朝早くから蝉たちの大合唱が始り、暑さを助長させる。
地面には天命を全うした蝉が落ちている。
働き蟻は汗をかきながら、巣穴に運んでいくだろう。
どうしたことか蝉の鳴き声に混じって、山に帰るのを忘れた鶯の声も。
鳴き声から感じる「和の境地」は、流石にこの時期だと感じられない。
河合果樹園は山の中にあるわけではないのだが、野ウサギも狸も出没する。
自然が戻ってきているのか?自然が狂っているのか?、
毎日の水掛作業をしながら考えてしまう。
ここ豊橋では雨乞いの踊りをしなければならないほど、雨が恋しい。
豊川用水のおかげで水の心配はないのだけれど、
植物を枯らさないように毎日水をやるのは一日の時間の中で、
かなりの部分を占めるため仕事はどんどんタイトになる。
「水掛3年」という言葉があるように暗黙知の技術もいることも理解してください。
今週はお盆に向けて温室みかんの収穫出荷の最盛期。
40度以上になる温室の中でのみかん切りは暑さとの戦いである。
戦闘服は昨年から愛用している空調服なるもの。
バッテリー電源で2個のファンを服の中に送り込み気化熱で体温を下げる。
このおかげで今年も何とか乗り越えられそう。
とにかく体調には気をつけて行こうと思う。
皆さんもしっかり暑さ対策をして過ごしてください。
そうそう、朝早くの空気と光、体の立ち上がりをよくしてくれます。
河合果樹園 http://www5.ocn.ne.jp/~kawaikje/
画像は朝日の中の初恋リーフ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます