなことが、今、とても幸せに感じます。
 



学校では、最近の北九州市のクラスタ発生があり、緊張感の中での子どもたちの登校を迎えました。
校門・玄関・手洗い場での迎え、教室での迎えと先生たちも手分けをしながら対応をしていきました。


体温を測定してきていない子どもは、廊下で検温です。
調査表も見ます。
そして、1日のスタートとなります。
 



この1週間は、中津市では4時間授業の給食・掃除と続きます。
給食は、入学してきて以来、ずっとランチルームでの給食でした。


それが4月からは、教室で前向きに座ってとスタイルが違っています。


食器などを教室まで持って来て、並べるところからの指導です。
生活が変化しているところが多いのですが、子どもたちはうまく対応していっています。
 


授業は、国語・算数が中心となっています。
 



分散登校でも授業を行ってきていました。
終わる単元も出てきています。
国語では、「きつつきの商売」の物語文のところの学習をしていました。
 


その単元の学習が終わりました。
1の場面、2の場面がありました。


1場面では、野うさぎに「すてきないい音」を100リルで聞かせます。
2場面では、「とくとく、とくべつメニュー」の音を「ただ」で野ねずみの家族に聞かせます。
「今日のはただです。」
どうしてだ?ということになりました。
みんなで考えました。



子どもたちの意見からです。

「たいくつしていた野ねずみの家族にいい音を聞かせたかったからだと思います。」
なるほど・・・。


「森のみーんなにいい音を聞かせたかったからです。」
すごいいい意見。


「きつつきが野ねずみもそうですが、森のみんなに幸せな気持ちになってもらいたかったからです。」
そんな意見が出てきて、こちらも幸せな気持ちになりました。


物語を読み取るとともに、子どもたちに優しさを与えてくれた「きつつきの商売」の単元でした。
 


息つく暇もなく、あっという間に下校時間を迎えました。
 


それでもなんとか、「学校再開」となっています。
これからいい方向にどんどんと向かえることを願っています。